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【組織のAI活用#149】Webサイトの情報をAIの知識に。NotebookLMとGem連携でつくる「専用AI」の可能性

こんにちは!寺田です。

現在は、デジタル関連会社のAI推進者などのAI活用者のコミュニティである「AI Digital Community (ADC)」の代表理事や、顧客事業の「×AI化」をサポートするFURIKAKE Partners(株)と組織のAI活用を支援するプロダクトを提供するAI Portalize(株)の代表取締役を務めており、様々な側面から組織のAI活用をサポートしています!
また、直近までは法人向け生成AI&デジマ人材育成研修サービスD-Marketing Academy(株)の代表取締役やCARTA HOLDINGSのAI推進室で組織AI活用推進もしており、とにかくここ2,3年はAIでの実務活用支援にどっぷりとつかっております。

ここ最近、「NotebookLM」の話題が各所で増えてきました。スライド生成やデータテーブルの生成、音声生成など、新しい機能が次々と追加されており、活用方法もよく上がっているのを見かけます。

その中でも、最近、大きな可能性を秘めたアップデートがありました。
NotebookLMを、カスタムAI機能である「Gem」のソースとして連携できるようになりまして、 これが実務においてどれほど大きな変化をもたらすのかの可能性について書いていこうと思います。


いままではWeb情報をソースにする際の「不安定さ」があった

これまでも、AIにWebサイトの情報を読み取らせることは一応可能でした。プロンプトにURLを記載して、その内容を元に回答させるという方法です。 ただ、実際のところは読み取りの「安定感」に大きな課題がありました。

サイト内のごく一部の情報しか拾えなかったり、複数のURLを渡すと上手く処理しきれなかったりすることが多かった印象です。 Webサイト上の情報を、そのままAIの確かな知識として定着させるのは、実は難しいことだったのです。

例えばカスタムAIを活用して、どこかのURLの内容を分析するものを作ったとしても、そのURLの数を増やしすぎるとうまく挙動しなかったり、そもそも情報を取得する際のプロンプトを膨大に書かなければならなかったりすることも、これまでは結構ありました。

Web情報をソースに組み込める

今回のアップデートにより、この課題が一気に解決に向かいます。NotebookLMをソースに指定することで、特定のWeb情報を安定してAIに持たせることが可能になりました。 一言でいうと、Web上の専門知識をそのままAIの「脳みそ」としてインストールできるようになった感じです。

例えば、以下のような情報をソースに組み込むイメージです。

  • 薬機法や景表法など、専門性が高く複雑な法律のルール

  • 自社や業界のなかで体系化されている、独自のノウハウサイト

  • GAS(Google Apps Script)などの、更新頻度が高い最新の公式ドキュメント

これらを確実なソースとして扱えるのは、実務において非常に強力な武器になるのではないかなと思っています。

NotebookLM単体と、Gem連携の違い

「NotebookLMに情報を入れて、そこで質問すればいいのでは?」という手法が X や YouTube などで紹介されていたりしますが、それだけでは一部の使い方に限定されてしまうという側面があります。

もちろん、情報を引き出すだけならそれだけでも十分便利ですが、カスタムAI(Gem)と連携させる最大のメリットは、AIの「挙動」を劇的に安定させられる点にあります。

※NotebookLMのノートブックの分け方の運用については、こちらの記事もご覧ください。


NotebookLM単体と、Gem連携の違いを整理すると以下のようになります。

  • NotebookLM単体: 読み込んだソースに対して、都度質問して回答を引き出す。

  • Gem連携: 確かな知識を持たせた上で、プロンプトで「役割」や「振る舞い」を固定する。

例えば、GASやGA4、各種媒体の情報などのの公式リファレンスを読み込ませるケースで考えてみます。 通常のAIでは古い情報が混ざることもありますが、最新ドキュメントをNotebookLMで固定し、さらにカスタムAI(Gem)側で「初心者に分かりやすく、コード例を交えて解説する」と定義します。

こうすることで、「限定された最新・正確な知識」と「狙い通りの細やかな振る舞い」を兼ね備えた、非常に精度の高い専用AIボットを生み出すことができるのです。

※NotebookLMやカスタムAI(Gem)の「脳みそ」に何を入れるかについては、こちらの記事もご覧ください。

NotebookLMをソースにしてGemを使うことでより柔軟性をもたせる

今回の連携によって、AIのカスタマイズ性は一段と引き上がったという印象です。 これまでは検索ベースのAIに頼るしかなかった場面でも、これからは「自分好みにカスタマイズした専用AI」に任せることができるようになります。

まずは、自分が業務でよく参照する専門サイトや、最新のリファレンスをNotebookLMに入れて、自分専用のGemsを作ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。 AIを「調べる道具」から「専門知識を持ったパートナー」へと進化させる、大きな一歩になるはずです。

是非、組織でのAI活用において、試してみてください。

※ただ、NotebookLMのソースのアップデートや、いわゆるソース先の情報が変わった際の情報更新は自動ではされません。その辺りに関しては、下記の記事を参考にしてみてください。



読んでいただきありがとうございました!
過去のAI関連記事はこちらです!

ちなみに、組織におけるAIの推進についてまとめた本も出版させていただいております。もしよければご覧ください。


<自己紹介>
直近までは、電通グループに属する約1400人・20社以上の事業会社群で構成されるCARTA HOLDINGSにて、全社横断のAI推進室で組織全体のAI活用推進を担いつつ、法人向けの「生成AI&デジマ人材」研修サービスであるD-Marketing Academyの代表取締役も兼務し、大手企業からスタートアップまで、数百社にわたるAI人材育成を支援してきました。

現在は、デジタル関連会社のAI推進や担当コミュニティである「AI Digital Community (ADC)」の代表理事や、顧客事業の「×AI化」をサポートするFURIKAKE Partners(株)と組織のAI活用を支援するプロダクトを提供するAI Portalize(株)の代表取締役を務めており、様々な側面から組織のAI活用をサポートしています!

<略歴>
2005年 5月 大学在学時にEC事業を開始
2007年 5月 (株)サイバーエージェントに入社し新規事業の立ち上げに携わる
2011年 10月 (株)VOYAGE GROUPにてKDDIとの協業事業を行う(株)Flesselを設立し代表取締役に就任
2015年 11月 ECコンサルティング事業を行う(株)JSコンサルティングの代表取締役へ就任
2018年 4月 東証一部プライム企業Hamee(株)にJSコンサルティングをM&Aし、代表取締役を継続
2019年 5月 Hamee(株)の執行役員に就任し、Hameeグループの新規事業領域を管轄
2021年 2月 D2C支援を行うTHE CHOSEN ONE(株)の顧問に就任
2021年 3月 アパレルD2C事業を行う(株)NAAFYの取締役に就任
2021年 4月 D-Marketing Academy(株)を設立し代表取締役に就任
2023年 1月 (株)CARTA HOLDINGSにD-Marketing AcademyをM&Aし、代表取締役を継続
2025年 3月 CARTA HOLDINGSグループ全体のAI活用促進を行うAI推進室を兼務開始
2026年 1月 生成AIに関しての顧問を行うFURIKAKE Partners(株)を設立し、代表取締役に就任
2026年 1月 組織の生成AIプラットフォームサービスAI Portalize(株)を設立し、代表取締役に就任
2026年 1月 デジタル関連のAI活用企業コミュニティ「AI Digital Community(ADC)」を設立し代表理事に就任


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