真面目な人、手上げて!真面目な人ほど無理をしてしまうのは、弱いからではない⁉
「もう少し休めばいいのに」と言われても、休めない人がいます。
「そこまで背負わなくていい」と言われても、手を止められない人がいます。
そういう人は、弱いから無理をしてしまうわけではありません。
むしろ、責任感があるから、周りを見られるから、限界までがんばれてしまうのだと思います。
私も、ずっとそうでした。
休職前は、朝5時に起きて、夜9時を過ぎるまで、ほとんど休み時間も取らずに働く。
職場にいない時間も、頭の中はずっと仕事のまま。
家に帰っても気持ちは休まず、「次は何をやるべきか」「まだ足りないのではないか」とばかり考えていました。
当時、頭の中によく流れていた言葉があります。
私がやらなきゃ。まだ私には頑張れる。
今振り返ると、あれは強さでもあり、同時に危うさでもありました。
今日は、真面目な人ほど無理をしてしまう理由と、休んでいる自分を怠けだと思わなくていい理由を書いていきます。
抱え込みやすい人に、「自分だけじゃない」と感じてもらえたらうれしいです。
本記事のライター:余白ちゃん
不安障害と双極性障害の波を抱えながら、働くことについて発信しています。メンタルヘルス関係の記事や実際の当事者目線の記事を執筆しています。
精神疾患の悪化のため、休職しましたが、4月7日に復職した経験のもと書いています。
無理をしてしまうのは、弱いからではなく、真面目に耐えられるから
私はこの題にあるようにこう考えています。
真面目な人ほど無理をしてしまうのは、弱いからではない。
真面目だからこそ、限界が来るまで自分を後回しにしてしまうからだ。と
責任感がある人は、周りの困りごとによく気づきます。
気づけるから、放っておけません。
放っておけないから、自分が引き受けます。
引き受けることに慣れると、「休む」「断る」「任せる」が苦手になります。
すると、少しずつ心と体の余裕がなくなっていきます。
外から見ると「よくがんばる人」です。
職場から見ても「あの人は良く働いてくれるな」といい人でしょう。
でも働いている本人の内側では、ずっと気を張っています。
頼まれたら断れない
休んでいても気が休まらない
周りより自分がやる方が早いと思ってしまう
まだ大丈夫と言い聞かせる
つらさより責任を優先してしまう
積み重なると、ある日急に動けなくなることがあります。
私は今までXやnoteを通して様々な現状を見てきましたが、
その状態が適応障害だったりうつ病になってしまう1つの原因でもあります。
だから、無理をしてしまう人に必要なのは、気合いではありません。
「がんばりが足りない」という反省ではなく、「もう十分にがんばっていた」と気づくことなのです。
真面目な人は「無理」を努力だと思いやすい

真面目な人は、無理をしているという自覚が出にくいです。
なぜなら、ずっとそれが当たり前だったからです。
私もその1人でした。
朝5時に起きて、夜9時過ぎまでぶっ続けで働く。
休み時間を取らない。
職場を離れても、頭の中では仕事が続いている。
家に帰ってからも、焦る気持ちに常に追われている。
こんな生活、今だったら絶対おかしいってわかります。
でも当時は、そこまでおかしいとは思っていませんでした。
頭の中が麻痺してしまっていたんです。
「忙しい時期だから」
「みんなも頑張っているから」
「私がやれば回るから」
そうやって、無理を正当化していました。
真面目な人ほど、こう考えやすいです。
休むより先に終わらせたい
自分が止まると迷惑がかかる
がんばれるうちは、がんばるべき
つらいと口にするほどではない
甘えていると思われたくない
気づきにくいのは、無理が小さな美徳に見えてしまうからです。
でも、無理はずっと続けられません。
先の自分の力を前借りしているだけです。
ちいさな貯金箱から毎日少しずつ取り出しているつもりでも、ある日ふと振ったときに、もう何も入っていないことに気づくようなものです。
前借りした力は、あとで必ず請求が来ます。
心の落ち込み、体のだるさ、涙、焦り、無気力、不安。
形は人によって違っても、反動は大きくなりやすいです。
休職してからも、私は自分を「怠け」だと思っていた

苦しかったのは、働いていた時期だけではありませんでした。
休職してからも、頭の中の苦しさは続きました。
休んでいるはずなのに、何もしていない自分が許せない。
「まだ仕事できるのでは」
「ほかの人は頑張っているのに」
「自分だけ休んでいて怠けている」
そんな考えが何度も浮かびました。
横になっていても、休んでいる感じがしないんです。
体は止まっていても、頭だけずっと責め続けていました。
ここで丁寧に分けて考えたいことがあります。
休むことと怠けることは、同じではありません。
怠けは、「やれる余力があるのに、やらないこと」と見られがちです。
でも、休養は違います。
心や体がすり減っている時に、回復のために止まることです。
真面目な人ほど、回復が必要な時にも「まだ動ける」と言ってしまいます。
少し動ける日があると、「ほら、やっぱり怠けだった」と考えてしまいます。
でも、少し動けることと、働き続けられることは別です。
一瞬の気力で動けても、安定して続けられないなら、それは「まだ休みが必要」ということでもあります。
私が休職中につらかったのは、何もしていない事実ではありませんでした。
何もしていない自分を、ずっと責め続けていたことでした。
ここは、抱え込みやすい人に伝えたい部分です。
休んでいるのに落ち着かない
何もしていない自分がこわい
周りに置いていかれる気がする
働いていない時間に罪悪感が出る
休むほど、自分の価値が下がる気がする
同じように感じる人は少なくありません。
あなただけがおかしいわけではありません。
真面目さは長所。でも、自分を削る使い方は苦しい
真面目で、周りの人のことを考えられるのは、とても大切な力です。
仕事でも人間関係でも、信頼につながる強みです。
ただ、強みは使い方を間違えると、自分を苦しめます。
真面目さがある人は、
頼られるとうれしい
期待に応えたくなる
中途半端が苦手
迷惑をかけたくない
自分より先に周りを見てしまう
という流れに入りやすいです。
悪いのは真面目さではありません。
自分を守る線がないまま、真面目さだけで走り続けることが苦しいのです。
がんばる力がある人ほど、休む力も必要です。
止まる力、断る力、任せる力。
どれも不真面目ではありません。
長く生きるために必要な力です。
少し不真面目なくらいで、やっと自分を守れることがある

もう一度書きます。
真面目な人ほど無理をしてしまうのは、弱いからではありません。
真面目だからこそ、自分の限界より先に周りを優先してしまうからです。
あなたのがんばりは、決して無価値ではありません。
ここまで耐えてきたことも、周りを思って動いてきたことも、本当によくやってきたのだと思います。
でも、先の自分の力を前借りし続ける生き方は、いつか反動が来ます。
心や体に出る前に、少しだけ立ち止まってもいいはずです。
少し休む
少し頼る
少し手を抜く
少し遅れてもいいと考える
そのくらいで、ようやく守れるものがあります。
少し不真面目なくらいで、ちょうどいい時があります。
がんばり続けることだけが正解ではありません。
休めない自分を責めてきた人へ。
責める前に、まず聞いてあげてほしいです。
「まだ頑張れるか」ではなく、
「もう十分に頑張ってきたのではないか」と。
それだけでも、今日という1日が少しだけ楽になるかもしれません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このnoteでは、見えないしんどさを抱えながら働く日々について書いています。
壊れないで働く方法を、少しずつ書いています。
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