99日目の三日坊主
99日連続投稿したら、大きなものを失った。
そう、“三日坊主の巨匠”の称号。
“三日坊主の33倍坊主”になってしまった。
【三日坊主】
非常にあきっぽい人のこと。
もしくは長続きしないことの例え。
〈由来〉
昔、僧侶になろうとしてお寺に行ったが、
修業が厳しく、食事も質素な生活が嫌になり、
三日でやめてしまったことから。
私が“三日坊主の巨匠”になるまでにどれだけの時間を費やしたことか…
思い返せば4歳。
「毎日給食を全部食べる」と決意したその日の給食を残した。
もはや0日坊主。
しかし、間違いなくこの瞬間から私の三日坊主修行が始まった。
5歳、ポストから新聞を回収してくる“運び屋”を1日で退職した。
退職願は出していない、とんずらした。
6歳、「漢字ドリル1週間毎日法案」を2日で廃案にした。
政治家を見習って、責任をとって退陣した。
7歳、トマトの水やりは言わずもがな。
「あなたには期待してませんよ」とばかりにむこうが自ら命を絶った。
保育園、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人…
こんなにも時間をかけて熟成した“三日坊主の巨匠”の称号をたった今失ったのだ。
その絶望に打ちひしがれた私はふらふらとnoteメインストリートを彷徨い歩いた。
そこで目にしたのは、
“連続100投稿達成の横断幕”と
“100連続投稿記念碑”と
“100日継続受賞式典”だった。
祝杯をあげる人々がシャンパンと歯を輝かせている。
眩しい…眩しすぎる。
私は慌ててJINSの可視光調光レンズをかける。
そして100日継続記念パーティーのおこぼれを頂戴する。
もはや“三日坊主”など存在していなかったかのように。
忌々しい記憶として封じ込めているのか?
それとも“世界のナベアツ”氏へのリスペクトから「3の倍数」は禁断の果実扱いなのか?
とにもかくにもだ。
三日坊主の33倍坊主になった私は無礼を承知で
こんな「嘆願書」をしたためた。
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拝啓 note運営殿
この度、私は“三日坊主の巨匠”の
誇り高き称号を失いました。
しかしこれは敗北ではなく、
進化とも言えるものです。
つきましては、
三日坊主バッジの次に
◽︎33日坊主バッジ
◽︎66日坊主バッジ
◽︎99日坊主バッジ
のように、 “3の倍数坊主シリーズバッジ”
の実装を
ご検討いただけますよう何卒お願い申し上げます。
敬具
令和七年七月弐十五日
三日坊主称号・元保持者
氏名:よもぎ
印:⭐︎よ⭐︎
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三日坊主を極める修行が三日で終わっていない時点で三日坊主ではない…?
いや、今はそんなことを言っている場合ではない。
そんな私が“3日続ける”を33回繰り返した結果がこれだ。
1.清水の舞台が遠過ぎるので近所の水に飛び込んだら知らない小学生に銃撃された
最近暑過ぎるので、外へ出るにも
清水の舞台から飛び降りるだけの覚悟が必要だ。
【清水の舞台から飛び降りる】
必死の覚悟で思いきったことをする様子。
非常に重大な決意を固める様子。
京都清水寺の観音堂の舞台は切り立ったがけの上に設けられており、飛び降りるには、死ぬ覚悟が必要なところからいう。
学校で先生たちがATフィールドを展開している為、暇になった娘が
「公園まーだー?」と公園殺人事件を起こしまくるので
近所のエセ滝に行ってきた。
「エセ滝が我が家まで来いよ」と思ったが、
もれなく大騒ぎキッズもついてくるというシステムの脆弱性に気付いたので
自ら馳せ参じた。
↑
ハンバーガーショップで“ホットドッグ殺人事件”を起こす翁のお話。
※“まだ”を“murder”に変換してしまうアラウンドサーティの末路。
エセ滝に到着し、日陰のベンチで俳句でも詠もうかと思っていたのに
日陰のベンチはすでに松尾芭蕉と小林一茶と与謝蕪村で埋まっていた。
だからと言って
“三日坊主の巨匠”の地位をたった今失い、
何者でもなくなった私の言葉など誰に届くというのだ。
私はエセ滝を囲むエセ岩の中でも特に高難度の、エセ岩界の大御所の上に立った。

令和の小学生がエセ滝に群がっている。
「…格の違いを見せてやる」
などと最大限思いつく限りの堕天使っぽい台詞を言ってみたその瞬間。
バランスを崩して“近所の水”に落下。
“格の違い”はバランス感覚の衰えと筋力の低下。
完全なる格下の降伏宣言でしかなかった。
そして小学生に無言で銃撃された。
「エセ滝で 撃たれしアラサー 滝に落つ」
元・平成の小学生、完全敗北の瞬間である。
ただし、三日坊主の33倍坊主との因果関係は証明できていない。
そして、エセ滝に向かう前私は娘に言っていた。
「あとが面倒だからさすがに全身濡らすのは勘弁して。」と。
今、全身、そう、パンツまでもが水没しているのは私だ。
娘は静かに言った。
「帰るよ。」と。
私は娘と煩悩の手を引いて…
いや、娘は私と私にまとわりつく煩悩を引き連れて
帰路に着いた。
2.修行すればするほど煩悩が増えた
書けば書くほど日の目を見ぬ下書きが増えた。
書けば書くほど人の才が羨ましくなった。
書けば書くほど自己肯定感が地を掘り進み過ぎてマントル探検家と化した。
書けば書くほど摩周湖の青さでは済まされないほどの焦燥感が積み重なっていった。
だがしかし、書いたからこそ
理科の時間に燃やしたあいつや、
長友佑都さんだった頃の私に再会することができた。
【三日坊主の進化系】
◽︎3日坊主:「書くの楽しい」
◽︎33日坊主:「指が止まらねェぜ!ヒャッハー!」
◽︎66日坊主:「…馬耳東風?ツラァ…」
◽︎99日坊主:「エア人生&リアルnote」note界のルギアを自称したくなる。
─未到─
◽︎︎111日坊主
◽︎365日坊主
全て3の倍数のゾロ目投稿数を制覇した時、修行完了となる。
“煩悩マスター”になれる。
三日坊主の巨匠としての地位は失った。
しかし得たものもある。
三日坊主の33倍坊主の称号である。
そして、来るべき三日坊主の37倍坊主に向けての道がひらけた。
ここまできたら、もう進むしかない。
慣用句に喧嘩を売りながら、
海馬に監禁したあいつらを解放し、
noteのメインストリートに送り出していく。
煩悩にこの身を食い尽くされるまで。
あと、坊主が進化するたびにトートバッグなんかの特典があるとうれしいですね。
◽︎3日坊主:煩悩型ピンバッジ
◽︎33日坊主:煩悩柄ミニトート(弁当箱入れる)
◽︎66日坊主:煩悩柄クリアタイプA4トート
◽︎99日坊主:大容量エコバッグ
◽︎365日坊主:note×THE NORTH FACEコラボバッグ(黒)
【おまけ】
↑理科の時間に燃やしたあいつ
↑私が長友佑都さんだった時
【参考資料】
◽︎早稲田文化館日本語科
みんなで勉強しよう「三日坊主」
◽︎俳句道場
◽︎3の倍数一覧
◽︎桂三度さん(元・世界のナベアツ)
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