「勉強が嫌い」で終わらせないために――勉強しない子には、理由がある②
Q.教員志望の大学3年男子です。授業中に勉強しない、または集中できない子がいる場合、どうすれば良いですか?
A.昨夜の続きです。
③勉強が嫌い
「勉強嫌い」対策の続きです。
・勉強×友人
グループワークやペアワークが、これにあたります。
子どもひとりでは勉強が難しい場合でも、クラスの人と一緒であれば取り組みやすくなります。
数学(算数)の授業中、個人で問題を解き終わったら、子どもどうしで教え合う時間をつくる教員もいます。
A.教員よりも子どものほうが聞きやすい
B.教える子どもも勉強になる
C.教員も手間が省ける
など、一石三鳥です。
ただし、グループワークやペアワークで注意すべきことは、グループやペアを組めない子の存在です。
よく体育などで「二人一組になって」という指示がありますが、それだけでは雑過ぎます。
まず2列にして誰と組むかを指示しないと、毎回必ず好きな人どうしで組み、組めない子が固定します。
雑な指示をする教員に限って、毎回組めない子のことが見えていません。
その教員は、そろそろ自分がいじめに加担していることに気づくべきです。
毎回決まった子が教員とペアになるのも、私から見れば「うーん」です。
もちろん、きちんと気を配れる教員もいます。
高校生で、授業中にグループやペアをつくれず、退学する生徒もいます。
そういう事実も知っておいたほうが良いです。
④勉強しても成果が上がらず、意欲をなくしている
A.小学校、中学校で、もともと勉強は苦手だけど努力する。でも成果が上がらず、意欲をなくす
B.進学校の中学校、高校に合格して、入学前は勉強ができるほうだった。しかし、入学後に周りのレベルが上がって、初めて劣等感を抱き、意欲をなくす
などの例があります。
・勉強のコツをつかむ
・そこそこでもヨシとする
などが、再び意欲をもつきっかけになります。
勉強のコツをつかみたくても、自分から教員に聞きに行きにくい(どう聞けば良いのか分からない)子もいますので、教員から声をかけると良いです。
「そこそこでもヨシとする」は、進学校の場合、色々とできる子が多いので、「あれもこれも人より優れていたい」と思いがちです。
その気持ちは大事ですが、「本当の自信は、人との比較を越えた所にある」ということに気づけると良いです。
当たり前のことですが、世界中の大人は、全員がナンバーワンではありません。
それでも幸せな人はたくさんいます。
ゆっくりでいいですが、少しずつその考えにシフトできるように支えて行くと、意欲をもてるようになります。
A.B.ともに、もともとは勉強に取り組む力がありますので、勉強のコツを教えたり、肩の力を抜かせたりすれば、また勉強するようになります。
次回に続きます。
