54話 BBQ 序 Before the BBQ Begins 【青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
カツヤがサクヤをBBQに誘った。
「いいけど、妹もいいかしら」
「もちろん。大歓迎さ」

――それが、この人数だ。
カツヤはサクヤの高校時代の友達で、今は別の大学に通っている。
アウトドアが大好きで、4WDの車にはいつもキャンプ道具がぎっしり積んである。
テントまであるから、その気になれば泊まりでも問題はない。
本当は、カツヤはサクヤだけを4WDの助手席に乗せたかったのではないだろうか。
だとしたら、BBQといったのは失敗だった。
どうしても“大人数”を連想させてしまう。

カツヤの車にはシンゴとミツヤ。
そして驚いたことに、ミツヤはマリカ先輩を連れてきていた。

青いフェアレディにはサクヤとセオリ。
そして、またしてもナビオは後列だ。
先導する4WDと青いフェアレディは、いい場所があると案内される海沿いの道を上っていく。

シンゴは「ああ……」と肩を落とした。
ユリアを誘えばよかった、と今さら後悔している。
まあ、誘っていたら
「未熟者め」
だったかもしれないのだが。
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