BリーグとNBAのオーナー 違いがあり過ぎでしょう。商魂もオーナー会議も違う
2025年10月3日 金曜日 東京 青海

夜7時過ぎ、10周年目のBリーグ開幕戦、そしてトヨタアリーナ東京のこけら落とし。

満員の観客で、アルバルク東京 対 宇都宮ブレックスの熱い戦い、しかし、トヨタグループの総帥、アルバルク東京のオーナー、章男会長の姿は、VIPルームにありませんでした。島田チェアマンらと林トヨタアルバルク東京(株)社長のみ、御殿様は超御多忙。
NBAやNFL、MLBで、大金を掛けたアリーナ・スタジアムのこけら落としの開幕戦に、激励に出席しないオーナーは、まずいないでしょう。その為か、開幕戦25点差負け、そしてチームは4連敗へ。
そこで、BリーグとNBAのチームオーナーの違いを考えたい。
NBAとBリーグでは、事業規模だけではなく、オーナーの位置づけ・経営理念が大きく異なります。
以下に、おカネ持ちの世界を、想像してnoteします(市井の人が)。
オーナー構造の違い
基本構造
・ NBA各チームは独立企業。オーナーが法人を所有し、リーグに加盟。リーグ加入には莫大な参入料を支払う。現在30チーム。
・ Bリーグ各クラブは地域の法人フランチャイズ。一部は親会社(大企業)の子会社または関連会社。スポンサーとしての親会社。現在B1 26チーム。昇降格制度が廃止へ、ビジネス規模評価へ移行。
所有者のタイプ
・NBAは富豪・投資家・著名人・ファンド・共同オーナーなど多様。商魂たくましい。
・Bリーグは元のクラブが、実業団か、bjかでかなり違う。大企業オーナーや、地元企業、中小企業、地方自治体提携(アリーナなど)、元選手、地元出身者などが中心。
所有目的
・NBAは投資、利益獲得、ブランド拡大・資産価値上昇。社会貢献は別に行う。
・Bリーグの地域貢献・地方創生、バスケ普及に共感。オーナー企業の企業宣伝・ブランディング、スポーツ振興・バスケ愛。近年、本格的なビジネス目的登場。M&Aも。

リーグとの関係
・NBA各オーナーが「ガバナーズ会議(Board of Governors)」オーナー会議に参加し、経営やチーム売却・移転、ルール変更にも投票権を持つ。自由な経営。 コミッショナーCEOを選任。リーグは私物。
・Bリーグ理事会・事務局が規約・予算・経営指針を主導して、規制。例、今期の奇妙な対戦組み合わせは、クレームをつけられない。オーナー会議?? 毎月のクラブ社長会議。 理事会がチェアマンCEOつまりコミッショナーを選出。JBAか統治する。クラブは公益法人の社員。
収益モデル
・NBAは放映権が大きく、巨大アリーナで、チケット・スポンサー・グッズ飲食、駐車場、デジタル事業など多角的。
・Bリーグは、スポンサー収入(親会社から赤字補填も)が中心、放映権は少額限定的、収容人数が少ない借用アリーナではさらに限定的。未熟で不健全な経営のクラブがある。
チーム年間収益
・約3億〜8億ドル(例:ゴールデンステート・ウォリアーズ 約8億ドル)
・約10億〜50億円(例:千葉ジェッツ52億円、アルバルク東京35億円など、平均約20億円弱か)
選手との関係
・強力なNBA選手会、CBA労使協定
・非力未熟なBリーグ選手会、ステルス契約横行、短期契約も可能
ファンとの関係
・ファンは「顧客」かつ「投資対象」。グローバルマーケティングを重視。多様なファン。伝統がある。
・チームは地域密着・地元コミュニティとの関係を重視。応援は均質、画一的なブースター。10年目。
アリーナ運営
・多くはNBAチームが所有または長期リース。収益源としてフル活用。約2万人収容。
・自治体施設の借用利用が多く、施設運営権を持たない場合もある。3000人から1万人程度。オーナーがトヨタやジャパネット以外、自前ではない。

