107話 風景 Landscape on the Way to the Imonikai 【青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
フェアレディにはサクヤ、セオリ、そしてナビオ。
カツヤの4WDにはシンゴとミツヤ、そしてマリカ先輩。
この配列は前と変わらない。

4WDの後席に並ぶミツヤとマリカ先輩は、前回より明らかに距離が近い。
前席のシンゴは、二人の会話が聞こえないふりをして、ずっと窓の外に視線を向けている。

マリカは思う。
――あのコンクールの日のことを思い出すと、われながら恥ずかしい。
みんなの前で泣いただけではない。
みんなの前で、あんなふうに・・・・
思い出すだけで赤面してしまうような醜態ではないか

でも、あの時――
ああすることしかできなかった。
みっともないところを見せてしまったことに後悔はある。
けれど、あの後からだ。
怖い先輩だと思って距離を置いていた後輩たちが、親しげに話しかけてくるようになっていた。
怖い人と思っていた人のあまりの“もろさ”を見てしまって、共感や親しみが生まれたのかもしれない。
そして今、
心を開ける相手が隣に座っている。
それがマリカにとって、何より幸せだった。

海沿いの美しい風景が窓の外に広がっている。
だが、その景色は――
この二人には、ほとんど見えていなかった。

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こあら@SeaArt×イラストプロンプト毎日発信さんのプロンプトを参照して作成しました。


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