フリーランスを目指して気づいた本心と、それでも揺れ動く私の現在地
転勤族の妻という立場ゆえに、私の中にはずっと「組織に属さない働き方をしたい」という強い欲求があった。住む場所が変わっても、パソコン一つで身軽に稼げるようになりたい。そう思って様々なスキルを学んできたのだが、その過程で自分の「本心」に気づき、さらに日によって揺れ動く自分のリアルな感情に直面している。
「属さない働き方」への憧れと、スキルの習得
住む場所にとらわれない生き方をするために、私は「フリーランスになること」を目標に生きてきた。そのための武器として、Webデザインを学び、ライティングを学び、動画編集のスキルにも手を出した。新しいことを学ぶのは純粋に楽しかったし、できることが増えていく実感もあった。
しかし、勉強を進めれば進めるほど、私の中である疑問が大きくなっていった。
「私はこのスキルを使って、一体『何』をしたいのだろうか?」
手に入れた武器で、私は一体何を発信したいのか
デザインもライティングも、あくまで何かを伝えるための「手段」である。
自問自答を繰り返すうちに、私はハッと気がついた。私の根底にある本当の願いは、「心身ともに健康な人が増えてほしい」、そのために「漢方養生を広めたい」ということだった。
これまで必死に学んできたデザインやライティングのスキルはすべて、この「漢方養生を広めるため」の手段だったのである。
個人の限界と、「組織に属する」ことのありがたさ
個人で「漢方養生を広める」という真の目的を達成することはできるのだろうか?
そう考えた時、私は現在パートとして働いている職場の環境が、いかに恵まれているかに気がついた。私のような無名の個人がたった一人で発信をしても、その声が届く範囲には限界がある。しかし今、一人では到底できないような仕事を、一緒に作り上げてくれる仲間がいる。
ずっと「属さない働き方」に執着していた私だが、今は仲間と一緒に働けるこの環境に、心から感謝の気持ちでいっぱいになる日がある。
それでも手放せない憧れと、揺れ動く日々
……と、ここで完結すれば美しいストーリーなのだが、現実はそう単純ではない。
今の環境に心から感謝し、「組織に属していて本当に良かった」と実感する日がある一方で、別の日の私は「やっぱりいつか、何にも属さないフリーランスになりたい」と強く願っていたりする。 日によって、驚くほど気持ちが揺れ動いている。
いつかフリーランスになる日のために、淡々とスキルを磨き続ける。そして同時に、今は目の前にある「チームで漢方養生を広める」という尊い環境に感謝し、楽しむ。 それが、リアルな現在地だ。
