松本暮らし~春(⑧春の食彩)
期間限定の松本暮らしなので、地場の食材を食べたくなります。
春の食材はフキノトウから始まり、根曲がり竹まで、様々な山菜。
加えて、寒い冬に作られた凍み大根、わさびの花など自宅がある千葉では手に入れにくい食材を楽しめました。
(ヘッダー写真は、ご主人が採ってきた山菜やキノコを食べさせてくれる「たきざわ」の「山の幸天ぷら」と「もりそば」、2025年4月)
本連載は、通過する旅に物足りなさを感じ、“滞在する旅” を試した私の体験談と、その結論としての “2年間限定移住のすすめ” です。
信州ファンや滞在型の旅が好きな方の参考になれば、と思います。
私のライフワーク「昔の人びとの楽しみ方」の名残りも探っています。
フキノトウのほろ苦さで春のスタート

一番はやく食卓にのぼるはフキノトウ。和え物や炒め物もよいですが、人気は天ぷらでしょうか。
山菜は「食べられる草」=アクが少ない(えぐみ・苦味が弱い)草です。天ぷらにすると、ツウ好みの香りや苦みは隠れてしまいますが、食べやすいですね。


山菜と凍み食品
昼神温泉の朝市では山菜の豊富さにビックリ(2024年4月25日)。私はコシアブラが好きです。千葉の自宅にいるときは、料理屋で食べるものだと思っていました。「山菜の女王」(コシアブラ)もパック売り。


朝市で売っていた凍(し)み大根。冬の寒さを利用して凍み豆腐などのフリーズドライ食品を作るのは信州の得意技。
凍み大根は、一晩水につけて煮物にすると、味がよくしみます。本来は保存食にするための加工法ですが、味も食感もアップします。

食感がたまらない、根曲がり竹

根曲がり竹の産地は信州や北日本です、お値段はややお高め。
山菜採りをしている人によると、斜面の笹藪に生えていて、しかも、熊の好物なので採るのは命がけ、とのこと。今年はとても高いかも。
地元の方々に人気で、GWが明けると「根曲がり竹、食べた?」なんて会話になり、地元TVでも紹介されます。
直売所や、スーパー(たまに)にも並びます。売り場にはサバの水煮缶も。
サバの水煮を入れて、味噌汁にして食べるのが松本近辺では人気の食べ方。
まず、柔らかい。しかし、歯ごたえがシャリシャリ。
春になると食べたくなります。
私は松本に来て、はじめて根曲がり竹の存在を知りました。
そのままお吸い物でも、軽く焼いてもよさそうですが、
海の魚と一緒に食べるのが信州風かなと思います。
海の魚=ごちそう、天ぷら=ごちそう、が常識なのかも。
花ワサビとワサビ
山菜シーズンのスタートには花わさび(わさびの花)を店頭で見かけることがあります。

ワサビは、茎でもどこでもワサビの味と香りがします。
私がイメージしていたワサビは、松本では「ワサビの芋」と呼びます。
ワサビの専門店もあり、ワサビの芋は一本ずつ量り売り。




シンプルなワサビ丼がいいですね。松本城近くの小口わさび店も人気店。
ちなみに、ワサビの英語は、Wasabi。日本製です。
直売所(あるいは専門店)で食材を買って自炊。一番多いパターンです。
(滞在する旅は、安上がり😁)
お店で、旬の食材
松本平は観光地なので、地場食材を多用したランチを提供してくれるお店が多数。ちょっと高めになりますが、お値打ち十分です。
下は、風ゆらさん。ランチメニューは税込1870円のセットのみ(2025年)。目の前は、松本平の水を集めて千曲川へ注ぐ犀川です。


お店でプロが調理した旬の食材をいただくのもいいですね(車で行く店が多いので、お酒を飲めないのが、玉にきずですが)。
ところで、山菜は季節に関係なく採れます。私の義母は草を摘みながら歩きます。
西洋人は草を好みませんが、日本人は、草を見分け、下処理方法・調理方法を工夫し、季節を感じながら美味しくいただいてきました。
誇れる食習慣です。

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■私のブログ つたない英語に日本語を併記しています。
