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実は父に内緒にしていることがあります

実は、父にずっと内緒にしていることが3つあります。

1つ目は、トラクターやコンバインなどの農機具を売却したこと。
2つ目は、農機具小屋の中身をすべて処分し、
老朽化して崩れかけていた藁小屋を解体したこと。
そして3つ目は、空き家になっていた古い家を売却したことです。

なぜ内緒にしたのか。そこには僕なりの「理由」がありました。


「お前が田んぼをやれ!」と言われ続けて30年

父は長年、農業と自営業を両立してきた人でした。
僕も若い頃から「お前が継げ」と言われ続けてきましたが、
本業である福祉の仕事との両立は難しく、
兼業農家になることは断念しました。

それでも、父が現役で農業をしている間は毎年田植えを手伝っていました。
稲刈りのときには「機械でやるから、お前はいらん」と言われていたので、
そこには手を出さずにいました。

ところが、一昨年の夏。
父が突然倒れ、田んぼの管理が難しくなってしまったのです。


農機具の売却と、父には見せられない場所の片付け

農機具は1年以上使われておらず、
売却しなければ値段がつかなくなる可能性がありました。
そこで買取業者に依頼し、売却することにしました。
あわせて農機具小屋の不用品もすべて処分。
老朽化して今にも崩れそうだった藁小屋も解体しました。

正直、父に知られたら「激怒」されること間違いなしです。
ただ、家から田んぼまでは距離があり、現地に足を運ぶこともないため、
黙って進めることにしました。


空き家の売却と、家族信託という備え

父の名義で残っていた空き家にも動きがありました。
20年以上空き家で、天井も落ちてしまっている物件。
ある日、不動産会社から「買いたいというお客様がいる」と連絡があり、
相談のうえで売却することにしました。

不動産に詳しい方なら、「父名義の物件を勝手に売れないのでは?」と
思われるかもしれません。

実はこのリスクも想定して、父が元気だった頃に「家族信託」の契約を
済ませていたのです。この制度のおかげで、父の意思能力が低下した後も、
子どもである僕が正式に売却手続きができました。


最後に:兄と姉の反応と今後のこと

父にはまだ知られていませんが、兄と姉にはすぐにバレました。

「なんで勝手に解体したんだ」「ちゃんと説明しろ」と詰め寄られました。

この件については、いずれきちんと話すつもりですが、
今はまだタイミングを見ています。

農機具の売却で得たお金は約70万円。
一方、農機具小屋の片付けと藁小屋の解体費用で
100万円ほどかかりました。
不用品処分の費用は年々高くなっているので、
タイミングを見て早めに動いておくことをお勧めします。


おわりに

親に内緒で進めたことは、決して「裏切り」ではなく、「備え」でした。

家族の将来や財産を守るため、そして、誰かがやらなければならないから。
僕は、その役割を引き受けたつもりです。

「農家の問題」や「空き家の管理」に悩む方の参考になれば幸いです。


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