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【組織のAI活用#138】NotebookLMのソースは自動で情報更新がされないので注意&対策は?

こんにちは!寺田です。

現在は、デジタル関連会社のAI推進者などのAI活用者のコミュニティである「AI Digital Community (ADC)」の代表理事や、顧客事業の「×AI化」をサポートするFURIKAKE Partners(株)と組織のAI活用を支援するプロダクトを提供するAI Portalize(株)の代表取締役を務めており、様々な側面から組織のAI活用をサポートしています!
また、直近までは法人向け生成AI&デジマ人材育成研修サービスD-Marketing Academy(株)の代表取締役やCARTA HOLDINGSのAI推進室で組織AI活用推進もしており、とにかくここ2,3年はAIでの実務活用支援にどっぷりとつかっております。

ここ最近、NotebookLMやカスタムGPTsのようなツールを使って、自分たち専用のAIボットを作る動きが当たり前になってきました。

社内のナレッジやドキュメントを読み込ませて回答させる、いわゆる「RAG」と呼ばれる仕組みです。非常に便利になった一方で、現場で抜け落ちがちな視点があります。

それが、「読み込ませた情報のメンテナンスをどうするか?」という問題です。

ということで、今回はAIに入れるソース(情報源)を管理する上で重要な、「更新頻度」という概念について書いていこうと思います。

AIは「作って終わり」ではなく「育てていく」もの

まず前提として、AIボットは一度作ったら完成、ではありません。

参照元となるデータは常に変化しますし、運用しながら「この情報は足りないな」と気づいて追加していく必要があります。

つまり、AIボットは「育てていく」という意識が不可欠です。
その際、すべてのドキュメントを同じように管理しようとすると、運用が破綻します。

そこで重要になるのが、ソースを「情報の更新頻度」で大きく2つに分類するという考え方です。

ソースを分ける「2つの時間軸」

読み込ませるドキュメントは、以下の2種類に分けられます。

1. 「更新頻度が高い」情報(フロー型に近いもの)

これは、常にアップデートが必要なものや、現在進行形で育てている情報です。
例えば、「セールス向けのFAQ」などがこれに当たります。

最初は10個のQ&Aから始めたとしても、現場で使っていくうちに「この質問への回答も欲しい」「今の言い回しだと古い」といったフィードバックが出てきます。

また、「社内会議の議事録」なども同様です。
会議のたびに新しいファイルが増え、情報はどんどん蓄積・更新されていきます。
こうした情報は、AIにとっても「鮮度」が命です。

※NotebookLMをどの単位で分けるべきかについては、こちらの記事もご覧ください。

2. 「更新頻度が高くない」情報(ストック型に近いもの)

もう一つは、一度決まればそう頻繁には変わらない情報です。
イメージとしては、「法律」や「規定」などが分かりやすいかと思います。

薬機法(旧薬事法)や景品表示法、あるいは社内の就業規則などは、一度読み込ませれば、数ヶ月から数年はそのままで問題ないケースが大半です。
もちろん法改正があれば修正は必要ですが、頻度としては「たまに」で済みます。

更新の手間を減らす「Googleドライブ連携」

この2つを意識したとき、特に「更新頻度が高いもの」をどう扱うかが運用のカギになります。
毎回ファイルを削除して、新しいファイルをアップロードし直す。

これを頻繁に行うのは、正直なところ運用担当者の負担が大きすぎますし、更新漏れの原因にもなります。
そこで、NotebookLMを活用する場合に推奨したいのが、「Googleドライブ連携」です。
PDFやテキストファイルを直接アップロードするのではなく、Googleドキュメントやドライブ内のファイルをソースとして指定します。

こうしておけば、元データを更新したあとに、NotebookLM側で「同期」ボタンを押すだけで最新の状態が反映されます。

URL読み込みや直接アップロードだと「削除→再登録」の手間が発生しますが、ドライブ連携であれば「同期」のワンアクションで済みます。
更新頻度が高いソースほど、この運用フローを徹底しておくべきではないかなと思います。

参考:NotebookLMのGoogleドライブの同期ボタン

メンテナンスのルールを先に決めておく

AIの回答精度を維持するためには、情報の鮮度管理が欠かせません。
これからAIボットを作成する、あるいは運用の見直しをする際は、以下のステップを踏んでみてください。

  • 読み込ませるソースを「頻繁に変えるもの」と「変えないもの」に分ける。

  • 頻繁に変えるものは、更新しやすい形式(Googleドライブ連携など)にしておく。

  • 「誰が、いつ同期ボタンを押すのか」という運用ルールを決める。

ただなんとなくデータを入れるのではなく、「これは育てる情報だから、更新しやすくしておこう」と設計段階で考えておく。

これだけで、数ヶ月後のAIの賢さに大きな差が出るはずです。
下記にソースごとのNotebookLMでのファイル更新と反映の方法をまとめておきます。
※この記事作成時点のものですので、ご注意ください。

※NotebookLMの運用におけるノートブックの分け方については、こちらの記事もご覧ください。



読んでいただきありがとうございました!
過去のAI関連記事はこちらです!

ちなみに、組織におけるAIの推進についてまとめた本も出版させていただいております。もしよければご覧ください。


<自己紹介>
直近までは、電通グループに属する約1400人・20社以上の事業会社群で構成されるCARTA HOLDINGSにて、全社横断のAI推進室で組織全体のAI活用推進を担いつつ、法人向けの「生成AI&デジマ人材」研修サービスであるD-Marketing Academyの代表取締役も兼務し、大手企業からスタートアップまで、数百社にわたるAI人材育成を支援してきました。

現在は、デジタル関連会社のAI推進や担当コミュニティである「AI Digital Community (ADC)」の代表理事や、顧客事業の「×AI化」をサポートするFURIKAKE Partners(株)と組織のAI活用を支援するプロダクトを提供するAI Portalize(株)の代表取締役を務めており、様々な側面から組織のAI活用をサポートしています!

<略歴>
2005年 5月 大学在学時にEC事業を開始
2007年 5月 (株)サイバーエージェントに入社し新規事業の立ち上げに携わる
2011年 10月 (株)VOYAGE GROUPにてKDDIとの協業事業を行う(株)Flesselを設立し代表取締役に就任
2015年 11月 ECコンサルティング事業を行う(株)JSコンサルティングの代表取締役へ就任
2018年 4月 東証一部プライム企業Hamee(株)にJSコンサルティングをM&Aし、代表取締役を継続
2019年 5月 Hamee(株)の執行役員に就任し、Hameeグループの新規事業領域を管轄
2021年 2月 D2C支援を行うTHE CHOSEN ONE(株)の顧問に就任
2021年 3月 アパレルD2C事業を行う(株)NAAFYの取締役に就任
2021年 4月 D-Marketing Academy(株)を設立し代表取締役に就任
2023年 1月 (株)CARTA HOLDINGSにD-Marketing AcademyをM&Aし、代表取締役を継続
2025年 3月 CARTA HOLDINGSグループ全体のAI活用促進を行うAI推進室を兼務開始
2026年 1月 生成AIに関しての顧問を行うFURIKAKE Partners(株)を設立し、代表取締役に就任
2026年 1月 組織の生成AIプラットフォームサービスAI Portalize(株)を設立し、代表取締役に就任
2026年 1月 デジタル関連のAI活用企業コミュニティ「AI Digital Community(ADC)」を設立し代表理事に就任

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