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もし、うちのこをお迎えしていなかったら。


もし、うちのこをお迎えしていなかったら。

ときどき、そんなことをふと考えます。


私は、30歳のときに
保護猫シェルターでうちのこと出逢って、
里親としてお迎えしています。

そこから3年半一緒に暮らしていて、
ペット可物件への引っ越しや
うちのこに見つかったリンパ腫の治療を
今日まで続けています。


毎日げんきでえらいねぇ


もし、うちのこをお迎えしていなかったら。

ペット可の物件じゃなくていいから、
家賃はあと2万円くらい安い部屋に住める。
毎月の抗がん治療費にかかる2万円も、
ごはん代もトイレ砂もいらなくなる。


おふとんに吐き戻しされて
丸洗いすることになったり、
おトイレのお掃除をした直後に
またおトイレされる徒労感だってなくなる。


その分、貯金は増えて、
毎日のお世話だってなくなって、
もっと気軽に旅行にも行けるかもしれない。


いろいろと空想をしてみると、
確かにその方が "自由" に見える。



でも、私は、
その自由を選ばなくてよかった、
って思うんです。


だって、もし
"うちのこのいない自由"を選んでいたら。

朝、目が覚めたときに
脚のうえに感じるぬくもりも。

仕事で疲れて帰った夜、
部屋のドアのガラス窓から
玄関を覗いているおおきな瞳も。

テレワーク中に、足もとから
「なぁ~」と聞こえてきて、
一緒に少し休憩しよう…のつもりが
結局1時間サボってしまうことも。


きっと、全部なかったんだよね。


うちのこがくれるのは、
かけたお金や時間と、
きれいに釣り合うものではありません。

もっと曖昧で、
もっと説明しづらくて、
でも確かに、心を満たすもの。


「誰かのために生きている」
という実感や、
今日を終えて帰る場所がある安心感。


繊細な私が
どんなに自分を責めて泣いていても、
ただ静かに私を見つめて、
寄り添ってくれる存在。


お金の負担感は消えないし、
自由への憧れがなくなるわけでもない。

それでも私は、
この暮らしを選び続けています。


サイレントニャ〜



もし今、
ねこを迎えたい気持ちと、
現実的なお金の不安の間で
揺れている人がいたら。

どちらの気持ちも、
間違っていないと思います。


ただ、もし迎えたなら。

失うものと同時に、
きっと、想像していた以上の何かを
受け取ることになる。

それだけは、
確かだと思うのです。



選んだ今の暮らしが正解かどうかなんて、
誰にもわからない。

それでも。
一緒に暮らせて、
ほんとうにしあわせだよ。


テレワーク中、おひざのうえ。




🌱うちのこ3周年記念♡


🌱うちのこが、私を変えてくれた話。


🌱うちのこの、静かな闘病の話。



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