見出し画像

【ゆるビタミン|心の習慣 #04】もう、言葉で自分を説得しなくていい。ネガティブな感情を『色』と『体の感覚』でそっと手放す方法

こんにちは、「ゆるビタミン」です。

これまでの連載で、私たちは自己肯定感の「タイプ」を知り(第2回)、その心のクセが生まれた「原因(ルーツ)」を探ってきました(第3回)。

原因が分かった今、あなたはもう「自分がダメだからだ」と自分を責める必要がないことを、少しずつ感じていただけているかもしれません。

さて、今日はいよいよ、具体的な「行動」に移る、とても大切な回です。


仕事中に「あ、またダメだった…」「私なんて、まだまだだ…」とネガティブな感情が湧いてきた時、どうすればその辛さから抜け出せるのでしょうか。


「ポジティブに考えなきゃ!」と、言葉で自分を無理やり説得しようとして、かえって苦しくなってしまった経験はありませんか?


今日ご紹介するのは、言葉と戦うことを、一度お休みしてみるための、全く新しいアプローチです。


あなたのその辛い感情を、「色」と「体の感覚」で、そっと手放す方法を一緒に試してみましょう。


1. 感情は「言葉」ではなく「心の動き」


仕事でミスをして落ち込んだり、人間関係で不安になったりした時、私たちの心の中では、言葉にならないモヤモヤとした感情が渦巻いています。


それは、言葉で分析できるような論理的なものではなく、もっと純粋な「意思を持つ心の動き」のようなものです。


だから、言葉で「こう考えるべきだ」と説得しようとしても、なかなか心は言うことを聞いてくれません。


大切なのは、その心の状態を、直接的に、そして優しく変えてあげること。

そのための鍵が、「色」と「体の感覚」なのです。


2. 「色」と「体」で感情を手放す3つのステップ


これは、無理にポジティブになるための方法ではありません。

ただ、辛い気持ちを、少しだけ風通しの良いものに変えてあげるための、自分への優しさだと思って、リラックスして試してみてください。


ステップ①:今の気持ちを「色」で感じてみる


仕事中に、心が「ズン…」と重くなったり、不安でザワザワしたりした瞬間。

「なぜ、こんな気持ちになるんだろう?」と言葉で分析するのを、一度ストップしてみてください。


そして、代わりに、ただ心の中でこう問いかけます。


「もし、今のこの気持ちに色をつけるとしたら、何色かな?」


暗い青、グレー、茶色に近い黄色…なんでも構いません。

正解はありません。ただ、あなたの心が感じている、そのままの色を、ぼんやりとイメージしてみる。


それだけで、あなたはもう、感情の渦に飲み込まれるのではなく、それを客観的に眺める側に立てています。

ステップ②:その色の時の「体の感覚」を観察する


次に、その「色」を心に思い浮かべたまま、意識をあなたの「体」に向けてみましょう。


そして、こう問いかけます。

「この色を感じている時、体はどんな感じがするかな?」

  • 肩が、石のように重たい感じがする…

  • 胸のあたりが、ギュッと締め付けられる感じがする…

  • 呼吸が浅くなって、目に力が入っている…


これも、良い・悪いの判断は一切いりません。

ただ、今の体の状態に「気づいてあげる」だけです。


心(色)と体(感覚)が、ちゃんと繋がっていることを、優しく確認してあげましょう。


ステップ③:その「色」を、ほんの少しだけ変えてみる


最後に、これが最もパワフルなステップです。


心に思い浮かべている「色」を、あなたのイメージの力で、ほんの少しだけ変えてみてください。


ここでの最大のポイントは、決して無理をしないこと。

  • 暗い青色を、いきなり虹色に変えようとしなくて大丈夫です。

  • まずは、「もう少しだけ、透明感を足してみようかな」くらいでOK。

  • 鉛に近いグレーなら、「もう少しだけ、白を混ぜて、明るいグレーにしてみようかな」とイメージする。


そして、色の変化と共に、体の感覚がどう変わるかを、静かに味わってみてください。

色が少し明るくなるにつれて、石のように重かった肩が、ほんの少しだけ軽くなるかもしれません。

締め付けられていた胸が、ふっと緩むかもしれません。


この「ほんの少し」の変化を感じられたら、大成功です。

あなたは、言葉の力を借りずに、自分自身の力で、心の状態を変えることができたのです。


ゆるビタミン's note


私自身、仕事で理不尽な経験をした時に、この「色と体で感情を手放す」方法に何度も助けられてきました。


例えば、

  • 先輩に言われた通りにしたのに、後から上司にそのやり方を注意された時。

  • お客様には喜んでいただけたのに、後から同僚にその対応を咎められた時。


そんな時、私の心の中は、言葉にならないモヤモヤでいっぱいになります。
「もっとこうすれば良かったのかな…」と自分を責めるのも辛い。

かといって、「いや、私は上手くやった」と無理に自分を肯定するのも、なんだかしっくりこない。

もちろん、「あの人が悪いんだ」と誰かを責めることは、もっとしたくない。


言葉で考えれば考えるほど、出口のないループにはまってしまう…。
そんな時、私は一度、「言葉での解決」をやめることにしています。


そして、ただ、今この胸の中にあるモヤモヤを、静かに「描写」するのです。


まず、心の中で問いかけます。
「もし、今のこの気持ちを色で表現するなら、どうだろう…?」


「そうだなぁ…暗い青色かな」
「いや、グレーも混じっている感じがする」
「もしかしたら、くすんだ緑色もあるかもしれない…」


こんな風に、心の中にある複雑な色を、一つひとつ、ただひも解いていきます。

そして、その色の情報と共に、自分の体の状態も、そっと観察してあげます。


「なんだか、立っているのが辛いな…」
「胸のあたりが、何かに圧迫されている感じがする…」
「呼吸も、いつもより浅くなっているかも…」


そこまで感じられたら、次に、あなたが表現した「色」を、好きな色に変えてみます。


「そうだなぁ…緑をもう少し強くしてみようかな」
「どうせなら、もっと明るい緑にしてみたい」
「ライムグリーンがいいな。昔、この色が好きだったし。」


このように、自分の好きな色を心に思い浮かべた後、もう一度、体に意識を向けてみます。


「あれ…少し、肩の緊張が緩んだ気がする」
「目元が、さっきより楽になったかも」
「好きだった色を思い出して、口角が少しだけ上がったかな…」


些細な変化でいいんです。あなただけが気づける、小さな変化。

それこそが、何より大切なサインです。


目の前の「事実」は変わらなくても、あなたの「内側」では、もう確実に、ポジティブな変化が始まっているのですから。


今回の「明日やってみよう」


この3つのステップ、いかがでしたか?
今日のワークは、まずステップ①に慣れることから始めましょう。


明日一日、仕事中に心がモヤッとしたり、ザワッとしたりしたら、その瞬間に「今、何色かな?」と、自分に問いかけてみてください。


色を変えようとしなくても、体の感覚を観察しなくても大丈夫です。

まずは、自分の感情を「色」で捉える、という新しい習慣に、心を慣らしてあげること。


それが、言葉で解決しなきゃいけないという思い込みから自由になるための、素晴らしい第一歩になりますよ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

あなたの心は、あなたのイメージの力で、いつでも軽くなれます。
そのことを、どうか忘れないでくださいね。


次回は、今回少しだけ触れた「体の感覚」に、もう少しだけフォーカスしてみます。

デスクワークで凝り固まった体を優しくほぐし、心も一緒に軽くしていく簡単なワークをご紹介しますね。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。


いいなと思ったら応援しよう!