【第143弾】もう一度、実る──バターナッツが見せた秋の追い実り 🌾🎶
7月に収穫を終えたと思っていたバターナッツ。
季節が巡り、10月に入ってもつるの先に新しい実が膨らんでいた。
夏の勢いを失いながらも、まだ命が流れている。
その姿に、自然の時間の深さを感じた。
📖 畑をテーマにした記事はマガジンにまとめています。
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👉 耕す、暮らし──焰耕 蓮士の畑の記録
冬瓜の実りを書いたあとに🍈🌿
【第139弾】「空へ伸びて、実る秋──冬瓜の収穫時期を見極める」では、
追い実りを通して、夏の終わりから秋への命のつながりを記した。
その記事の中で触れたように、バターナッツもまた、もう一度の実りを見せていた。
本来は取り上げるつもりのなかった出来事だったが、
成長の過程を写真に残すうちに、
その小さな実の存在が、どうしても書き留めておきたいものになった。
“追い実り”という自然のリズム🌾🎶
追い実りとは、初回の収穫を終えたあと、
残っていた花芽やつるが再び実を結ぶ現象。
気温や日照、土の状態が整えば、
季節の終盤でももう一度果実が生まれる。
その小さな命は、最盛期のような勢いはない。
けれど、どこか穏やかで、やさしい気配をまとっている。
強い陽射しではなく、柔らかな光に照らされて育つ“秋のバターナッツ”。
その静けさに、時間の豊かさを感じた。
一般的な収穫時期と、追い実りのちがい🧺🌿
バターナッツかぼちゃの一般的な収穫時期は、7月下旬〜9月中旬。
開花から約40〜50日で果皮がベージュ色になり、
へたがコルク状に固くなった頃が「本実り」の合図とされる。
一方、追い実りは10月以降に見られることが多く、
株の体力が残っていれば、花芽が再び開花し実を結ぶ。
ただし、気温が下がるため成長はゆるやかで、
サイズも控えめになりやすい。
栄養価としては、
水分量がやや多く、果肉が柔らかい
糖度はわずかに低下傾向
保存性は短くなるが、風味はまろやか
といった特徴がある。
夏の“濃さ”とは違うが、秋らしいやさしい甘みが感じられる。
植物の“余力”で育つ分、どこか穏やかで、静かな生命の味がする。
3か月を経て──変化と継続のあいだで📸🌱
7月20日。
この頃はとにかく暑く、畑のまわりには雑草が勢いよく茂っていた。
少し手を離せば、すぐにつるのまわりを覆ってしまうほど。
それでも、その熱気の中で果実はしっかりと形を作っていった。
そして10月21日。
空気はやわらぎ、畑の風景も変わった。
雑草は枯草に変わり、風に揺れる音もどこか穏やかだ。
季節がすっかり入れ替わった畑の中で、それでも新しい実が育っていた。
不思議なことに、7月と10月の実の付き方はどちらも似ていた。
兄弟、あるいは姉妹のように、
同じ株の中で、同じ形を宿しているように見える。

周りは青々とした雑草に覆われ、光も土も奪い合いのような時期。
それでもしっかり根を張り、栄養をつかみ取っていく力強さがあった。

枯草が増え、まるで柔らかな“枕”のように実を支えている。
夏の間に吸い上げた栄養をたっぷり蓄え、静かに秋の実りへと向かっていた。
周囲の環境がまったく違っても、
根に宿るリズムは変わらない。
育ててきたからこそ感じる偏見かもしれないけれど、
やはりどことなく、血のつながりのようなものを感じてしまう。
命の続きに耳を澄ます🌿🎶
終わりのあとにも、続きがある。
それは人の意志ではなく、自然の営みの中にある“次の章”。
畑を見つめる時間の中で、
「成長とは、決して線ではない」ということを改めて思う。
力を出し切ったあとにも、
静かに残っているエネルギーがある。
それが、追い実りの本質なのかもしれない。
📖 バターナッツ三部作 🎃 はこちらから👇
👉 【第22弾】実が見えなくても、確かに育ってる──バターナッツと“今この瞬間”の価値 🎃🌱(2025年6月25日)
👉 【第66弾】姿は見えずとも、育ちは止まらない──バターナッツの夏 🎃🌞(2025年8月10日)
👉 【第86弾】いよいよ収穫──不揃いでも確かな実り、バターナッツの季節 🎃🌾(2025年8月31日)
これで四部作にて、バターナッツかぼちゃ2025は完。
🍂 バターナッツかぼちゃ2026もお楽しみに。
ご注意🛠️🌱
🌱 本記事はあくまで個人の経験と感想に基づいたものです。
📍 地域や環境によって適切な方法は異なります。
⚠️ 実施は必ず安全に行ってください。
✅ 判断と実施はご自身の責任でお願いします。
畑も、身体も、投資も──耕し続ける生き方を。
焰耕 蓮士
