【ハンターハンター作品考察】現実世界をモデルにしている理由
考察を好きな人がハンターハンターという作品の考察に興味を持っていくと、この作品が現実世界をモデルにしているという事がわかってきます。
そして現実世界をモデルにしているというだけでなく、部分的に現実とリンクするように作られているという事です。
冨樫義博先生が単純に設定やモデルに現実世界の元ネタを使っているという考え方もできて、これはこれである意味で正解です。
しかしハンターハンターには現実世界をモデルにする明確な理由があるのです。
他の作品で少しニュアンス的にイメージを掴むためのネタバレのオチ的な例をあげると、かつてハンターハンターと同じジャンプ作品で萩原一至さんの「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」という作品がありました。
ガチの剣と魔法の世界設定の作品だったのに、実は現実世界の地球でしたみたいなオチになるような仕掛けというか隠された理由が存在しているという事です。
現実世界を元ネタにしてる設定
現実世界を元ネタのモデルにしている設定はキャラクター、国や都市、世界観そのものなどがあります。
登場キャラ
ハンターハンターに登場するキャラは見た目や設定的な元ネタのモデルがあるキャラが複数登場します。
芸能人であったり、政治的な有名人だったりします。
クラピカ:クラピカは冨樫義博先生がリスペクトする宮崎駿監督が手掛けるジブリ作品の「風の谷のナウシカ」に出てくる王蟲(オーム)が元ネタのモデルとなっているキャラです。
ノブナガ:幻影旅団のノブナガは実はダウンタウンの松本人志さんが元ネタのモデルとなっているキャラです。見た目だけでなく、誕生日や血液型などが一致しています。
マサドルディーゴ:キメラアント編で登場したマサドルディーゴ、もといディーゴ総帥は北朝鮮の将軍様だった金日正(キム・ジョンイル)が元ネタのモデルとなっているキャラです。
コムギ:東ゴルトー共和国で目の見えない暗闇の中にいる軍儀の世界チャンピオンの少女は13歳で新潟から北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが元ネタのモデルとなっているキャラです。
コアラ:キメラアント編で登場した謎のコアラのキメラアントですが、実は冨樫義博先生がハンターハンターの作品の中に転生した転生キャラだったのです。
ウッディー:王位継承戦で第14王子のワブルの警護兵だったウッディーはキャイーンのウド鈴木さんが元ネタのモデルです。
ただのやられ役のキャラなので現実世界の芸能人をモデルにしてますよ的な暗喩キャラだと思います。
スポット描写
ハンターハンターにはキャラ自体の元ネタのモデルではないけど、ある一コマの描写だけスポット的に現実世界の人物をモデルにした描写がされている事があります。
クロロ:クロロがヒソカと天空闘技場で対決した時に2ch創設者のヒロユキをイメージした描写があります。人体収集家を闇サイト(ダークウェブ)で見つけ出したクロロとの共通点でスポット描写されていると考えられます。
幻影旅団が蜘蛛と呼ばれるのはインターネットで網をはって獲物を狩る事からきています。
元々のクロロはロックバンド「L'Arc〜en〜Ciel」のHYDEさんがモデルといわれています。
ビヨンド:ビヨンドがブラックホエール号に拘束されている時にオウム事件を起こした麻原彰晃を彷彿させるような描写がありました。
この描写が何故、描かれたのかは、まだ謎です。
国や都市
ハンターハンターの作品内では国や都市、地域が元ネタのモデルになっている事があります。
ヨークシン:ヨークシンはニューヨークが元ネタの都市です。都市名がアナグラムになっています。
・ニューヨーク
→New York
→York New
→ヨーク新
→ヨークシン
昔の治安が最悪だったアメリカにおけるマフィアの街のイメージで採用された可能性もありますが、自由の女神の象徴を使いたかった可能性もあります。
この時から以降のストーリーでアナグラムを使っていきますよという伏線になっていたのかもしれません。
東ゴルトー共和国:ディーゴ総帥が独裁者として君臨していた東ゴルトー共和国は北朝鮮が元ネタのモデルとなっていた国です。
・東ゴルトー共和国
→東ゴールト共和国
→北金独裁国
→北朝鮮
隠された裏設定
