私の好きなカバーソング(194)「Love Letters」ミシェル・ペトルチアーニ、ソニー・ロリンズ、カーラ・ブルーニ、松原みき、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ)、ジミー・スコット、前川清
前回と前々回、ミシェル・ペトルチアーニ(ペトさん、1962-99)さんについて書きましたが今回も。ペトさんはスタンダード曲の演奏も素晴らしく、これまでも、「In A Sentimental Mood」「I Hear A Rhapsody」「Estate」など、8曲で記事にしてます。
この曲は1945年に映画(日本未公開)の主題歌として書かれた曲です。作曲はビクター・ヤングさんで「星影のステラ」や「マイフーリッシュハート」でも有名です。どれもが美しいメロディーですね。
ペトさん版は前回の記事でベタ褒めしたシャンゼリゼ劇場でのソロ・ライブ - Au Théâtre Des Champs-Elysées (1995) からです。カヴァーというより、原曲からインスパイアされたペトさんのオリジナルと思われます。
ソニー・ロリンズさん、アルバム「Sonny Rollins & Co. 1964」からです。ジムホールのギターに続き、迸り出るロリンズのテナーサックスに圧倒されます。
歌詞は、恋人から届いたラブレターを読み返すことで、距離が離れているお相手の不在の寂しさを埋めようとする女子の気持ちを表しています。
”あなたの心からまっすぐ届いたラブレター
離れてる間も 私たちをこんなに近くに繋ぎ止めてくれる
夜 私は独りじゃない
あなたが綴ってくれた 愛のすべてがここにあるから
・・・・・
多くのシンガーたちが取り上げてます。まずは3人の歌姫から。
イタリア出身の歌手でモデルのカーラ・ブルーニ(1967- )さんはアルバム「French Touch」(2017)からです。
松原みき(1959-2004)さん、亡くなられた後の2009年リリースの「Blue Eyes」からです。このアルバムで松原さんはジャズスタンダードを歌ってますが、こういう感じもとてもいいです。
プリテンダーズのクリッシー・ハインド(1951- )さんが13人のゲストを迎えたデュエットアルバム(2025)からです。この曲ではシャーリー・マンソンさんがゲストです。プリテンダーズはちゃんと聴いてなかったけど、この曲とアルバム、最近見つけてとても良かったのです。シャーリー・マンソンさんは知らなかったです
男性シンガー版も2つ。
ジミー・スコット(1925-2014)さん、2017年リリースの「I Go Back Home」(ジミー・スコット追悼盤)からです。ブラジルのボサノバギターの巨匠Oscar Castro Nevesがフィーチャーされてます。
美空ひばりさん、フランク永井さん、青江美奈さん、高橋真梨子さんら昭和歌謡の大物たちのカヴァーがありますが、最後は前川清(1948- )さんの「My Favorite Songs ~Oldies~」(2015)からです。森進一さんや八代亜紀さんもですが、演歌の大御所が歌うジャズスタンダードやオールディーズはなかなか良いものです。
私は「ラブレター」という単語から、中山美穂さん主演の映画を真っ先に考えます。小樽の雪景色の映像が印象に残る素敵な映画でした。中島みゆきさんの「恋文」という残念な女性の歌もありました。
メールやSNSの時代なので、今後は現代モノの恋文作品は出てこないかもしれませんね。
