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(26)【また始まる】人生が終わった日も、朝のコーヒーだけは飲んでいた。-失踪編-


■この物語は筆者の実体験をもとに執筆しています。
・正直、極限まで恥をさらしてます。
・僕が生きてきた記録(ノンフィクション)です。
・ほぼ毎日更新を目指しています。


【また始まる】


帰りの車の中。
運転しながら考える。

明日はインスタントコーヒーを
持って行こう。

現場では
缶コーヒーばかりだった。

インスタントコーヒーで
少し、人間らしくなれる気がした。

翌朝4時。
いつも通り起きて、
いつも通りコーヒーを飲む。

これだ。
この時間が大切なんだ。

いつも通り現場に入る。
僕と、松下さんと吉田。

2人が話してるけど
何を話してるのか耳に入らない。

無心に撒く。
無心に撒く。
何も感じない。
楽でもない。苦痛でもない。ただ、空っぽだった

休憩時間にインスタントコーヒーを飲む。

誰とも話さないし、
話す気にならない。

休憩が終わるとひたすら水を撒く。
また水を撒く。

何も考えなくていい。
作業だ。
作業に徹する。

あの地獄と地獄の往復が
遠い昔に感じる。

冷蔵庫の掃除が
夢だったのかもしれないと思える。

パチスロでの大勝ちも大負けも
現実感がない。

今はひたすらユンボの先に水を撒く。

一週間、繰り返した。
一週間、無心だった。

なんだったんだろう。
便利屋で稼いで、失踪。
生きるために人夫出し。
辛い想いをして稼いだ金。
僕は失踪時と何が変わってるのか。

まぁいいや。
今は無心に水を撒くだけだ。

金曜日には
7万円出来ていた。

何も感じなかった。

あれだけ欲しかった金なのに。

作業服を洗う、洗濯機の回転を見ながら
洗濯機も単なる作業をしているだけだ。
僕と同じだ。

僕は機械と同じだ。

何故か涙が出た。
東京で見た星空を、思い出した。

来週も、これを繰り返すのだろう。

そう思った時、

少しだけ、嫌な予感がした。

休憩時間にインスタントコーヒーを飲む。

誰とも話さないし、
話す気にならない。

休憩が終わるとひたすら水を撒く。
また水を撒く。

何も考えなくていい。
作業だ。
作業に徹する。

あの地獄と地獄の往復が
遠い昔に感じる。

冷蔵庫の掃除が
夢だったのかもしれないと思える。

パチスロでの大勝ちも大負けも
現実感がない。

今はひたすらユンボの先に水を撒く。

一週間、繰り返した。
一週間、無心だった。

なんだったんだろう。
便利屋で稼いで、失踪。
生きるために人夫出し。
辛い想いをして稼いだ金。
僕は失踪時と何が変わってるのか。

まぁいいや。
今は無心に水を撒くだけだ。

金曜日には
7万円出来ていた。

何も感じなかった。

あれだけ欲しかった金なのに。

作業服を洗う、洗濯機の回転を見ながら
洗濯機も単なる作業をしているだけだ。
僕と同じだ。

僕は機械と同じだ。

何故か涙が出た。
東京で見た星空を、思い出した。

来週も、これを繰り返すのだろう。

そう思った時、

少しだけ、嫌な予感がした。


(第27話【断ったはずだった】につづく)




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■以下連載(ノンフィクション)
・僕のメチャクチャな人生の恥を晒して書いています。

「人生が終わった日も、朝のコーヒーだけは飲んでいた。」

【第一章・失踪編】
目次から読む
1話から読む

【第二章・新聞配達編】
目次から読む
1話から読む


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