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遁走詩[連歌] わたしという全て

光差し 片目つむり見上げれば
どこから来たのか一羽の白鷺

目で追えばその先にあるグレーの空
梅雨の合間の光のゆるみ  

ため息とわずかな風が混じり合い
どんな色かと笑いが漏れて  

ささやかなひとときの間に色を植え
いつに咲くかとそれに問いて

明日が為 そんな言葉の理由など
知らぬ存ぜぬ 今は今の為

音を聴き広げた言葉集めては
次へと渡すこの花束を

音を聴き広げた言葉集めては
次へと渡すこの花束を

風渡る胸に抱いた移り香と
フタを開ければコーラ冷えてる

シュワシュワと弾けた泡が浮かれてる
それを横目にキーをカタカタ

冴え渡る琥珀色したタンブラー
のどをつたえば潮騒寄せる

午後8時 甘く艶めくいちご月
尖るくちびるかすれた音色

シャットダウン なまぬるい風くすぐれば
月と私のただ二人きり

シャットダウン なまぬるい風くすぐれば
月と私のただ二人きり

目を閉じてほぅと息吐く午前二時
いつしか消えた月の面影

冷蔵庫の明かりだけが眩しい夜
そのまま顔を突っ込んだ

「あたし、なにしてんだろな」
リビングの床にぽたりと落ちた水滴

頭から思いっきりシャワーを被って
全部流れてしまえと願う

どさっと仰向けに転がる
ただひとり
何かを欲して、舐めた唇


第三弾は、短歌バージョンです。

共作は、こちらでラストになります。

やまびよりさん、コハクシスさんがそれぞれ記事を出されたら、追記していきます。

少し寂しい気持ちもあります。
それだけ、この時間が楽しかったのだなぁと思いました。

言葉への信頼と、不思議さと、温度と。
同じような感覚を、お二人にも感じていた気がします。

本当にありがとうございました😊

コハクシスさんバージョン(答え合わせあり)


やまびよりさんバージョン


想狗さん(遁走詩とは)


余談
頭の中に「バナ太郎」という言葉がくるくる回っていて、そよそよ〜と風を送ってきます。

#なんのはなしですか