松本暮らし~春(④おすすめ! 塩の道祭り)
行事が多い松本平の中でもトップクラスのおすすめイベントです。日本海(糸魚川)から松本へ塩や海産物を運んだ塩の道を歩きます。
街道大好きの私を阻むのは、雪と熊。
塩の道祭りはGWなので、残雪が所々にあるぐらい。また、人間が列をなして進むので冬眠明けの熊も出てきたことはないとのこと。みんなで歩けば恐くない! (注:まわりに人がいない普通の日は、「熊に注意」の看板の中を、熊のひっかき傷を目の当たりにしながら進むのは不安ですよ)
塩の道祭りでは、小谷村や白馬村などの地元の人びとが、数千人の参加者を熱く迎えてくれます。会話もあり(←これが一番の、おすすめポイント)。
本連載は、通過する旅に物足りなさを感じ、“滞在する旅” を試した私の体験談と、その結論としての “2年間限定移住のすすめ” です。
信州ファンや滞在型の旅が好きな方の参考になれば、と思います。
私のライフワーク「昔の人びとの楽しみ方」の名残りも探っています。
小谷村の塩の道祭り(2024年参加)

栂池高原スキー場の駐車場からバスで送っていただき、通行手形と記念品の手ぬぐい(左上)をいただいて出発。
参加費無料、事前登録なしで、ここまでしていただけるとは。
役所や商工会議所が運営し、住民が支えています。

途中のおもてなしは、地元の人たちが担っているそうです。
5月ですが、人は木陰に集まるのですね。




おもてなし側も楽しんでますねえ。明っかるいなあ、こやつら😁



神楽殿では様々なパフォーマンスが行われ、出店もたくさん出てました。

味噌汁をいただき、持参したおにぎりを食べました(地元にお金を落としてないなあ)。

急坂の手前では、ショートパス用のバスがスタンバイで至れり尽くせり。
坂の先には牛方宿。

山道では斜面に強い牛、平坦地では足が速い馬が役立ったそうです。牛方宿では、牛を引き連れた牛方さんが、牛と一緒に泊まったとのこと。大変な仕事だったでしょうけど、牛と仕事なんて、なんかほのぼのしますねえ。


白馬の山々が見えると栂池高原に到着、ゴールです(右下)。距離は10km弱なので、心地よい疲れですね。
GWの北アルプス。代えがたい美しさです。
2026年の開催も決定! 小谷村はすでに盛り上がっています。
白馬村の塩の道祭り(2025年参加)
5月3日の小谷村の塩の道祭りに続いて、南隣りの白馬村で5月4日に塩の道祭りが開催。実は、北側の新潟県糸魚川市では5月2日に塩の道起点まつりがあり、南側の大町市では5月5日に同様のイベントがあります(何れも松本から日帰り圏なので、宿不要。悪天候なら見合わせできますよ)。
塩の道は、糸魚川から松本まで約120km。(参考:塩の道 ちょうじや)

白馬村でも大歓迎をしていただきました。


「コシアブラ、見つけた!」と叫んでいた女子高生たちがいました。人気の山菜です。知ってるんですね。



ゴールは白馬クリーンスポーツの森(左下)。コンサートもありました。
こちらも駐車場から出発場所まで無料バスで送ってくれ、至れり尽くせり。
まとめ
熊を恐れずに塩の道を歩けるのが、まず嬉しい!
次に嬉しいのは、歩いていると、会話が生まれること。「どちらですか?」「毎年来られているのですか?」「この坂、きついですね」「(お茶をふるまってもらったときに)お漬物もどうぞ」などなど。
袖振り合うも他生の縁。図らずも道連れになってしまうので、話しかけたり話しかけられたり。
塩の道はかつての産業道路でしたが、今は歩くことを楽しむ道。熊も猪も近づかないといわれるこのイベントは絶対おすすめ。
無償でイベントを提供していただいている地元の方々に感謝感謝です。リピーターも多いみたいです。
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■私の書籍 2025年出版。江戸・明治時代の村人たちの楽しみ方と現代生活への応用について書いています。

■私のブログ つたない英語に日本語を併記しています。