オーナーの特徴と動機
・ NBAオーナー例
マーク・キューバン ダラス・マーベリックス
IT起業家。チームに多額の投資と革新的なアプローチで勝利と収益をもたらした。コートサイドに立った熱狂的ファン。後釜オーナーのパトリック・デュモンとニコ・ハリソンGMのドンチッチ放出劇をどう思う。
ジェリー・バス博士(故人) LAレイカーズ
不動産業界の大物。ダンサー導入など娯楽ビジネス感覚でNBAをエンタメ産業化した功労者。常勝軍団にした。まさか、MLBドジャースオーナー傘下になるとは。
ジョー・ツァイ ブルックリン・ネッツ所有
アジア人初のNBAオーナー。アリババの共同創業者。グローバル展開、特にNBA中国開催に積極的に関与。
米国経営者型オーナー
・大富豪が、投資目的。ブランド戦略・テクノロジー活用に積極的。強いリーダーシップを発揮。個人主義。
・チーム価値上昇を狙い、買収・売却も一般的。
・Bリーグオーナー例
アルバルク東京 親会社 トヨタ自動車
日本経済を支える超大企業。実業団スポーツの延長。スポンサー力(潤沢な自社資金)でチーム強化、トヨタモビリティを訴求、トヨタブランド・販売促進。地域社会貢献。数多くある自社チームのひとつ。トヨタアリーナで本格的ビジネス開始へ。子会社に丸投げ。

視覚障害向けサービス実証実験も
琉球ゴールデンキングス
沖縄バスケットボール株式会社(地場企業中心)
地域密着モデルの成功例。バスケ愛。公設民営アリーナ。 沖縄市と提携
千葉ジェッツ 親会社 mixi
営業力。エンタメ企業の買収参入例。マーケティング先進。三井不動産と提携が大成功。馬蹄型の民設民営アリーナ。 好循環の素晴らしいお手本。
日本は地域・企業融合型オーナー
・社会貢献活動、地域活性、自社ブランディング・販売促進、社員モチベーションなどの社会的目的を掲げるスポンサー企業経営者、または地域経営者。
・近年は民間資本(大企業)も参入し始めているが、団体スポーツビジネスにはたぶん素人の会社、経営者も多い(dip、タイミー、セガサミー)。川崎BTを買収したDeNA(ベイスターズ所有)は唯一の例外だろう。クラブ価値増大を狙わない。あまり投資しない。

社会貢献活動
ジェネラルマネージャーの違い
NBAでは、オーナーにより任命されたGMが「実質的な経営の司令塔、社長」。MBA、JDやスポーツ経営学修了者、投資銀行出身など。元選手は、経営学大学院に通いGM目指す。マーケティングセンスが問われる。コーチを目指す運動生理学では無い。
Bリーグでは、しばしば親会社の意向で選ばれた社員GM。元選手(バスケ愛いっぱい)や元コーチが多い。「企業・地域の方針のもとで運営する現場実務責任者、部長擬き」親会社にもスポーツマーケティング経験者があまりいない。人材不足。仕事はNBAのような強い権限と選手補強、チーム編成の責任者では無く、コストパフォーマンスの良い数人の外国人選手発掘獲得などチーム作りを、クラブ社長(とオーナー)と共に協議する。責任が不明瞭。クラブハウス文化作り。HCの首の挿げ替え。興行を理解せず説明責任を果たさない人がほとんど。長崎ヴェルカは、クラブ社長とGM兼任!珍しい。

名古屋D戦 56得点
道楽か投資か
NBAのオーナー像は、経営者・投資家・イノベーターで、リーダーです。
Bリーグのオーナー像は、スポーツ支援者・地域リーダー・スポンサー(IT企業など広告販売促進)。しかし、近年は不動産企業などによる堅実なビジネス投資型も登場。
Bリーグの大企業オーナーは、社会的貢献を謳い、企業ブランディング(販売促進)・商品広告に活用程度。依然として日本は、スポーツマーケティングの人材不足。昨年、利便性の良い民設民営アリーナ誕生で、NBAのアリーナビジネスが、やっとBリーグで始まった。
過去に、パナソニック(チーム解散)と日立(チーム売却・SR渋谷)、東芝(売却・川崎BT)は、赤字の自社バスケクラブを手放した。親会社(赤字補填スポンサー)の景気に左右される。
現在、我が親会社のトヨタ自動車の年間利益額は、巨額約5兆円も。アルバルク心配御無用。
御殿様の道楽か、ビジネス投資か。トヨタ(グループ)は、多額のスポンサー料をアルバルクに払い、高額外国人選手をライバルチーム(宇都宮、千葉J)から引き抜き獲得してきた(サラリーキャップ制導入の引き金か?)。勝てば官軍。美化され投資と言われる。
章男オーナーは大好きなモータースポーツ、レースやラリーには飛んで行く。相撲、白鵬も大好き、利益度外視、まさしくタニマチ。こけら落とし開幕戦、オーナー欠席の熱意の無さが伝わるが、超御多忙、20以上もチームを有するなら仕方がない。利益フォーカスは、林アルバルク社長の出番です。

