「ゲイは短命」じゃない。信頼関係が幸せと寿命を決める
こんにちは、しみっく(@simik_gay)です。
ゲイが幸せな人生を送るための方法について書いてみます。(スピとか変な宗教とかじゃないのでご安心を!)
幸せな人生のためには信頼関係の構築が大事
前回、SVR理論の話をしました。恋愛関係の発展段階に関する理論で、第1段階は外見とかで興味を持って、第2段階で価値観・人生観が合えば進展して、第3段階に到達するとお互いがお互いを必要とする、信頼し合える関係になるそうです。
信頼関係で思い出したのがショーン・エイカーさんの「幸福優位 7つの法則」です。ハーバード大学で研究者をされていたショーン・エイカーさんがポジティブ心理学やその活用方法を説明してくださっている本です。人生のヒントが多く書かれており、めちゃお勧めです。(アフィリエイトではありません)
この本では、ハーバード大学の75年以上にわたる追跡実験(グラント・スタディ)が紹介されています。この実験は237人のハーバード大学卒業生と、恵まれない環境で育った332人の若者を追跡調査し続けるものです。この実験で、幸せや長生きに一番影響するのは経済的豊かさでも学歴でも社会的成功でもなくて、人との信頼関係であるということが明らかになりました。
人との信頼関係を持っている人は、「ストレス耐性が高い」、「病気になりにくい」、「実際に寿命が長い」、「幸せであるという実感が強い」と良いことづくしなんです。
その信頼関係の相手は別に恋人・夫婦でなくても親や子、兄弟や友達、同僚でも誰でもいいんです。ただ、「誰とも深い信頼関係が築けていない」っていう状態が良くないんだそうです。
人間ってあくまで社会的な生き物なのでやっぱりひとりでは問題を抱えてしまいがちなんでしょうね。誰かを認めて、誰かに認められて、安心できる関係を築くことが幸せには不可欠なようです。
ゲイは短命?
そんなこと言ったって、どうせゲイなんて短命でしょ?っていう人がいます。
少し前に未婚男性の平均寿命は67.2歳だっていう話がバズったことがありました。(下記リンク参照)それでどうせゲイは長生きできないんだって思い込まれているのかもしれません。
でも、それは誤解のようです。上記の話は「未婚男性」と「有配偶者男性」で母集団の年齢分布が大きく異なっているために「未婚男性」の平均寿命が「有配偶者男性」のそれより10年以上短くなっていることを表しています。それは男性は未婚のままだと有配偶者男性に比べて平均10年以上早く死ぬことを意味するわけではないんだそう。
実際、65歳以降の未婚男性の平均死亡年齢は81.79歳、既婚男性は85.16歳でそこまで大きな差はないようです。(下記リンク参照)
それでも、既婚とか未婚ではなく、一つ明確に差が出る指標があるんだそう。
「50歳のときの人間関係の満足度の高い人ほど、(精神的にも肉体的にも)健康な80歳を迎えていた」んです。人間関係の満足度が低い場合は不健康で不幸になりやすいそうで、これはストレスホルモンの増加や免疫低下を引き起こすメカニズムで説明できるんだとか。
恐ろしい話ですね。詳しくはこちらの本をご参照くださいね。
健康かつ幸せで長生きするためには
というわけで、健康かつ幸せで長生きするには家族でも恋人でも友人でも同僚でも誰でも良いので「良い信頼関係を築く」ことが大事です。
目的と手段を履き違えないようにする必要はありますが、どうせなら人生、健康かつ幸せに長生きできるに越したことはないので積極的に良い人間関係を築いていきたいですね。
とはいえ、家族やノンケ友人や同僚と良い関係を築くのはLGBTQ+にとって少しハードルが高いかもしれません。カミングアウトせずに付き合い続けるのもHP削られますし、かといってカミングアウトをするのも簡単ではないですもんね。
それでも彼らと強固な信頼関係を構築していこうとするなら、どこかのタイミングでカミングアウトも検討したいところです。
私が20年前に大学のノンケ友人たちにカミングアウトした話はこちら。
もちろんLGBTQ+の友人と信頼関係を深めるのも良いですね。波はあるかもしれませんが、根気強く付き合いを続けていけば信頼関係を深めていけると思います。私のゲイの友人たちとの関係はこちらの記事に書いています。
信頼し合える恋人を作るには
ノンケ友人でもLGBTQ+の友達でもいいですが、やっぱり信頼し合える恋人を作りたい!っていう場合はこちら。
ゲイは特に若い頃、性欲に任せてセフレとか、短期的な恋愛とかに陥りがちです。結婚という制度もありませんし、周囲にオープンにすることがないクローズドな関係なのでサポートが得られにくく、長期的に関係を継続することには困難さが伴います。
ついでにいうと出会いの場がマッチングアプリ、SNSが中心だと思われるので、ある程度年齢を重ねると出会う機会が減っていくことが予想されます。
若い時は続かず、年齢を重ねると出会えないということで、なかなかハードモードです。
でも、遅すぎるなんてことはないんです。海外のゲイカップル研究で、50代・60代で初めてパートナーと出会い、20年以上連れ添う例は珍しくないことがわかっています。さらには50歳以上のゲイ男性カップルで、結婚/長期のパートナーシップが健康・幸福度を向上させること、社会的・経済的安定性が高いことがわかっています。
だからこそ今すぐやるべきことはマインドを変えて、ストライクゾーンを広げることだと思います。
見た目や年齢、体形、自己紹介文や職業などでの足切りは控えめにして、とにかく会って話をすること。価値観を含めた総合得点で自分と合いそうな人と確かな関係を育んで次のステップに進み、信頼関係を築いていくことなんだと思います。
そうすれば、ストレスが少なく、病気にも悩まされず、楽しいハッピーライフを迎えられるはずです。
短絡的なセックスが悪いわけではありません。でもそれだけを続けていたら50代、60代になったときに隣にいてくれる人を作ることはできません。
信頼関係は一朝一夕では作れないからこそ、少しでも早く、種を蒔いていく必要があるんです。
さいごに
ゲイだから、LGBTQ+だからって幸せな人生を諦める必要はありません。
楽しく過ごしつつ、長く生きていれば偏見も減っていくでしょうし、そのうち同性婚もできるようになるはずです。
積極的にたくさんの人に会い、出会えた人たちとの関係を大切にしていけば、きっと信頼できる関係が築けているはず!
人生一緒に楽しんでいきましょう!
参考
長文ですが、ハーバード大学のグラント・スタディでわかったことなどをまとめてくれているnoteがありましたので共有します。
