漫画家アシスタント物語 古い話で章〈22〉 アシスタント第一号の右手‥‥
《写真上:2014年頃、私が毎日利用していたJR埼京線、武蔵浦和駅の夕暮れ。人生を想う時‥‥朝日ではなく夕暮ればかりをイメージしてました。 》
< この「古い話で章〈22〉」は、文庫本約6ページ分 >
「古い話で章」は、独立した「章」ですので、「諦めま章」の続きではありません。 無料で、各話、お楽しみいただけます!
ただし‥‥ 各話が連続していますので、「古い話で章〈1〉」からお読みいただく方が、よろしいかと思います。
はじめての方は、「マガジン:第1章、第2章」(無料)がお薦めです!
2015年の謹賀新年
これは‥‥
21年前に書いた私のブログ記事です。
当時はgooブログに連載していたのですが、体調が悪く記事を書けなかった時の「言い訳」です‥‥
2015年のお正月‥‥
また頸椎ヘルニアによる肩と腕の不調に苦しみつつキーボードをたたいており‥‥
背中から肩、そして腕からひじにかけて、鈍痛に悩まされて10日になります‥‥‥‥ そのため、お正月休みと称してまた休筆させていただきたいと思います。( スイマセンです )
年末から正月休みに入る前に医者からもらっていた薬がまるで効かないために、深夜ベッドで痛みのために唸り声をあげてしまうほどなのですが‥‥‥‥ ど~にもなりません。
医者の薬( 痛み止めのリリカカプセル )にはめまいや膨満感などの副作用があるのですが、前回ほどの効き目がまったく‥‥‥‥‥‥
もう、薬ではなく「 〇川式ストレッチ 」とかいう体を鍛え直すやり方にスイッチしようかと思っています。( ところが、ストレッチには効果がなかった‥‥涙 )
さて、この「 漫画家アシスタント物語 」も連載から10年になるわけですが‥‥ 皆様方のご支援のお蔭で、ここまで書き続ける事が出来ました。
しみじみ、ありがたい事だと思っております。
今回は、肩と腕の痛みも激しくお休みさせていただきますが、次回からは本編の続きを書いていきたいと思っています。
少しの間ですが、私の先輩アシスタントの話を書かせていただき、その後は、私の漫画制作について書かせていただくつもりです。
脂汗流しながら頑張りますので、今年もどうか、よろしくお願いいたします。

その41
《 漫画家アシスタントが・・・アルバイト気分で鬼に会う!? 》
ジョージ先生の所へ17歳で弟子入りした時のウイタさんは、家出していました。
4畳半一間の下宿で、下には大家さんの家族がいたのですが‥‥‥‥
「 ご飯ですよ~~っ! 」( 大家さんの声 )
「 は~~い 」( 子供たちの声 )
「 は~~い! 」( 子供たちの声 )
などという和やかな家族の会話を聞いているうちに寂しくなり、結局、数日で実家に戻るといった有様でした。
17歳‥‥‥‥ いまだに、子供と大人の境目を行ったり来たりする時期なんですね。
『 今日からは、男一匹、大成するまでは死んでも帰らない 』
‥‥‥‥などと啖呵を切っても、数日後には親に頼ってしまう‥‥‥‥ 私にも覚えがあります。
さて、高校を中退してから専門学校で漫画を勉強したりしていたウイタさんですが‥‥‥‥
本格的に漫画家への道へ進もうとする強い意志があったのか、なかったのか分かりませんが‥‥‥‥‥‥ とにかく、ジョージ先生のアシスタントになろうとその門をくぐる事になります。
まず、少年誌の中で一番好きだったジョージ先生を選択、次に編集部へ「 アシスタントになりたい 」と言ってジョージ先生の連絡先を聞き出す‥‥
いたって簡単ですが、これは、あくまでも昔の話、今では、100%、作家の連絡先を教えてはくれません。
また、編集部でアシスタントのあっせんも、よほど顔見知りにでもなっていないと紹介はしてくれません。
‥‥‥‥まったく、せち辛い世の中になったものです。
さて、ウイタさんは、調べた電話番号に電話しますと‥‥‥‥ ジョージ先生の低い声が‥‥‥‥
「 電話じゃ、わからねぃ~ 」そう指示されて、ギャグ漫画を郵送し、一週間後に改めて電話すると‥‥‥‥
「 とりあえず‥‥ 来てみるか? 」
さっそく、新宿区下落合にあった先生のマンションへ出かけます‥‥‥‥
この辺の話は、私や、他の先輩アシスタントも似たようなものなのですが‥‥‥‥
ただ、私たちとちょっと違って、アシスタントの専門職になろうとしたのではなく、ウイタさんはあくまでも、アルバイト気分で先生の門を叩いたわけです。
女には甘い見栄っ張り、下心むき出のナンパ趣味‥‥‥‥ そんなジョージ先生ですが、漫画に関しては「 妥協 」という言葉がない厳しい人です。
そのジョージ先生が、「 アルバイト気分 」でやって来たウイタさんをどう迎えたのか‥‥ 興味深い所ですが‥‥‥‥‥‥
なにしろ、ジョージ先生にとっては、初めてのアシスタント応募者‥‥ その選考には、若干、甘い感じもうかがえます‥‥‥‥
漫画に関する話も一段落すると‥‥
先生は、ウイタさんの右腕を注視します‥‥
なぜなら、ウイタさんは右腕を隠すように、ポケットに入れたままだったからです。
「 その手、どうしたんだよ‥‥? 」
ウイタさんに、ポケットに入れた右腕について尋ねるのです‥‥‥‥
当然の事ですが‥‥
『 こいつ、絵が描けるのかよ‥‥? 』
‥‥という心配があったのだと思います‥‥‥‥
「 漫画家アシスタント物語 古い話で章〈23〉」へつづく・・・・
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