大学1年、ノリで南米へ行った話
パラグアイに行った。
いや、もう31年前の話。
大学1年の頃、大学の創立30周年記念企画で、「日食観測団」が結団された。
パラグアイで皆既日食を観測しようと。
そう、ウチの大学には物理学科がある。
俺?
もちろん心理学科である。
団員はほとんど物理学科の学生で、院生、助手、教授もいる中、俺は「なんかおもしろそうだねー」というノリで、ノコノコついて行った。
総勢30人くらいだったかな?
物理学科以外の人は、俺以外にも数人いた。
3週間。
初海外。
初飛行機は17歳の頃、沖縄一人旅で経験済み。
大学での説明会、パスポート取得、予防接種を済ませ、いざ成田空港へ。
初国際便。
パラグアイには直行便がないので、まずニューヨークへ。
長い。
12時間。
座席に拘束された上で、機内食攻め。
ハイテンションなCAさんの「チキン? オアビーフ」「エッグ? オアフルーツ」(隣の席の先輩は聞き取れず、フルーツを選び、「これだけ?」とショックを受けていた)に答えつつ思ったのは、
「ハラ減ってねーよ!!」
もちろん、そんなことは口が裂けても言えない、幹夫20歳。
そんなこんなで真夜中、乗り継ぎのためにニューヨークに着く。
時間があったため、なんかの用事でタクシーに乗ったなー。
「ああ、ホントに黄色いんだ」と思ったのを覚えている。
ニューヨークからブラジル・サンパウロへ。
9時間。
夜に機内食を食べる時、隣の先輩が「明るい食卓にしようよ」と言って電気をつけてくれた。
「ああ、電気つけられるんだね」と思うくらい飛行機初心者だった、幹夫20歳。
サンパウロではF1レーサーのアイルトン・セナのお墓を見に行った。
そう、セナはその年、レース中の事故で亡くなった。
帰りのバスで、隣の先輩は泣いていた。
サンパウロからパラグアイ・アスンシオンへは、また飛行機。
小型だった。
着陸の瞬間、客席から拍手と歓声。
「うまく着陸できてラッキーってことか!?」
逆に怖かった。
やっとパラグアイに着いた。
一行、観光のため、バスでイグアスの滝へ。
続く。↓
