【AI格闘記㉛】Claudeが吐いた「史上最大の嘘」を、Geminiが1行で暴いた日(第3回/全4回)
アプリの形はできた。
しかし、現場のデバイス(iPad)で動かそうとした途端、奇妙な現象が起きた。
過去の食事画像をアップロードしたいのに、何度タップしても「カメラ」しか起動しないのだ。
ここから、息を吐くように嘘をつくClaudeと私の、不毛な問答が始まった。
そして私は最終的に、別のAI(Gemini)を刺客として放つ決断を下す。
「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」という最大の罠
AIが現場にもたらす最大の害悪は、「分からない」と素直に言わず、もっともらしい嘘の解決策を提示してくることだ。
カメラしか起動しない問題に対し、Claudeは自信満々にこう指示してきた。
「iPadの設定アプリから、プライバシー→写真→Safariと進んで許可してください」
しかし、私のiPadにそんな設定項目は存在しなかった。
私が「そんな項目はない」と伝えても、Claudeはまた別の「存在しない設定のルート」を捏造して提示してくるだけだった。
別働隊(Gemini)が暴いた「1行のコード」の真実

私はAIの言うことを鵜呑みにし、iPadの設定画面を彷徨う「AIの下請け」になることを拒否した。
Claudeが迷走していると判断した私は、すぐさま別AIの「Gemini」に状況を説明し、セカンドオピニオンを求めた。
Geminiの回答は驚くほど明快だった。
「iPadの設定ではありません。Claudeが書いたHTMLのコードに『capture="environment"(強制的にカメラを起動する指示)』が紛れ込んでいるのが原因です。その属性を消すだけで解決します」
原因はiPadではなく、Claude自身の書いたポンコツなコードだったのだ。
手のひらを返すClaudeの「ぬけぬけとした態度」

私はGeminiが提示した「真実(原因と修正案)」をそっくりそのままコピーし、Claudeに突きつけた。
するとどうだろう。
Claudeは一切悪びれる様子もなく、「正しいです!その通りです。すぐ修正します」と、ぬけぬけと手のひらを返したのだ。
さっきまでiPadのOSのせいにしていたのはどこの誰だ。
私は画面の前で、こいつらの厚顔無恥っぷりに呆れ果てた。
AI同士を戦わせる「現場のマネジメント術」
一人の優秀な部下(AI)の言うことだけを信じていると、彼らが袋小路に迷い込んだ時、プロジェクト全体が道連れになる。
おかしいと思ったら、即座に別の専門家(別AI)を投入して意見を戦わせる。
これこそが、AI時代における現場指揮官の「究極のマネジメント術」だ。
こうして、他人の力を借りてどうにか写真アップロード問題をクリアした私たち。
しかし、この自動化チャレンジの最後には、さらにずっこけるような「アナログな結末」が待っていた。
「結局、最後は人間が手打ちしました。理想が現場に敗北する、ずっこけの最終回はこちら↓」
前回の悪戦苦闘をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。↓
4回シリーズこちらが1回目です。
こちらは私の自己紹介になります。
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