「ネチケット」って、まだ生きてる?ChatGPTのヨシダ・Gemini・ClaudeのAI三銃士と考えるSNSと生成AI時代の新しい作法|コミックエッセイ


カワムラです。祝日ですが私は本日仕事です。
「ネチケット」という言葉、最近まったく聞かなくなりました。
ネットとエチケットを合わせた言葉で、インターネットを使う時の礼儀のことです。当時は掲示板の入口によく書いてありました。
同じ内容を何度も投稿しない、いきなり失礼な言葉を使わない、大きすぎる画像を送らない、画面の向こうにも人がいることを忘れない。
今見るとちょっと律儀すぎて、懐かしいを通り越して微笑ましいくらいです。
でも、SNSでは毎日誰かが炎上していて、生成AIが作った偽の画像まで流れてくる。言葉は古くなったのに、必要性はむしろ上がってる気がします。
ということで今回は、AI三銃士と一緒に令和のネチケットを考えてみます。

第1章ネチケットってそもそも何なん?
当時のインターネットは今よりずっと狭い場所でした。掲示板やチャットルームには、その場所ごとの空気があって、書き込む前に過去の投稿を読む、初めてなら挨拶をする、同じ質問を何度も書かない
今振り返ると面倒くさいなとも思いますが、根っこにあったのは単純なことでした。
画面の向こうに、自分の言葉を読んでる人がいる。
それだけです。パソコンの操作方法じゃなくて、見えない相手を想像するための作法。それがネチケットだったんだと思います。
SNSでは、相手の顔どころか本名も知らないことがほとんどです。丸いアイコンと短い名前だけ見てると、つい「人」じゃなくて「アカウント」として扱ってしまう。
でも、傷つくのはアイコンじゃなく画面の向こうにいる人間です。

第2章 SNSでは、ひとり言がひとり言ではない
SNSを使ってると、フォロワーや仲の良い人だけに話してる感覚になりますが、当然公開した投稿は、基本的に誰でも見られます。
軽い愚痴が本人に届く。身内向けの冗談が切り取られる。数年前の投稿が掘り返される。善意で共有した情報が実は間違ってた。
こういうことが普通に起きます。
小声で話したつもりでも、SNSは巨大なスピーカーです。しかもスクリーンショットで保存されたら、消しても消えません。訂正より、最初の間違いの方が広まるのもあるあるです。
だからといって、何も書かない方がいいって話ではないです。
投稿する前に、一瞬だけ考える。
この投稿、誰が読む可能性があるか。
本人の前でも同じ言葉を使えるか。
情報は確認したか。
その一呼吸だけで避けられる事故はかなりあります。

第3章 SNSのルールは、法律だけでは足りない
誹謗中傷をしない、個人情報を晒さない、著作物を勝手に転載しない
これはネット以前の問題です。しかし、法律に違反してなければ何をしてもいいわけでもない。
返事が来ないと催促する、個人的な会話を許可なく公開する、作品紹介の名目で作者への敬意を忘れる、小さな失敗に大勢で押しかけて責める。
犯罪にはならないかもしれないけど、された側は確実に疲れます。
法律はすべての失礼を禁止してくれません。
ネットには「違法じゃないけど、感じが悪い」という広大な地帯があります。そこは自分で立ち止まるしかないんです。
自分が正しいと思ってる時ほど言葉は強くなる。
正しいことと、必要以上に傷つけることは別です。
ネット上の正義は、気づいたら集団になってます。
軽く注意したつもりでも、相手には百人から責められてるように見えることがある。正論にも、人数と声量の調整は必要だと思います。

第4章 そこへ生成AIが…
ここ数年で、ネット上の作法がさらにややこしくなりました。生成AIが入ってきたからです。
文章を整える、題名を考える、画像を作る、動画を作る、情報を探す
生成AIは、ネットで発信する人にはとっても便利な道具です。
でも便利だからこそ、新しい事故も起きます。
他人の個人情報をそのままAIに入力する、会社の内部情報を相談する、AIの答えを確認せず公開する、存在しない本や専門家を実在するものとして紹介する、実在人物に似せた画像を許可なく作る。
問題が起きた時に「AIがそう言った」「AIが作った」と言いたくなる気持ちは分かります。私もヨシダが間違えたら前に押し出したくなる。
でも、AIは投稿ボタンを勝手に押してません。
最終的に公開したのは自分です。
あと、AIは堂々と間違えます。存在しない資料を、いかにも本物みたいに紹介してくることがある。公開前の確認も含めて、AIを使う人間の仕事です。

第5章 AIを使ったことは、どこまで書くべきか
生成AIを使ったら、必ず「AIを使いました」と書くべきなんでしょうか。
誤字を一文字直してもらった、長すぎる文章を短くした、題名の候補を出してもらった
こんな補助まで毎回申告する必要はないと思います。
でも、AI生成画像を本物の写真のように見せる、架空の人物を実在する人物として紹介する、AIが作った体験談を自分の実体験として書く、ほぼAIが作ったのに全部手作業のように見せる
これは説明した方がいいです。
基準は「どれだけ使ったか」じゃなくて、「隠すと相手が誤解するかどうか」だと思います。
私の場合、AI三銃士と会話しながら記事や漫画を作ってます。GPTに構成を考えてもらって、クロードが駄目出し。Geminiが漫画を描いてくれる。
AIが構成をしてAIが直す。
そして私が最終確認して書き直す。
「少し使いました」より「共同制作です」の感覚です。
でも責任まで均等になるわけじゃないんですよ。
名前を出す以上、最後に確認するのは私です。

第6章 ネチケット2.0は、人を怖がらせるためのものではない
ネットのルールを考え始めるとどんどん増えます。
書いてはいけない、確認しないといけない、AIを使ったら表示する、引用に注意する
考えすぎると何も投稿できなくなる。
失敗したら終わり間違えたら炎上
そんなネットは息苦しいです。
大事なのは間違えないことじゃないと思います。人間もAIも間違えます。
そのときに、訂正できるか。謝れるか。意地を張らず戻ってこられるか。
必要なのは百個の禁止事項じゃなくて、間違えた時に戻ってこられる作法だと思います。
昔のネチケットが言ってた「画面の向こうにも人がいる」は今も必要で、生成AI時代にはもう一つ加わります。画面のこちら側には、情報を選んで公開する自分がいる。
相手もAIも情報も雑に扱わない。
全部完璧に守れなくても、迷ったら一度止まって考える。令和のネチケットは、ここが大切です。

おわりに
「ネチケット」という言葉は、いつの間にか古くなりました。でも、ネットの向こうに人がいることも、発信した言葉に責任が生まれることも、変わってないです。
SNSと生成AIで、誰でも簡単に大量の言葉や画像を世界へ届けられるようになった今、必要なのは昔と同じルールではなく今のネットに合った作法だと思います。読み手を想像する事、出典は正しいか?
公開したものには責任をもつ。
もしも間違えてたら謝って戻ってくる。
それだけで、ネットはきっと居心地よくなります。
とりあえず私たちは、
焼肉の網の上から始めることにしました。



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それよりも漫画の構成が花魁の時と同じ??
そこはヨシダが脚本を手抜きしたのかも。


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