夜中にふと目が覚めてしまう……。その不眠、実は「胃腸」からのSOSかもしれません
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Substackでは、今日のテーマを「朝の漢方1問」として、クイズ形式でお届けしています。登録特典として、漢方の基礎を学べる「厳選30問ドリル」もお渡ししています。

皆さん、こんにちは。悠々漢方です。
「夜中の2時や3時に、ふと目が覚めてしまう」
「一度起きるとなかなか寝付けず、朝から体がだるい」
そんな「中途覚醒」に悩んでいませんか?──実は漢方の世界には、『胃不和則臥不安(いふわなれば すなわち がふあん)』という言葉があります。これは「胃の調子が悪いと、安らかに眠ることができない」という意味。睡眠の悩みは、実は「お腹」から始まっていることが多いのです。
眠りの質を左右する「血」と胃腸の関係
漢方では、眠りの質を保つためには「血(けつ)」という栄養が心を満たしていることが重要だと考えます。夜、心が穏やかに休息できるのは、この「血」というクッションが精神を優しく包み込んでくれているからです。
しかし、エネルギーの工場である胃腸(脾胃)が弱っていると、食べ物から十分な「血」を作ることができません。クッションが薄くなった心は、ちょっとした刺激や体温の変化に敏感になり、「夜中にふと目が覚める」という反応を起こしてしまうのです。

こんなサイン、ありませんか?
「胃腸が原因の不眠」には、特徴的なサインがあります。
夢をたくさん見る、または怖い夢で目が覚める
日中も疲れやすく、立ちくらみがしやすい
食後にすぐお腹が張る、または食欲があまりない
不安感や、細かいことが気になりやすい
これらは「心(メンタル)」と「脾(胃腸)」の両方が疲れている状態。漢方ではこれを「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」と呼びます。

深い眠りを取り戻す「お腹」の養生
睡眠を改善するために、まずは「眠る準備」を胃腸から整えていきましょう。
寝る3時間前には「工場のシャッター」を下ろす
寝る直前の食事は、胃腸に過酷な残業を強いることになります。体内のエネルギーが消化に使われてしまうと、脳や神経がリラックスできず、眠りが浅くなります。夕食はなるべく早めに、軽めに済ませるのが理想です。「足三里(あしさんり)」のツボ押し
膝の皿の下、外側にある「足三里」は、胃腸の働きを整える代表的なツボです。ここを寝る前に優しくもみほぐすことで、お腹の緊張が解け、全身の巡りが良くなります。漢方の力を借りるなら
胃腸の弱さと不安感を同時にケアしてくれる帰脾湯(きひとう)や、そこにイライラやのぼせのケアを加えた加味帰脾湯(かみきひとう)がよく選ばれます。また、胃もたれや食欲不振がメインの方は六君子湯(りっくんしとう)などでまず土台を整えることもあります。
生薬では、ナツメを乾燥させた大棗(たいそう)などが、胃腸をいたわりながら心を落ち着かせる働きをしてくれます。

おわりに
「枕が合わないのかも」「ストレスのせいかも」と頭だけで考えず、一度あなたのお腹の調子に耳を傾けてみてください。
夕食を少し控えめにする。それだけで、明日の朝の目覚めが驚くほど軽くなるかもしれません。
あなたの毎日が、少しでも元気で快適なものになりますように。
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悠々漢方





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