[海外スーパーでのお菓子の謎]自由発想⑥メーカー&菓子名は同じなのに"価格が約2倍違う謎"について掘り下げて解決してみた🍫 [第2弾: 単価逆転の事実] & 知的好奇心を満たせる!
〈前回のおさらい〉価格の謎は、「内容量」で98%解決!
前回の記事で、タイのスーパー「Big C」で見つけた、ロッテアーモンドチョコの「価格約2倍の謎」に迫りました。
結論は、単純に「内容量が約2倍違う」ことにありました。
内容量を調整して単価を比較した結果がこちらです。

【左側:日本仕様】 【右側:海外仕様】
単価(1gあたり)
約1.02 バーツ/g 約1.04 バーツ/g
なんと、輸入製品である、左の日本製品の方がわずかに安いという逆転現象が起こり、驚きました!
しかし、この結果は新たな謎を生み出しました。
「なぜ、現地で売られているはずの海外仕様の方がわずかに高いのでしょうか?」
今回は、この「わずか1.9%の単価差」に隠された、経済の仕組みとメーカーの戦略を徹底的に深掘りします!
⑤単価逆転の事実!1.9%の差はどこから生まれるのか?
[1] 日本の製造効率が圧倒的!🏭
・日本の大量生産の勝利
日本の工場は製造効率(スケールメリット)が極めて高いため、製品自体の原価が非常に安い。
この低い原価が、本来かかるはずの輸入コスト(輸送費・関税など)を吸収し、結果的に海外仕様の単価を下回る要因となったと推測されます。
〈理解が深まる語彙チェック〉
⚠語彙は知っていても、意味を曖昧に覚えているかも
製造効率 → 投入した時間やコストに対して、どれだけの生産量や成果を得られたかを示す割合
原価 → 製品やサービスを客に提供するまでにかかった費用全体のこと。
費用の種類的に、「材料費(原材料)」「労務費(人件費)」「製造経費(調理器具など)」の3つの要素で構成されている。
関税 → 海外から国内に輸入される商品にかかる税金
単価 → 〜(gや個など)あたりの値段
輸入コスト → 関税、プラス 商品代金だけでなく、乗り物の輸送費、保険料、消費税などもたくさんふくまれる。
つまり、関税⊂ 輸入コスト
[2] 現地の「利益戦略」の違い📈
・海外製品の価格設定
現地法人や正規代理店が、広告費や流通マージンを含め、安定した利益を確保するために計画的に単価を設定している可能性があります。
・日本製品の価格設定
輸入業者が「日本の良品」として市場参入するため、利益率を抑えめにして販売している可能性があります。
〈理解が深まる語彙チェック〉
⚠語彙は知っていても、意味を曖昧に覚えているかも
現地法人 → 日本企業が海外で現地の法律に基づいて設立した別の会社(子会社)
正規代理店 → メーカーやブランドと正式な販売契約を結び、本物の商品を代わりに販売する会社や店舗
広告費 → 商品やサービスを不特定多数の人に知らせ、購入してもらうための費用
流通マージン → 販売価格と仕入れ価格の差額
市場参入 → 企業が新しい分野や市場に初めて商品やサービスを投入し、ビジネスを始める
ちなみに、成功するためには、事前に市場を調査し、どのような顧客に、どのような方法で提供するかという戦略(市場参入戦略)を立てることが重要。
