妄想力と展開力の違いとは | ぽてぽたのよしなしごと #12
以前に、『妄想力というクリエイティビティ』という記事を書いて、妄想の猛者の方々をご紹介した。
noteの妄想界をリードするみちよさんは、さらにそこから妄想の型の研究にまで話を進めてくださった。
さすがは「考えすぎクラブ」の創設者兼部長である。
考えすぎに余念がない。
どうやら妄想の世界にもさまざまな型があるとは、とても奥が深い。
しかし私は、もっと手前で立ち止まってしまった。
キッカケは、ペットボトルロケット団さんからいただいた、以下のコメントだ。
「フリーレンだったらなんて言うかな」の大喜利に毎回答えてくるぽてぽたさんは妄想のプロだと思いますけど…
ぽてぽたさん、妄想はお好きですか?(フリーレン風にお答えください)
たしかに私は、「フリーレンだったらなんて言う?」の遊びは得意である。
その遊びと妄想をすることって、何が違うんだろう?
そんなふうに問いを持ちながらも、私は『葬送のフリーレン』の物語やセリフを思い出しながら、以下のように答えた。
フリーレンぽてとがお答えします。
「妄想?必要ないよ。
魔法が使えても、見たことがない花は咲かせることはできないからね。」
冷静沈着、魔法が使えても現実派なフリーレンが言いそうだなと思って、このように書いた。
答えたあとで、ふと思った。
妄想って、「見たことがない花を咲かせることもできる魔法」なのでは?
* * *
おはようございます。ぽていとぽたあとです。
海より広く深く、どこまでも広がる妄想の世界。
その魅力に取り憑かれています。
本日は、考えすぎクラブの活動をしたいと思います。
テーマは、「妄想力と展開力の違いって何?」です。
感覚的に「違う」とは思うものの、ペットボトルロケット団さんに「フリーレンの大喜利に答えられるのも妄想力では」と指摘されるまで、その違いについてしっかり考えられていませんでした。
「フリーレンなら、なんて言うと思いますか」という問いによって引き出される私の回答は、見聞きしたものを繋いで導き出す展開力だと思っています。
展開していくことは、ある要素を組み合わせてパズルを解いていく行為に近いような感覚です。
一方の妄想は、あるものを組み合わせる作業とは異なるように思います。
みちよさんの「妄想の型の研究」の記事を読み、読み間違いから始まった「ひどい男」にまつわる妄想が広がっていく様子に圧倒されたとき、「やはりこれは違う能力だ」と確信を深めました。
みちよさんはまさに、見たことがない花を咲かせていました。
意図的に考えようとしなくても、ひとつの言葉から、どんどんと具体的なイメージが湧き上がっているように見えます。
コメント欄ではハッピーターンさんが、みちよさんの妄想力を「点火と燃焼」だと表現されていました。
みちよさんも返信で書かれていましたが、私の中でもその表現がやけにしっくりきました。
点火しちゃったら、あとは勝手に燃え広がる感じ。
モヤハルさんが以前に『チーズ会議が始まった』という記事書かれていた「あっこれ始まるな」に通じるものがあると思いました。
まとめると、こんな感じになるでしょうか。
「妄想力」と「展開力」の違いとは?
⚫︎妄想力:見たことがない花を咲かせることができる魔法が妄想力。内から湧き上がるイメージ。
⚫︎展開力:見聞きしたものをつなげて、ある程度広げることができるのが展開力。外側でパズルを解くようなイメージ。
いかがだったでしょうか。
こう書いて見ると、ふたつは全く別の物というわけではなく、繋がる部分や共通部品があるようにも思えてきますね。
「見たことがない花を咲かせる」妄想力であっても、見聞きした内容をもとに膨らませている部分もあり、「見聞きしたものをつなげる」展開力であっても、その間を繋ぐ想像力がある程度は必要です。
また別の記事のコメントでは、空想する書店員さんが私の『ぽんこつチャッピーくん』を唯一無二のシリーズ作品だと言ってくださいました(『振りしぼった想像力✖️AIで、架空のミステリー映画のサントラを作ってみた』)。
言っていただいてハッとしましたが、私は「妄想ができない」=「創作ができない」というように、このふたつを混同してしまっていたようです。
たしかに、「妄想ではない」=「創作ではない」としてしまったら、エッセイやノンフィクションをベースに作品を創っている方々にも失礼にあたりますよね。
言葉の使い方には、よくよく注意が必要ですね。
それぞれの創作の形がある、ということで、また皆さんの多種多様な作品を読むのを楽しみにしています。
※大丈夫だと思いますが、念のために付記します。本記事には、妄想力と展開力に優劣をつける意図はありません。
🥔・🥔・🥔
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ぽてぽたの「よしな、仕事!」じゃないですよ。「由無し事」です。
