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富山県内で『初』の生理痛体験|高校にて【高校生と地域の人が混ざりあい一緒に生理痛を体験】

先日、富山県の私立高校にて生理痛体験を実施させていただきました。
富山県全体で見ても県内での生理痛体験は初めてとのことで、高校での実施であったものの、地域の方々や地元メディアの方にもきていただき、注目をいただいた機会になりました。



金沢大学発の生理痛体験キットを使用

生理痛体験キットは、かねてより一緒に性教育の活動を行っているユースの保健室 小田波くんを中心に、金沢大学4年生時に金沢大学教授と開発したものです。この生理痛体験キットは、EMS(筋電気刺激装置)を用いて、筋肉へ電気信号を送り、子宮が収縮する際の痛みを再現しているものです。低周波の電気刺激は、生理痛のような身体の奥からズーーンとくる痛みに近い痛みを再現することができます。


学校の先生方が、かねてより気になっていた生理痛体験を、いざ実施

今回行かせていただいたこちらの高校は授業がとてもユニーク。机に向かって話を聞くような受験のための授業ではなく、体験や実践を通した学びを重要視されています。
例えば、「ビジネスデザイン」のように、高校生が地元の食材などの資源を活用し商品開発をして販売をする授業や取り組みがあるようです。さらに、ここで生まれた商品は単年だけでなく、もう5年以上販売され続けており、地域にも愛される商品に育っている、と伺いました。

今回も、ユニークな体験型授業の1つとして生理痛体験を実施しました。
授業といっても、放課後に希望者のみが参加する形にしました。(痛みを感じたくない人もいるので、全員参加型ではなく希望型が好ましいと考えています)

聞くところによると、テスト期間の放課後だったようですが、3学年男女を問わず生徒40名程度が参加してくれました。
また、今回は富山県内での生理痛体験が初めて実施される機会ということもあり、地域の方々にも学校からお声かけをいただき10名程度が参加され、合計で50名の方に参加をいただきました。

高校生と地域の方が混ざりあい生理痛体験をする光景、想像するだけで少し興味深くありませんか?

体験をして見えてくる、日常生活の中で生理痛があると困る場面

学年問わず、男女比は50:50と、満遍なく生徒の皆さんに興味を持っていただいていましたが、希望者のみの生理痛体験なので、この場に参加してくれている生徒の皆さんの参加理由がとっても気になりました。

特に気になったのは、会場を見渡してみると1番に目に入る少しチャラチャラとした男子生徒6名程度の集団。見た目で人を判断・レッテルを貼るのは良くないことですが、なんとなく彼らはクラスの中心であり、時にヤンチャすぎることもあるように感じました。そんな彼らがどうして興味を持ってくれたのか。

「彼女が生理痛が酷いって言っていたので、気になって参加しました」
「彼女ができた時に、知っておいたらかっこいいかなって」
「こういう体験って、なかなかできないからちょっと気になって」

彼女のため〜〜と言ってくれている彼ら、とても可愛らしく素敵でした!!
好きな相手や大事な相手の理解を深めることは、とっても素晴らしいです!


今回、体験型授業ということなので、生徒の皆さんは体験後にレポートを提出するために体験会で初めて知ったこと・体験してわかったことを必死にメモしていました。メモ内容を後から共有して見せていただくと、

『この痛みで体育はしんどい』『この痛みがあると寝る時に困る』のように、日常生活・学校生活の中で生理痛があると困る場面を想像して書いていました。

よく、相手の理解の際に「相手の立場になって考える」と言いますが、やっぱり立場になって考えるだけでは見えない部分もあると思います。このように体験をして見えてくる相手の立場や、相手の状況を知ることができたのではないでしょうか。


現代の社会問題「生理に関する課題」を、地域の方と高校生が混ざりあい理解する機会

今回の最大の特徴といえば「地域の方と高校生が混ざり合っていること」
少し前(平成までの時代)では「生理」をテーマに、地域の方と高校生が集うことがあったのでしょうか。

もう、この場こそがとても新鮮な場になっていました。

「生理に関する課題」は、現代の社会問題と言われます。というのも150年前(明治時代)の女性の生涯生理回数は約50回、現代女性の生涯生理回数は約450回と言われており、現代女性はかつてより約9倍もの回数の生理を生涯で経験しています。

これは、女性の生涯妊娠出産回数の減少やライフスタイル・食生活の変化が理由とされていますが、約9倍とは驚きですよね。そりゃ、女性が生理に関する課題を抱える確率も高くなるでしょう。
さらに、女性活躍と言われるこの時代。これまでの男性を基本とした社会システムでは、社会進出をした女性が何かしらの課題を抱くことも想像できます。
この150年で、女性は身体的にも、さらに女性を取り巻く社会的にも変化しています。

だからこそ、急激に変化をしている現代を生きる者として、生理に関する課題を理解しておきたいところです。
それは、高校生など子どもだけでなく、親や地域の方など大人も知っておきたいことです。
「生理痛は痛いらしいし、最近話題にされることも増えているかも」というだけでなく、少し生理に関する課題の現状(社会問題)を知ることで生理痛体験への見方・姿勢も変わるのではないでしょうか。

社会問題に対して、地域の方と高校生が意見を交換しあい、話せる機会。すごく価値がある時間です。



最近、生理痛体験のご連絡をいただくほとんどが地方で、地方からのお声が多いことが1つの特徴に感じているところです。私自身が、兵庫県の伝統的価値観が残る山間地域の出身なので、地方ならではの「性への閉塞感」「男尊女卑」は幼い頃から嫌というほど感じてきました。

そのため、地方から多くご連絡をいただくことで、地方ならではの「性への閉塞感」を、正しい知識を得る機会を提供することで少しずつでも変えてゆくことができると思うと、個人的にはとても嬉しく、実施に大きな意味があるように感じています。

今後も、生理痛体験を日本各地で開催していきたいと思っています。
地域イベント・企業研修・教育機関など、様々な機会での開催が可能ですので、どうぞご連絡ください!

連絡先:cplus.cosmos@gmail.com


※ 個人情報の関係で写真掲載は無しにしています。


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