【第139弾】空へ伸びて、実る秋──冬瓜の収穫時期を見極める 🌿🍈
秋の空に吊るされた冬瓜 🌤🍃
秋の青空を背景に、ネットの中で堂々とぶら下がる冬瓜の実。その姿は、まるで空に浮かぶ緑のランタンのようだ。春から伸ばしてきたツルは、夏を越えてぐんぐんと上へ伸び、いまでは支柱とネット一面に広がっている。立体的な空中栽培のおかげで、日当たりも風通しも良く、実は形よくずっしりと育った。季節は10月中旬。まさに収穫の時期が訪れようとしている。
📖 畑をテーマにした記事はマガジンにまとめています。
👉 耕す、暮らし──焰耕 蓮士の畑の記録
上に伸ばす力、支える手 🌱⬆️
冬瓜といえば、以前は畑で地面に這わせて育てていた。その様子は【第96弾】の記事にも記している👇
👉 【第96弾】冬瓜を耕す──畑に実る“冬の保存食” ❄️🥒
今回は庭のフェンスを利用し、ツルを上へと誘引して育てた。コンクリートブロックで実を支え、さらにネットを掛けて吊るすような形にしたのがポイントだ。限られたスペースでも大きな実を育てることができ、今年はこのツルからすでに9月に1個目を収穫している。その後、ツルをそのまま残しておいたところ、再び実がついて育ち、今回の実は2個目となる。
こうした「追い実り」は、冬瓜やバターナッツのようなウリ科では珍しいことではない。ツルが健康な状態で残っていれば、脇芽や先端で次の花が咲き、自然と次の実が育っていく。今年はバターナッツかぼちゃでも、収穫後にツルを残しておいたら合計3回収穫することができた。株が元気で、季節の条件が合っていれば、同じツルから複数回の実りが生まれる──実際に体験してみると、その仕組みがよくわかる。

やっぱり、実際に撮った写真とは少し雰囲気が違いますね。実物です。
📖 バターナッツ三部作 🎃📖 は、こちらから👇
👉 【第22弾】実が見えなくても、確かに育ってる──バターナッツと“今この瞬間”の価値 🎃🌱
👉 【第66弾】姿は見えずとも、育ちは止まらない──バターナッツの夏 🎃🌞
👉 【第86弾】いよいよ収穫──不揃いでも確かな実り、バターナッツの季節 🎃🌾

でもこのあと、さらに2回収穫できたんです。 追い実りを実体験できたのは、大きな学びでした。 来年も同じように実ってくれたら、その過程を発信したいと思います。
ツルが育ち、実が駆け抜ける 🌿🍈
ウリ科の植物は、まずツルや葉をしっかり育てるところから始まる。春から初夏にかけては、根を張り、ツルを伸ばし、脇芽を出して日光を受ける面積を広げる──いわば「体をつくる段階」だ。このフェーズが意外と長く、勢力範囲をじっくり広げながら株の基礎体力を築いていく。
一方で、一度着果すると実の成長と成熟は驚くほど速い。冬瓜は着果から完熟までおよそ40〜50日、バターナッツかぼちゃでも40〜45日ほど。わずか1〜2か月で収穫できるサイズにまで駆け抜けるように育つ。このとき植物は、ツルや葉の成長を止め、実=種を残すという最終目的に向けて全エネルギーを集中させる。
今回の2個目の実もまさにその典型で、最初の実よりも成熟が明らかに速かった。一度ツルと根が整っている状態で新しい実がつけば、植物は迷いなく実に力を注ぐ。葉やツルの勢いが落ちても、実は先に育っていく──その姿に、自然のしたたかさと生命力を感じた。
収穫の“見極め” 🌾🍂
冬瓜の収穫は、開花からおよそ40〜50日後が目安とされる。果皮が淡い緑色になり、ヘタが茶色くコルク状に乾き、表面にうっすらと白い粉が浮かぶようになると完熟のサインだ。手で叩いたときに「コンコン」と鈍い音が返ってくる実は、中身がぎゅっと詰まっている証拠。
九州北部では9月下旬から10月中旬が収穫のピークとされるが、今年は残暑が厳しかったため、生育や完熟のタイミングがやや後ろにずれている。現在はまだ白い粉が出ていない状態だが、ツルが元気であれば、11月上旬の収穫でも十分間に合う見込みだ。ヘタの状態や皮の硬さ、音の変化などを見極めながら、完熟のタイミングを待ちたい。
ご注意🛠️
🌱 本記事はあくまで個人の経験と感想に基づいたものです。
📍 地域や環境によって適切な方法は異なります。
⚠️ 実施は必ず安全に行ってください。
✅ 判断と実施はご自身の責任でお願いします。
畑も、身体も、投資も──耕し続ける生き方を。
焰耕 蓮士
