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上海→イスタンブールを陸路で旅した34日間の全記録|ユーラシア横断 #0

こんにちは、こにぞーです。
『深夜特急』に取り憑かれて、いまだに陸路旅ばかりしている30代です。

上海からイスタンブールまで、飛行機を使わずに陸路だけで旅しました。

移動距離は約9,000km。合計34日間。費用は22.5万円(航空券を除く)。 2018年〜2023年にかけて3回に分け、少しずつ旅をつなぎ合わせるように横断しました。

旅の終盤、トルコのトラブゾンへ向かうバスの中から

この記事では、

  • 旅の全体像(どのルートを通ったのか)

  • ユーラシア大陸横断に至った経緯

  • かかった費用や移動手段の詳細

を詳しく書いていきます!ぜひ最後まで読んでください。


はじめに – 旅の全体像と動機 & 自己紹介

まずはこのユーラシア大陸横断旅行の全体像を示しましょう。

旅の全容|上海→イスタンブールで通過した国

まずはルートの全容です。

青い太線がこの旅のルート
青い点線はこれから旅したいルート
(緑の線も陸路で旅したが今回は紹介しない)

🇨🇳 中国(上海)→ 🇰🇿 カザフスタン→ 🇺🇿 ウズベキスタン→ 🇰🇿 カザフスタン(→) 🇦🇿 アゼルバイジャン→ 🇬🇪 ジョージア→ 🇹🇷 トルコ(イスタンブール)

このルートを3つの旅程に分けて旅しました。

旅程① 中国(上海〜ウルムチ):6日間
旅程② 中央アジア(ウルムチ〜アクタウ):19日間
旅程③ コーカサス(バクー〜イスタンブール):9日間
旅程表

一気に(日本に帰らずに)上海からイスタンブールまで旅したわけではないのでご注意ください。また、カザフスタン→アゼルバイジャン間は、残念ながら通過できていないです。(アクタウ発バクー行きのフェリーが存在するそうですが、詳細はわかりません。知ってる人いたら教えてください。)

なぜ陸路で旅をしたのか? & かんたんな自己紹介

そもそものきっかけは、大学生の頃に沢木耕太郎の『深夜特急』を読んだことでした。

沢木耕太郎『深夜特急』(文庫版)

デリーからロンドンまで、乗合バスを乗り継ぎながら進んでいくあの旅。数々の若者を旅に駆り立てた名著です。ページをめくるたびに「自分も、地球の大きさを自分の足で確かめたい」と強烈に思ったのを覚えています。

日本を離れるにしても、少しずつ、可能なかぎり陸地をつたい、この地球の大きさを知覚するための手がかりのようなものを得たいと思ったのだ。たとえ町から町の、点と点を結ぶ単なる線の移動にすぎないにしても、いくつかの国を陸路で越えていくことで、ある距離感を身につけられるかもしれない。

沢木耕太郎著『深夜特急』

もちろん何度も読み返しました。好きすぎて『深夜特急』を周りに布教したくなって、文庫本の第1巻を友達にあげては買い直す──そんなことを繰り返していました。大沢たかお主演のドラマも何度も観ました。文庫本に飽き足らず、ついにはハードカバー版(全3巻)まで揃えてしまいました。

沢木耕太郎『深夜特急』(ハードカバー版)

私はそれぐらい『深夜特急』に熱狂したわけです。

その勢いのまま、学生時代の長期休みにデリーからカシュガルまでは陸路で旅をしました。ただ、時間やお金の制約があり、横断は途中で止まったままに。

カシュガルへ向かう途中 - 中パ国境付近

それでも「いつか必ず続きをしたい」という気持ちはずっと消えませんでした。

大学を出てからもその想いは残り続け、まとまった休みが取れるタイミングを見つけては少しずつ旅を繋いでいきました。

そうして、上海からイスタンブールまで約9,000kmを、飛行機を使わずに陸路だけで横断する旅が形になっていきました。最終目標はロンドンですが、いったんイスタンブールまでを区切りとして、記録に残すことにしました。

最終目標はロンドンだがイスタンブールでいったん区切りをつけた

旅した日数と費用

所要時間(日数)と費用についてまとめておきます。
上海から始まり、ユーラシア大陸をゆっくりと西へ向かいながら、街と街をつないでいく9,000kmの旅です。

(再掲)青い太線がこの旅のルート

上海からイスタンブールまでの所要日数と費用(34日間で22.5万円)

