松本暮らし~春(⑦松本暮らし、立ち上がる)
私は、月に一度、家に風を通し、郵便物を受け取るために自宅(千葉)へ帰りましたが、それ以外はアパート暮らしでした。
「松本で何してるの?」とよく聞かれましたが、していることは自宅と同じ。ただ、ドライブは頻繁で、年間走行距離は2万キロになりました(自宅にいるときは7千キロぐらい)。
景色も空気も違うので、旅をしているような、暮らしているような、不思議な心もちでした。
この記事では、できてきた生活パターンについて書きます。ヘッダーは、水が入った田んぼが北アルプスを映す定番の散歩コース(2024年5月上旬)。
本連載は、通過する旅に物足りなさを感じ、“滞在する旅” を試した私の体験談と、その結論としての “2年間限定移住のすすめ” です。
信州ファンや滞在型の旅が好きな方の参考になれば、と思います。
私のライフワーク「昔の人びとの楽しみ方」の名残りも探っています。
1.週の生活パターン
日曜・月曜はオンラインで日本語教師。来客など特別なことがない限り実施しました。
火曜午前は、地元公民館主催の週一ウォークに参加。
水曜から土曜日の4日間が旅行の候補日。
松本はイベントが多いので、土曜日はイベントに出かけることしばしば。観光閑散期の冬でも、商店街の要請で松本城のプロジェクション・マッピングをするぐらいの街ですから。

2.毎日の生活パターン
旅(ドライブ)に出る日は、通勤の車が落ち着いた9時過ぎに出発。山道で観光バスが渋滞を起こす上高地・高山方面は、バスが出る前、かつ、通勤渋滞前の7時過ぎの出発、戻りはバスが旅館に入った17時以降にしました。事故以外は渋滞なし。
旅に出ない日の午前中は、昔の人びとの楽しみ方調査。主に訪問した博物館・資料館の写真まとめとブログ作り(下)です。長野県の博物館・資料館をほぼ訪ねたので、山国の暮らしの記事が増えました。
本も調べます。松本市に住民票がなくても、公共料金の領収書で図書カードを作ってもらえるのがありがたいです。しかも、松本市のカードで、安曇野市などの図書館でも本を借りられます。
さて、集中力が続かない午後は、散歩や自転車で部屋から出ます。
散歩はほぼ定番コースでき、松本山雅FC(現在J3)の練習場がある市営かりがねサッカー場を往復する田園コース。

ご多分にもれず、松本の夏も暑くなっているので、エアコンが必要な猛暑日の午後は避暑へ。車で1時間の美ヶ原高原が一番好き。川辺も涼しいのですが、湿気と蚊を避けてほとんど行きませんでした。
夕方になると日帰り温泉の白糸の湯。石鹸・シャンプー持参の温泉銭湯です。
一日の終わりが温泉。良い日でも、良いことがなかった日でも温泉。それだけで、幸せな一日になります。しかも安い(ずいぶん値上がりしましたが、今も回数券は23枚綴で8,000円、1回348円です)。
滞在する旅をするなら、温泉近くが絶対におすすめ。
食事は、ほとんど自炊。
地場スーパー(デリシアと軽井沢店が有名なツルヤ)へはよく行きました。イナゴの佃煮やラムなど地場食材も手に入ります。直売所では新鮮野菜や果物を入手。
外食は、有名店・人気店を中心に週に1、2回のランチ。蕎麦屋が多かったですね。やっぱり美味しい。
夕食は温泉に入ってから家でゆっくり食事、がほとんどでした。
夕食後は、撮りだめのローカル番組を見て情報収集。長野県にはTV局5社(NHKを含む)、ケーブルテレビとコミュニティFMが多数(松本はテレビ松本とFMまつもと)。地元情報が豊富です。
3.県内外への旅:こまめに日帰りドライブ
滞在する旅のメリットがあったのは、高山祭。
遠方からでは泊まりになりますが、雨だと名物の山車が蔵からでない、という水ものの祭り(宿はずっと前から予約しないとだめなのに)。アパートからは2時間半で高山に着くので、天気を見て、日帰りでゴー、でした。
天気に左右される行事や景色を見るのは、滞在する旅のよさが生きます。
少なくとも週1回は出かけました。
ガイドブックに載っているところはすぐに行き尽くすので、行き先情報は、ローカルTVや観光案内所の資料(なぜかWebより情報が多い)で仕入れ、地元の人におすすめかどうか聞きました。
お目当ての場所近くのおすすめ場所や店も教えていただけましたよ。
4.サークル活動
アパートを借りる前から地元のサークルをチェックしていました(千葉でやっていた太極拳のサークルと、松本まるごと博物館友の会に入会)。
一番つながりが深かったのは、サークルではありませんが温泉の常連さん。毎晩ですから。
週一ウォーク(現在は開催されていません)も2時間弱の間にいろいろとおしゃべりをするので、地元のネットワークで本当にたくさんのことを教えてもらえました。
記事:松本暮らし~春(⑩地元の集まりに参加~温泉銭湯の常連)
松本暮らし~春(⑪地元の集まりに参加~サークル活動)
2年目の冬(12月から2月まで)は自宅に滞在し、正月行事だけを見に戻りましたが、多くの時間を松本で過ごした2年半でした。
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■私の書籍 2025年出版。江戸・明治時代の村人たちの楽しみ方と現代生活への応用について書いています。

■私のブログ つたない英語に日本語を併記しています。
