見出し画像

​【社会保障のキホン⑥】ここまでの総復習!格差をリセットする社会保障のキホンまとめ!

​こんばんは!えびちゃんです。

​今日は奮発して、ちょっと良い茶葉のアールグレイを淹れてみました。部屋中にベルガモットの香りが広がって、卒論でガチガチになった脳みそが少しずつ解けていく感じがします・・・(´・ω・`)

​さて、この「社会保障のキホン」シリーズも、今日で第6回。

ここまで5回にわたって、「そもそも社会保障って何?」から「税金と保険料のシビアな違い」まで、かなり濃い内容をお話ししてきました。

​「え、最初の方の話、忘れちゃったよ!」

「途中から読み始めたから、全体像が知りたい!」

​という方のために、今日は「ここまでの総まとめ」をやりつつ、教科書には載っているけど意外と知らない「社会保障の面白い補足知識」をいくつか紹介しようと思います。

​これを読めば、これまでの知識がパズルのように組み合わさって、さらに解像度が上がるはずです!


​1. 【爆速おさらい】第1回〜第5回のハイライト

​まずは、これまでの「ベストヒット」を振り返ってみましょう。
第0回


  • 第1回: 社会保障は「お恵み」じゃなく、憲法25条が約束する僕らの「権利」である。中身は大きく分けて「社会保険・社会福祉・公的扶助」の3本柱!


  • 第2回: 日本の格差は、社会保障による「所得再分配」という魔法で、世界最悪レベルからなんとか「普通」まで引き下げられている。


  • 第3回: 社会保障は「金食い虫」じゃない。不景気の時に自動で発動して経済の崩壊を防ぐ「最強の自動安定装置(エンジン)」である。


  • 第4回: 「税金(お上の判断で使われる)」と「社会保険料(お金:自分がサービスを買う代金)」は全くの別物。消費税は、「すべての人のための制度」を支えるための、最も公平な燃料。


第5回: 最後のネット「生活保護」には厳しい調査が入るが、1つ目のネット「社会保険」は「拠出制(自分でお金を出している)」だからこそ、誰にも文句を言わせない最強のパスポートになる。

​・・・どうでしょう。こうして見ると、僕らが毎月引かれているお金には、ものすごく深い意味があることが分かりますよね。

​2. 【補足①】「現金」でもらうか、「サービス」でもらうか

​教科書を見ると、社会保障の給付(もらい方)には大きく2つの形があると書いてあります。

  1. 現金給付: 年金や児童手当、生活保護費など、「お金(現金)」で直接もらうもの。

  2. 現物給付: 医療や介護、保育など、「サービス(現物)」として受けるもの。

​「全部お金でくれれば、自分の好きなように使えて便利じゃん!」って思いませんか?(´・ω・`)

​でも、これにはちゃんと理由があります。

たとえば、病気になった時に現金だけ渡されても、近くに病院がなかったり、悪徳な病院が医療費をぼったくったりしたら助かりませんよね。
だから、国は「医療」や「介護」といった「サービスそのもの」を現物として保障することで、誰でも・どこでも・一定の質のケアを受けられるようにしているんです。
僕らが病院の窓口で3割払うだけで済むのは、残りの7割分を国が「サービス」として直接病院に払って(肩代わりして)くれているからなんですね。

​逆に、年金のように「毎日の生活費」として使うものは、人によって何にお金を使うか(食費か、趣味か、家賃か)が違うので、「現金」で渡すのが一番理にかなっています。

​これ、「現金と現物、どっちが優れているか」という話ではありません。目的によって、一番確実に僕らの生活を守れる「渡し方」が使い分けられている、ということなんです。

​3. 【補足②】社会保障は「大富豪」のゲームのルールと同じ!?

​第2回でお話しした「所得再分配(お財布の共有)」について、よく例えられるのがトランプの「大富豪」です。

​大富豪って、勝った人が次のゲームでも強いカードをもらえるから、放っておくと格差がどんどん広がって、負け続けている人はやる気がなくなっちゃいますよね。
最終的には「もうこのゲームやりたくない!」ってなって、遊び自体が成立しなくなります。

​社会も同じです。

資本主義という競争の中で、強い人が勝ち続け、弱い人が再起不能になるまで放置されたら、社会そのものが崩壊してしまいます。

​だから、ゲームが終わる前に、カードを少し混ぜ直して、負けている人にもチャンスを与える。これが社会保障の役割です

「格差を完全にゼロにする」のが目的ではなく、「ゲームを存続させる(みんなが社会から脱落しないようにする)」ために、このルールは存在しているんです。

​4. 【補足③】「若者の貧困」という見えないリアル

​最後にもう一つ。僕ら大学生に関わる、ちょっとシビアなデータの話です。

​今、日本の子供や若者の「相対的貧困率」が問題になっています。

「相対的貧困」というのは、さっきの大富豪の例えで言うと、「周りはみんな普通に強いカードを持っているのに、自分だけがずっと弱いカードしか持っていない」状態のこと。

​「スマホも持っているし、服も着ている。でも、友達とカフェに行くお金がない。教材を買うお金がなくて、学びを諦めるしかない」

​こういう「目に見えにくい貧困」が、僕らのすぐ隣にあります。奨学金という名の「借金」を抱えて社会に出るのが当たり前になっている今の状況も、まさにこの格差の問題です。

​社会保障は、お年寄りのためだけにあるのではありません。僕ら若い世代が「スタートラインに立つための権利」を守るためにも、もっともっとアップデートされなきゃいけない仕組みなんですよね。

​いかがでしたか?

​第1回から第5回までの「キホン」と、今日の「補足」を合わせることで、社会保障という巨大なシステムが、僕らの生活の「土台」をどう支えているのか、よりハッキリ見えてきたのではないでしょうか。

​さて、ここまでは「仕組み全体」の話をしてきましたが、次回からはもっと具体的な「各論」に入っていこうと思います。

​まずは、みんなが一番気になっている(そして一番絶望している)であろう、あのテーマ・・・

「年金って、本当に払う価値あるの?」

という問題に、ガッツリ切り込んでいこうと思います。お楽しみに!

​えびちゃんより

【参考資料】

#社会保障 #税金 #お金の勉強 #給与明細 #手取り #マネーリテラシー #将来不安 #大学生 #28卒 #新社会人 #若手社会人 #コラム #エッセイ #学び #スキしてみて #えびちゃん  #所得再分配 #現物給付 #格差社会 #大富豪 #相対的貧困


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集