結語 ありがとう章男様
オーナー様、利便性の良い、かつ最新装備の素晴らしいトヨタアリーナ東京を投資して下さり、誠にありがとうございます! デザインも大変美しい。VIPルームもクラブハウスも凄いらしい。選手も幸せ。社会貢献も地域振興も自治体提携すべて盛り込み済み。入場料、飲食代も高いけれどね。

都営公園とマッチする設計

WRC トヨタ5連覇 満面の笑み
おめでとうございます
今後、NBAは、投資ファンド・海外資本の流入が続くでしょう。たぶん、巨額なオイルマネーを警戒中。
Bリーグは、夢のアリーナ建設が負担だが、自立経営化(黒字)・地域クラブ化が進行中。Jリーグの黒船、スポーツビジネスの雄、レッドブルのような外資オーナー企業は、Bリーグに現れるか。データドリブン、凄いマーケティング力、ドライな経営。絶対に無理。理事会が阻止します。
日本は、まずは大手不動産会社・デベロッパーが、クラブを所有・M&Aまたは資本参加・提携するべきです。ビジネスの核になる1万人規模の夢のアリーナ建設投資&運営の為に。
地方自治体の新アリーナ作りは、自治体にオーナーになる覚悟が黒字化には必要です。つまり、不可能。地方活性化の手段に、バスケは間違い。バスケを普及させたいJBAやBリーグに騙されないように。儲かるアリーナこそが、地方創生の手段です!
おまけ 「乗り換え」

メモリアルブロック 待ち合わせ場所に最適
中央部の一番上にもちろん章男オーナーのブロック
愛車の車検が来て、10年以上乗ったトヨタ車から、初めてホンダ車(亡き叔父さんが米国ホンダ工場起ち上げメンバー)に、乗り換えました。社会貢献、ブランディング(販売促進)を必死に行うトヨタアリーナのそばのトヨタディーラーさん、「今、売るクルマはありません」と。どのクルマも納期が半年以上で、想定通りの営業態度だった。お殿様商売。何でも1強は良くないですね。遠くの笑顔のホンダディーラーに偶々行き、ADASフル装備の新車にも大変満足しております。「天国の叔父さん、やっとホンダ車を買いました。」

過保護(リーグ1位のスポンサー料)なオーナーのA東京の試合内容があまりに酷くなると、来期は、移転して来るサンロッカーズに乗り換えますか? 失礼しました🙏 三井物産フォーサイトからアルバルクへの林社長の采配次第。名古屋Dとの酷い試合(58対79)終了直後、肩を落としさっさと帰る客たちを、出口で黙って見送る林社長のお姿。良い試合ならば、すぐには帰らないからね。「林社長、ご自分の感覚で顧客満足度チェックしてる。」

実証実験の紹介チラシ
アリーナでの視覚障害向けのサービス開発中
素晴らしい、流石トヨタ
来年4月8日(水)の夜、サンロッカーズ(渋谷)の黄色いトヨタアリーナでの初試合(川崎BT戦)が楽しみです。VIPルームやスポンサーの兼ね合いなど大変な挑戦です。オーナーのセガサミー、ゲーム演出の試行を頑張れ。赤いルークカフェは開店休業か? 黄色のサンディーカフェに塗り替えますか。ロッカールームはホーム側? チーム創設90周年。柏、渋谷、青海へ。「サンディー、青海でやっと逢えるね。買収したオーナーも登場するか?」

バイウィーク中、お読みいただきありがとうございます。
日本代表も韓国代表も連勝。次のバイウィークは、2月下旬で沖縄アリーナ。