前述の通り、旅程は3つに分かれています。それぞれの旅程にかかった日数を記します。合計すると34日間でした。

実際には、カザフスタンからキルギスに寄ったりしていて旅行期間としてはもっと長いのですが、寄り道はカウントせずに最短で上海からイスタンブールまで行った場合の日数を算出しました。

旅程① 中国(上海〜ウルムチ):6日間
旅程② 中央アジア(ウルムチ〜アクタウ):19日間
旅程③ コーカサス(バクー〜イスタンブール):9日間
合計34日間

また、航空券代を除いたトータルの費用は約22.5万円でした。

宿泊費・交通費・食費などの内訳

前述の通り、航空券代を除いた交通費・宿泊費・食費を合わせると、全部で約22.5万円でした。

寝台列車で旅費を浮かす - アルマトイ→タシケントの列車内でトランプをする旅客たち

なるべく安い交通手段、安い宿、安くて美味しい食事を選ぶようにしましたが、ずっと節約して旅したというわけではないです。時々高級ホテル(といっても1泊1万円ほど)に泊まったりもしましたね。

🚌 交通費:約6万円 ※航空券代を除く
🛏️ 宿泊費:約10.5万円
🍞 食費 :約6万円
💰 合計 :約22.5万円

34日間で22.5万円なので、1日あたり約6,600円です。地域によっては現在とは物価・為替レートがかなり異なると思うので、22.5万円だと足りないかもしれません。1ヶ月で(航空券代を除いて)30万円ぐらいあれば余裕をもって旅できるかなと思います。

移動手段と交通費の詳細

アゼルバイジャンのマルシュルートカ(下表No.21)

交通費に関してはかなり詳細に記録していました。(マメですね〜)

以下に交通手段とかかった費用の一覧を示します。費用は当時の通貨レートを適用して円換算しています。

上海→イスタンブール全移動手段

上海→イスタンブールの全移動手段をスプレッドシートにまとめました

上の表はスプレッドシートで公開しているので、興味ある方は見てみてください。

スプレッドシート

移動手段それぞれのメリット・デメリット

距離を稼ぐなら鉄道です - 中国の西安駅

主に使った交通手段とそのメリット・デメリットを書きます。

  1. 鉄道:主に中国で利用しました。距離を稼ぐならやっぱり鉄道です。車窓から見る風景もなかなか良いですね。一方で、予約するのがちょっと大変です。(オンラインで買えない場合は駅のチケットオフィスに行く必要があります。) 満席で予約が取れない場合がある、夜行列車だと景色が見れないなどのデメリットがあります。

  2. 中長距離バス:料金の安さで選ぶならバスが一番でしょう。特に、ジョージアからトルコにかけては METRO というトルコの大手バス会社を利用して安く旅することができました。鉄道と違ってバスからは街の風景がよく見えるので好きです。一方で、時間がかかることや、故障等で大幅に遅れることがあるのがデメリットでしょう。

  3. マルシュルートカ:旧ソ連圏諸国で見られる短~中距離バスです。料金は安いですが、停留所で停まるため時間はかかります。乗客が多いときは車内に鮨詰めにされて、体が押し潰されるような圧迫感に耐えながら、なんとか踏ん張って立ち続けることになります。

  4. 乗り合いタクシー:短~中距離移動に使いました。料金はやや高いですが、バスよりは速いです。バスもそうですが、地元の人と同じ乗り物で移動できるのは良い体験ですね。料金交渉が必要な場合があります。

  5. 市バス:短距離移動に便利で料金も安いです。何番のバスに乗ればいいのか、降りる場所はどこかなど事前に確認しておくことが多いですが、乗りこなせれば市内移動がすごく楽しくなります。

これから:各旅程の詳細な記録を書いていきます

上海→イスタンブールの記録を書いていきます!

ここまでは、旅全体の概要や費用、交通手段について書きました。

続くパートでは、実際に私が歩いた行程をできるだけリアルに記録していきます。

  • どんな列車やバスに乗ったのか

  • 国境越えで何が起きたのか

  • 各街でどんな人や景色に出会ったのか

  • 思わぬトラブルや、旅が一気に楽しくなる瞬間

などなど、当時の日記や決済記録をベースになるべく詳しく書いていきます!

分刻みで書いてる当時の日記(分記?)

数回(数十回?)に分けて更新します。
フォローしてお待ちいただけると嬉しいです!

ユーラシア横断 #1~#3 中国大陸編

ユーラシア横断 #4~ シルクロード無職旅編

ユーラシア横断 #n~ コーカサス編

※準備中です

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