松本暮らし~春(⑥生活圏探訪)
松本のアパートへ引っ越して2週間。生活用品も買いそろえ、行き先はニトリやヤマダ電機から生活圏巡りになりました。その中から、しばしば行くようになった場所と山の神などの古風が残る集落を紹介します。
ヘッダーは中心街の中町通り。蔵造りの商家が並びます。遠くに見えるのは美ヶ原(王が頭)、右は松本民芸家具の店。
本連載は、通過する旅に物足りなさを感じ、“滞在する旅” を試した私の体験談と、その結論としての “2年間限定移住のすすめ” です。
信州ファンや滞在型の旅が好きな方の参考になれば、と思います。
私のライフワーク「昔の人びとの楽しみ方」の名残りも探っています。
松本民藝館
徒歩圏の博物館です。「松本まるごと博物館友の会」の会員(会費2000円@2026年)なら松本城などを含め入館料不要。

主人が集めた、世界の民芸品が展示されています。
私のブログ:松本民藝館(展示品と民芸家具を使った喫茶店を紹介しています)


窓からはブドウ畑と松本盆地が見え、その向こうの低い山の上は城山公園とアルプス公園。いずれの公園からも、松本市街からは見られないアルプスの絶景と眼下に広がる松本平を楽しめます。
城山公園


どちらの公園も絶景ですが、私は城山公園の展望台が好み。
アルプス公園の展望台はガラス越しになります。ただし、広大な公園なので遊具多数で川遊び、BBQエリアもあり。ヤギなど約30種類、250頭を飼育している「小鳥と小動物」エリアもあるので、子ども連れなら絶対アルプス公園がおすすめです。
「天気いいから、買い物前に寄ってみようか」というノリで出かけました。車で10分ほどの寄り道です。ちなみに、展望台から見える安曇野までは30分。「ちょっと寄り道」の範囲ではありませんでした。

東側は眼下に松本城。奥には林大城・小城跡の尾根が見えます。その間にあるのが大嵩崎(おおつき)集落。古風が残る場所です。
林城と大嵩崎集落
林城は信濃の守護大名・小笠原氏の城。小笠原氏は数寄なる運命をたどりましたが、江戸時代には小倉藩・15万石の大名になりました。お城好きの方は、松本市のサイトをご参照ください。
林大城跡から下ると、松本市街を望む谷に出ます。




山の神を祀る集落が市街地から約10分の場所にあることにびっくり。
薄川沿い
集落から下っていくと薄川(すすきがわ)に出ます。美ヶ原から松本へと流れ、やがて千曲川につながる川です。
河原ではピクニックやBBQをする人たちも多数。

気持ちのよい河原なので、買い物前後に回り道をすることも多々ありました。
何となく見てしまうのが川沿いにある松商学園のグランド。選手たちの声が青春を感じさせてくれます。若返るー。


松本には、松商卒業生もファンも多いです。「弱くなったなあ」「野球より進学に力を入れてるからなあ」と言いつつも、応援している人がたくさん。何しろ1898年創立ですから。住んでいると松商ファンになりますよ。今は牧秀悟選手(横浜DeNAベイスターズ)が卒業した松本第一高校も人気ですけどね。

薄川の上流は、入山辺地区。ブドウ畑が広がる山間部で、上流は美ヶ原。
JAの直売所があるこのあたりまでが生活圏でした。
観光目的の期間限定移住なので、買い物の帰りは「お城の周りをぐるっと回ろうか」「中町通りを通って帰ろうか」となることが多かったのですが、城山公園や薄川を回って帰ることもしばしば。
いずこも気持ちがいい場所です。
次の記事では、徐々に出来てきた松本暮らしのパターンについて書きます。
■次の記事 松本暮らし~春(⑦松本暮らし、立ち上がる)
■前の記事 松本暮らし~春(⑤松本の空気と水と、山の景色)
■連載最初の記事 松本暮らし、2年半(①松本へのあこがれ)
■私の書籍 2025年出版。江戸・明治時代の村人たちの楽しみ方と現代生活への応用について書いています。

■私のブログ つたない英語に日本語を併記しています。
