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このまま一人でいるつもりだった私が、とんでもない人に捕まった話【関係編】

「俺も好きだよ。ずっと好きだった」
お互いの気持ちを確認してから、私たちの関係は確実に変わった。でも一般的な恋愛の流れとは少し違う道を歩んでいる。
単刀直入にいうと私たちは両思いなのに、「付き合う」という選択をしていない。

私たちの馴れ初めが気になるひとはこちらから読んでください。

「付き合ってもいいよ?」と伝えた時

気持ちを確認し合った後、私は彼に言った。
「今なら、付き合ってもいいよ?」
でも彼の答えは、私が予想していたものとは違っていた。
「将来的には来てもらうことになるから、遠距離の間は自分から会いに行きたい。来てもらえるのは嬉しいけど、付き合ってる時は俺が行きたいの。でも、仕事のせいにするのは違うかもだけど、今は会いに行ける時間が確保できないから。だから、早く地に足がつくように頑張るから、待って欲しい」
その言葉を聞いた時、私は彼の真剣さに改めて驚いた。
付き合うことに対して、こんなにも責任を持って考えてくれている人に出会ったのは初めてだった。

体の関係についての彼の想い

さらに彼は、体の関係についても真剣に話してくれた。
「関係性に名前がない今このタイミングで、気持ちはわかってるとはいえ手を出したら、今まで付き合うまでいかないのに手を出してきた男と一緒になっちゃう。それだけは本当にやだ。だから我慢する。過去の人と一緒にされたくない。だから期待させるようなことはしないししたくない」
私の過去の恋愛で、付き合う前に体の関係を求めてきた人たちがいたことを、彼は覚えていてくれた。
そして、自分は絶対にそうなりたくないと言ってくれた。
この言葉を聞いた時、私の中で何かが確実に変わった。
この人は本当に私を大切にしてくれている。なんだか嬉しかった。

付き合うことより大切なもの

彼の想いを聞いて、私たちは話し合った。そして気づいたことがある。
私たちにとって「付き合う」ことよりも「これから先ずっと一緒にいること」の方が大切だということ。
付き合うという関係性には、どこか期限があるような気がしてしまう。
別れる可能性を含んでいるような。
でも私たちが求めているのは、もっと長期的で安定した関係だった。
「お互いが両想いで大好きで1番信用している」
これは間違いない事実。でも恋人という枠組みに自分たちを当てはめるより、これから先の未来も一緒にいられるように支え合いたい。
そんな想いが強くなっていった。

3月の提案と新しいビジョン

その話をすんなり受け入れられたのは、3月頃に彼からされた提案があったからだ。
「俺は、仕事でもプライベートでも尊敬してるし、波長が合うってずっと思ってる。だから、最悪振られても、何かしらの形で将来もずっと関わりたい。だから一緒に仕事しようよ」
この言葉を聞いた時、私は少し驚いた。恋愛関係を前提としない将来の話。でも確かに、出会って3ヶ月、なぜか波長が合い、仕事の話もできる彼とならなにかうまくいくのではないかと思った。
そんな彼から、ある日のデート中、「俺、本当に法人化できそうだよ」と報告された。「やっと地に足ついたでしょ?これからはプライベートでも仕事でも支えて欲しい」と言われた時、私の中で何かが動いた。
この人は私を必要としてくれている。
そして私も、この人を支えたいと思っている。

私の地元問題と安定への願い

ただ、まだ私には不安があった。彼を私の地元に呼ぶことについて。
「関係が安定してないのに紹介できない。まだ覚悟が決まってないのに、なんか言われたら困るから、まだちょっと怖い。」
正直に伝えた私に、彼は「分かった」と答えてくれた。
急かすことなく、私のペースを尊重してくれる姿勢が、かえって安心感を与えてくれる。
回避型の私にとって、プレッシャーを感じない関係性がどれだけ大切か。彼はそれを理解してくれているようだった。

遠距離でも心地いいコミュニケーション

現在の私たちは、1日2〜3回のやりとりを続けている。内容は主に仕事の報告や相談。この重すぎない頻度が、回避型同士の私たちには本当に心地よい。
遠距離という物理的な距離があることで、お互いに適度な自由を保てている。でも心の距離は、誰よりも近いと感じている。
彼は私の仕事の悩みを聞いてくれるし、私も彼の挑戦を応援している。恋人という関係性にこだわらなくても、こんなに深いつながりを感じられるなんて、以前の私には想像できなかった。

友達の応援と新しい恋愛観

彼との衝撃的な出会いの話を友達にしたとき、「どうしよう」と相談したら意外にも応援してもらえた。
「聞いてる感じ波長も合ってそうだし、嫌じゃないならそんなすぐに切るんじゃなくて泳がしてみたら?ずっと追う恋しかしてないから、そろそろ愛される感覚を知ってほしい」
友達のこの言葉が、私にとって大きな転換点になった。確かに私は今まで、自分から追いかける恋愛ばかりしてきた。
相手に合わせて、相手の気持ちを最優先にして、結果的に自分を見失ってしまうことが多かった。
でも今回は違う。彼が私を大切にしてくれて、私のペースを尊重してくれる。初めて「愛される感覚」を味わっているのかもしれない。

彼の真剣さに支えられて

彼が「付き合う」ことに対してこんなにも真剣に考えてくれていることが、私にとって何よりも安心材料になった。
仕事が落ち着くまで待ってくれる。私の過去を踏まえて、絶対に同じことはしないと約束してくれる。そんな彼の誠実さに、私は心から信頼を寄せることができた。
回避型の私が安心できる関係性を、彼が自然に作ってくれている。

同棲への話と現実的な未来

最近では、事業が安定したらマンションを借りようという話や同棲や私が彼の地元に行く話も出てきている。今はまだ付き合うという選択はしていないけれど、将来的には、一緒に暮らすことについては前向きに考えている。
これって一般的には矛盾しているように見えるかもしれない。でも私たちにとっては、とても自然な流れだった。
恋人という関係性にとらわれず、お互いが本当に必要としている形で一緒にいる。それが私たちらしい選択なんだと思う。

新しい恋愛の形

私たちの関係は、一般的な恋愛のセオリーには当てはまらないかもしれない。でもそれでいいと思っている。
大切なのは、お互いが幸せで、お互いを必要としていて、お互いを信頼していること。形式にとらわれるより、実質的な絆を大切にしたい。
法人化を進める彼と、フリーランスとして成長していく私。仕事でも人生でも、お互いを支え合える関係でいたい。

これからの展望

今は同棲に向けて、具体的な話を進めている段階。彼の地元は私が以前から住みたいと思っていた場所だし、環境的にも仕事的にも魅力的だ。
「付き合わない」という選択が正解だったのかは、まだわからない。でも少なくとも今は、お互いが納得できる関係性を築けていると思う。
回避型の私が、逃げずに関係を続けられている。それだけでも、大きな成長だと感じている。
友達が言ってくれた「愛される感覚」を、私は確実に味わっている。追いかける恋愛から、支え合う関係へ。これが私にとっての新しい恋愛の形なのかもしれない。
彼の「早く足つくように頑張るから、待って欲しい」という言葉が、私の心に深く刻まれている。この人となら、どんな形の関係でも幸せになれると確信している。
遠距離でも心の距離は誰よりも近い。この関係が、私たちの未来にどんな形をもたらすのか。

その時の私はまだ、このあとに訪れる小さな違和感が、未来を大きく変えることになるなんて思いもしなかった。




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