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「肥料代が高騰しているから米価格が下がらない」は真実か?

こんにちは。経済シリーズの5回めです (1回め2回め3回め4回め

米価格が下がらない理由の1つとして
肥料代の高騰があると言われています

経済産業省の資料から、2019年から2021年までの肥料価格の推移で
エネルギーや食糧を抜いて肥料の高騰が目立ちますが

国際価格の推移

世界銀行Commodity Markets Outlook から

ドルベースの肥料価格は

2022年をピークにして2024年には低下した

コロナ禍の前の水準には戻らない

2015年のドルベースの価格を100としています。2025f、2026f は予測値です
2021 ~ 2025 の Commodity Markets Outlook のデータから私が作成しました

肥料の国内価格は令和4年のピークから下がったが、まだ高止まりしている

🟥 肥料価格が再度、上昇しているデータを発見

肥料の主要な原料である尿素、りん安、塩化加里のうち、輸入通関価格で、

「りん安」が特に上昇中である

肥料の価格情報 by 農水省 令和7年9月5日更新

りん安は、オルトりん酸水素二アンモニウム(DAP)、オルトりん酸二水素アンモニウム及びこれとオルトりん酸水素二アンモニウムとの混合体(MAP)の合計値です


ドルベースの肥料価格で見ると、

DAP (リン酸二アンモニウム) は2018年の1.5 倍に価格が上昇している

2018年1ドル112円、2025年1ドル142円とするとドルは1.27倍の上昇で、合わせて

2025年のDAP の円換算価格は2018年の1.9倍の上昇となります


世界銀行Commodity Markets Outlook から私が作成しました


結論: 円安と国際価格の上昇により肥料価格は今後も継続的に上昇する、と予想される


補足1️⃣

肥料に必須のリンは元素です
リンを生産する主要な原料はリン鉱石で、日本にはありません

日本が主に輸入する相手国は中国、モロッコ、アメリカです

補足2️⃣

国内の再生資源を活用して肥料を作る試みが始まっていますが、
再生リンを、大量に使用する肥料を低価格で供給する主なソースにするのは無理があります

国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会の令和7年の活動予定

国内資源由来肥料の需給マップを2025年12月以降に作成する予定である

関連する情報

農家ができる肥料コスト対策とは? 2025/3/24 minorasu
国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会会員リスト令和7年9月5日現在


北大東島燐鉱山遺跡|北大東島を支えた燐鉱石採掘の歴史に触れる


以上です

何かの役に立ちますか?


私がこのような記事を書くモチベーションは、国民の食糧が不足する状況ではコロナ後遺症やワクチンの副作用で苦しむ人の救済もままならないでしょうと思うからです

おやすみなさい

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