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ヤーマン スムースアイロンフォトイオン プラス YJHB6 低温120℃で伸ばす保水アイロンとは

毎日アイロンを当てるほど、髪の傷みが気になってくる。その不安のまま商品ページを眺めていた私は、"保水ヘアアイロン"という言葉で手が止まった。

アイロンは熱を当ててクセを伸ばす道具で、その熱はふつう髪の水分を飛ばす方に働く。なのにヤーマンは、スムースアイロン フォトイオン プラス(YJHB6)をそう名づけ、うるおうとうたう。作っているのは、美顔器で名の知れたメーカーだ。低温120℃で使えるこのストレートアイロンが、くせ毛やうねりにどう向き合うのか。気になって何度か読み返した。

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■ 熱で伸ばすのに、なぜ"保水"と名乗れるのか

保水の正体は、プレートに美顔器の技術を持ち込んだところにあるらしい。

ヤーマンの説明では、アイロンのプレートに、美顔器で使うイオンの電極を組み込んだ独自技術「モイスチャーパルス」を積んでいるという。美顔器の発想をそのままプレートに載せた、というのがこの製品の出発点になる。

そのうえで、今回のプラスでは120℃と130℃という低い温度帯が加わった。設定は120〜180℃を10℃刻みの7段階。高温で一気に叩き伸ばすのではなく、低めの温度でも扱える幅を広げている。

プレートの中心には切り込みが入っていて、メーカーはここから過剰な熱と水蒸気を逃すと説明する。低反発スプリング構造で髪を一本ずつ包み、キューティクルをつぶしにくくしたともいう。トリプルヒーターのほうは、一度でムラなく熱を伝えて、ひとすべりで伸ばすためのものだそうだ。

どれも、熱で伸ばす力は残したまま、熱の当てすぎと水分の逃げを抑えるための工夫だ。冒頭で引っかかった「熱なのにうるおう」の答えは、この設計にある。

水を足すのではなく、髪がもともと持つ水分をできるだけ飛ばさずに伸ばす。それがメーカーの言い分に近いのだと私は受け取った。公式がそこまで言い切っているわけではないので、あくまで整理として置いておく。

■ 温度7段階を、どこで使い分けるか

迷うのは、7段階もある温度をどこに合わせるか、ではないだろうか。

公式は、ストレートはもちろん、カールやウェーブのアレンジもできるとしている。1本で毛先に動きをつける使い方もできるということだ。

増えた120・130℃は、ブリーチで傷んだ髪や、熱を控えたい日に回す温度だと思えばいい。しっかりクセを伸ばしたいときは高めに上げる、という住み分けになる。

主役はあくまで低温でも扱えるいたわり寄りの設計で、高温側は伸ばし切りたい日の保険くらいに構えておけば、この7段階は持て余さずに済む。

■ 約260g、海外でもそのまま。数字で見る

数字を並べると、意外と身軽だ。

本体は約260g(電源コードは含まず)。W29×D40×H289mmで、細身で長い形をしている。消費電力は42W。

立ち上がりは約18秒(100V時、100℃まで)。朝の支度で待たされにくい。

電源はAC100〜240Vのマルチボルテージで、海外でもそのまま挿せる。コードは2.6mと長めで、取り回しに困りにくい。

260g。毎日手に持つ道具だから、この軽さは地味に効いてくる。

■ 王道の高温アイロンと、何が違うのか

迷ったら、速さで選ぶか、熱の当たりで選ぶかで分かれてくる。

同じ層で名前が挙がるのは、シルクプレートの絹女や、現場で長く使われてきたクレイツあたり。絹女は滑りと高温の速さで短時間に伸ばし切る土俵、クレイツは美容師の信頼を積んだ素直な王道だ。

フォトイオン プラスは、速さより低温帯と熱のいたわりに寄っている。同じ"うるおい"を掲げるパナソニックのナノイー搭載機とも並ぶが、あちらが微粒子で水分をうたうのに対し、こちらはプレート側に美顔器技術を持ち込んだ攻め方の違いがある。

最速で頑固なクセを叩き伸ばしたい人には、正直この一台は本命ではない。そこは高温の速さで選ぶ機種に譲る。

▼うるおいで迷うなら、ナノイーで水分をうたうパナソニックのストレートアイロンとも見比べたい。

■ 熱で髪を傷めたくない人へ

ブリーチを重ねた毛先に、いつもの温度で当てるのがためらわれる朝がある。低い温度帯を選べる幅があるだけで、いつもより身構えずに手を伸ばせる。

最初に引っかかった"保水"は、水を足す魔法ではなく、熱の当たりを抑えて伸ばすというメーカーの言い分だったというのが、調べてみての私の結論だ。低温で頑固なクセまで伸ばし切る道具ではない。低温は伸ばす力より熱の負担を抑えるための温度、と割り切れる人に向く。

逆に、とにかく短時間でクセを伸ばし切りたいなら、高温で押し切る機種のほうが早い。

低温120℃と、美顔器の技術を載せたプレート。この組み合わせに何を託したのかが気になる人は、支持の声や仕様を見比べてから選びたい。

スペックや価格は変わることがある。
気になった点は公式サイトでも確認してみてください。
※調査時点の情報をもとに作成しています。

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