ハンターハンターが現実世界をモデルにしている事に関わる隠された裏設定が存在しています。
それはこの作品の考察を進めていくと徐々にわかってくる内容です。
グリードアイランド編
グリードアイランドが実は念空間でなく、作品内における現実世界の島を舞台にしてましたというネタバレのオチは実はもう一つの隠された意味を持っていました。
それはハンターハンターという作品が現実世界をモデルにしていますよという裏設定のネタバレ要素と隠された伏線だったわけです。
実際に続くキメラアント編では北朝鮮が元ネタのモデルとなった東ゴールト共和国が舞台で戦いが繰り広げられる事になりました。
作品のテーマ
実はハンターハンターという作品は北朝鮮の拉致問題が作品全体のテーマとなっています。
現実世界の政治問題が部分的な裏設定として北朝鮮の拉致問題が取り上げられているというわけではなく、北朝鮮の拉致問題を取り上げるためにハンターハンターという作品が作られているという構造です。
横田めぐみの暗喩キャラ
ハンターハンターではコムギ以外にも横田めぐみさんの暗喩キャラや裏設定はたくさん存在します。
それはハンターハンターという作品が作られた理由でもあるからです。
様々な陰謀論
ハンターハンターは現実世界で陰謀論と呼ばれている内容も明確にモデルになっていたりします。
冨樫義博先生が意図的に取り上げて描いている内容もあります。
直接、陰謀論として元ネタにしていなくても現実世界を題材にした元ネタに陰謀論があったりするパターンもあります。
まとめ
ここまででハンターハンターという作品が現実世界をモデルにしているという事は整理できたと思います。
では現実世界をモデルにしている理由を説明します。
冨樫義博先生がハンターハンターという作品を現実世界をモデルにして作品を作っている理由は、ズバリの答えをいうと13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを救うためです。
どういう事?
意味が分からない。
と思われるかもしれませんが、この理由を実現させるために構想された仕組みが存在するので、それを説明します。
冨樫義博先生はハンターハンターという作品と現実世界をうまくリンクさせて、作品内のハッピーエンドを現実世界に引き寄せたり、現実世界での悲劇を作品内で陰陽道でいう式神に身代わりしてもらうような仕組みを考え出したという事です。
現実世界には魔法や呪術などの概念が存在します。
それをまさに念能力のように現実世界において冨樫義博先生が独自に構築してハンターハンターという作品に全てを込めたという事です。
その冨樫義博先生が横田めぐみさんを救おうとした方法についてはこちらの記事にまとめています。
編集後記(あとがき)
ハンターハンターの事を何もわかっていなかった時期は、漫画の作品が色々な元ネタのモデルとして使っている事すら知りませんでした。
例えばバスケット漫画で有名な井上雄彦さんのスラムダンクとかだと、
流川楓・・・マイケル・ジョーダン
など、主要キャラに元ネタのモデルが存在する話は有名です。
鳥山明さんのドラゴンボールとかではキャラ名とかに元ネタがあります。
ナッパ・・・菜っ葉
ベジータ・・・ベジタブル(vegetable)
ブルマ・・・そのまま
トランクス・・・そのまま
ギニュー特戦隊メンバーのリクーム、バータ、ジース、グルドなどキャラ名も(牛乳、クリーム、バター、ジュース、ヨーグルト)が元ネタでした。
結構、キャラに名前を考えるのって大変なのが想像できます。他の有名漫画の主要キャラとかと名前が被るのはマズイですからね。
ただし同じ業界の漫画を元ネタにしたりすると、オマージュを通り越して場合によってはパクリだとか批判されたり炎上する事もあります。
冨樫義博先生が元ネタのモデルをアナグラムを使ったりしてるのを考察を読んで知った時は、他の漫画と同じような感じで単純に元ネタにしているのかなと考えていました。
自分でもハンターハンターの考察に興味を持ち出し、考察の先の覚醒考察の領域に達した時には、その元ネタのモデルや裏設定の多くに、意味のある理由が込められている事を知ったのです。
他の漫画において、このような作品は存在しませんが、唯一、尾田栄一郎さんのワンピースは似たような理由で現実世界をモデルにした設定が使われていたりします。
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