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【ゆるビタミン|心の習慣 #03】なぜ?あなたの「心のクセ」が生まれた3つの原因

こんにちは、「ゆるビタミン」です。

前回の記事では、チェックリストを使って、あなたの自己肯定感の「タイプ」を見ていきました。

「完璧主義さん」「周りと比べちゃうさん」「石橋を叩きすぎちゃうさん」、あなたはどのタイプに一番近いと感じましたか?

自分の心のクセに気づけただけでも、大きな一歩です。

さて、今回はもう少しだけ深掘りして、「なぜ、私たちはそうした心のクセを持ってしまうのか?」という、その原因を一緒に探っていきたいと思います。

原因を知ることは、決して過去の誰かを責めたり、自分を追い詰めたりするためではありません。

「あ、だから私はこう考えやすかったんだ」と、その仕組みが分かるだけで、不思議と心が楽になり、自分を客観的に見つめられるようになるのです。

それでは、あなたの心を優しく紐解いていきましょう。


1. 原因その①:いつの間にか作られた「思い込み」の箱


私たちは、生まれた時から今の考え方をしていたわけではありません。

子供の頃からの様々な経験、特に親や先生からかけられた言葉、学校での成功体験や失敗体験を通して、知らず知らずのうちに、自分だけの「ルールブック」を作ってきました。


例えば…

  • テストで100点を取った時だけ褒められ、90点だと「次は頑張ろうね」と言われた経験から、「完璧でなければ価値がない」という思い込みが生まれる。

  • クラスで目立つと注意されたり、みんなと同じことをするのが「良いこと」だと教えられたりして、「波風を立てず、周りに合わせなければならない」という思い込みが生まれる。

  • 日本の文化にある「謙遜の美徳」から、「自分の成功を素直に喜んではいけない」という思い込みが生まれる。


こうした過去の経験から作られた「思い込み」は、まるで小さな箱のようです。

私たちは大人になるにつれて、自分でも気づかないうちにその箱の中に入ってしまい、「この箱のルールが全てだ」と信じて、物事を判断するようになっているのかもしれません。


あなたの心を少し窮屈にしている「~ねばならない」という考え。

そのルーツは、もしかしたら過去に作られた、古い「思い込み」の箱にあるのかもしれませんね。


2. 原因その②:あなただけじゃない!人間の脳の「省エネ機能」


「どうして私は、いつも悪いことばかり考えてしまうんだろう…」

もしあなたがそう感じているなら、少しだけ安心してほしいのです。


実は、ネガティブなことに意識が向きやすいのは、あなただけのせいではなく、人間の脳に元々備わっている「クセ」のようなものだからです。

これは心理学で「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれています。

私たちの祖先が、危険な動物や毒のある植物など、命を脅かすものから身を守って生き延びるために、「良いこと」よりも「悪いこと」に敏感に反応するように進化してきた、と言われています。


つまり、あなたの脳は、あなたを危険から守ろうとして、良かれと思って「もし失敗したら…」「ここに危険はないか…?」と、ネガティブな情報を一生懸命探してくれているのです。


言わば、心配性な、優秀なボディーガードのようなものですね。


この脳の「省エネ機能」を知っておくだけでも、「あ、また私のボディーガードが心配してくれているな」と、少し客観的に自分の思考を眺められるようになりますよ。

3. 原因その③:今のあなたの「環境」からの影響


過去の経験や脳の仕組みだけでなく、今、あなたが置かれている「環境」も、自己肯定感に大きな影響を与えます。

例えば、

  • 常に他人と比較されるような職場

  • 失敗が許されず、常にプレッシャーがかかる環境

  • 安心して本音を話せる人がいない人間関係


もし、あなたが今こうした環境にいるとしたら、自己肯定感が揺らいでしまうのは、ごく自然なことです。

なぜなら、私たちは無意識のうちに、その環境で「生き抜く」ために、心のあり方を調整しようとするからです。


比較される環境にいれば、自然と他人と自分を比べてしまいますし、プレッシャーのかかる環境にいれば、常に「完璧でなければ」と自分に鞭を打ってしまいます。


それは、あなたの心が弱いからではありません。

あなたは、ただ、心をすり減らしやすい環境の中で、一生懸命自分を適応させようと、健気に頑張っているだけなのですから。


ゆるビタミン's note


私自身、以前は「自分の物差し」で物事を考えることができていました。
しかし、ある二つの出来事が、私の心に大きな「思い込みの箱」を作ってしまったのです。


一つは、高校時代の数学の試験でのこと。

自分では90点以上取れて、まずまずの結果だと思っていました。

しかし、答案が返ってくると、そこには厳しいコメントが書かれていました。

先生にとって私のミスが「許されないものだった」というのが理由でした。


そしてもう一つは、大学時代の英作文の授業です。

自信を持って提出した英作文に、先生から一言、こう書かれて返ってきました。


「君には失望したよ」


その言葉を見た瞬間、頭が真っ白になり、全身の力が抜けていくような感覚に襲われました。

良かれと思って書いた内容が、評価する人によっては「失望」に値するものなのだ、と。


この二つの出来事を通して、私の心の中には、「他人の基準を満たさなければ、自分は評価されないし、失望させてしまう」という、強固な「思い込み」が生まれてしまいました。


それ以来、何か行動するたびに「これは相手にどう思われるだろうか?」と、他人の評価に怯えるようになってしまったのです。


第2回でお話しした「優秀な先輩の代役」の仕事で、あれほどまでに自分を追い詰めてしまったのも、根っこにはこの「失望させたくない」という強い思い込みがあったからなのです。


あなたにも、過去の誰かから言われた一言や、受けた評価が、今の自分の「心のクセ」に繋がっていると、ふと感じることはありませんか?


今回の「明日やってみよう」


3つの原因を知って、何か心当たりはありましたか?

今日のワークは、あなたの「思い込みの箱」の正体を、そっと探ってみることです。


あなたが仕事でよく考えてしまう、ネガティブな思考を一つ、紙に書き出してみてください。
(例:「私は、周りの人より仕事が遅い」)


そして、その言葉の横に、こう質問を書き足します。


「…って、いつから思うようになったんだっけ?」


答えがすぐに出なくても大丈夫です。ただ、その質問を自分に投げかけてみるだけでOK。

もしかしたら、「あ、そういえばあの時の経験が…」「あの環境にいたからかも…」と、あなたの心のクセの「ルーツ」に繋がる、小さなヒントが見つかるかもしれません。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

原因が分かれば、対策が立てられます。
自分を責めるステージは、もう今日で終わりにしましょう。


次回は、いよいよ自己肯定感を育むための具体的な第一歩です。
今日見つけた「思い込みの箱」から、そっと抜け出すための、簡単なワークをご紹介しますね。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。


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