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ここにきて集英社、めっちゃ儲かってるでしょうねぇ・・

鬼滅の刃/無限城編」の興行収入が280億を突破し、あの「タイタニック」(歴代興収3位)を抜いたらしいね。
このペースでいくと歴代2位「千と千尋の神隠し」(316億)を抜くのも時間の問題らしい。
つまり、これで我が国の歴代興収1位/2位はともに「鬼滅」となることがほぼ確定したわけさ。

また、この280億突破というのも国内だけの数値だろうし、海外でもヒットしてるだろうから実際はもっと大きなおカネが動いている。

で、この収益というのはどういう分配がされるのかについてだが、大まかには次の通り。

50%⇒映画館

10%⇒配給会社(東宝、アニプレックス)

40%⇒製作委員会(ufotable、アニプレックス、集英社)


なお、製作委員会3社の中におけるおカネの配分比率についてだが、これは出資比率に比例した形になるらしいので、出資比率が分からない以上はよく分かりませんね。
ちなみに、「主幹会社が最も出資比率が高い」というのがよくあるパターンらしく、じゃ今回の主幹会社はどこなのかというと、ufotableです。

おそらくufotableは今回でまた莫大な利益を得ることになるんでしょうが、実はここって株式会社でなく有限会社ゆえ、決算公告義務がないんですよ。

近藤社長、また札束のヤマを自宅に隠すことのないようにお願いしますww

でもね、有限会社って株式会社と比べて資金調達がめっちゃ難しいんですよ。
そういうufotableが主幹会社になり得てるというのは、どう考えても「無限列車編」で得た利益の大部分をブッ込んだからでしょうね。
そして今回得られる利益もまた、大部分は次の劇場版への投資に回されるんでしょう。
いい加減、株式会社化せえよ・・。

だけどね、ufotableはとにかく制作に頑張ったし、また、アニプレックスも音楽/販促/配給と様々な分野で貢献してくれた一方、個人的に「貢献度」が最も見えてきにくいな・・と思ってるのが集英社なんです。
彼らは、この映画を作るのに一体どういう貢献をしたんだろう?
・・ま、まさか、原作とおカネだけ提供してあとは傍観、なんてことはないよね?

で、皆さんも「鬼滅」関連の販促ビジュアルなどを確認してほしいんだが、必ずそこには「©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable」という表記があるのよ。

いや、「鬼滅」に限らず、たとえば「ワンピース」なら

「©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション」

という表記になっています。

ドラゴンボール」でも、

「©バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション」

という表記になってます。
多分、バード・スタジオというのは鳥山明先生の版権管理会社でしょうね。

じゃ、「スラムダンク」はどうなのかというと

「©井上雄彦・アイティープランニング・東映アニメーション」

・・あれっ!集英社が入っとらん!


多分、アイティープランニングというのは、井上雄彦先生個人の会社なんでしょうね。
・・そう、井上先生は敢えて集英社を締め出してる、まずはこの事実をよく覚えておいてください。

じゃ、次は「シティーハンター」にいきます。

「©北条司/コアミックス・読売テレビ・サンライズ」

じゃ、次は「北斗の拳」にいきます。

「©武論尊・原哲夫/コアミックス  ©︎コアミックス 」

お分かりいただけるでしょうか?
ほんのごく一部ではありますが、集英社の名前の表記の無いアニメってのが実は存在するんですよ。

・・で、これら作品には実をいうと共通点がありましてね。
というのは、これらを描いた漫画家さんたちは皆、

少年ジャンプ6代目編集長/鳥島和彦氏のことが大嫌いな先生たちなんですww

鳥島和彦元編集長

はい、少年ジャンプファンで鳥島氏のことを知らん人はいないでしょう。
・・そう、あのDr.マシリトのモデルですよね。

この人はあの鳥山明先生を育てた人であり、実際よく仕事のデキる編集さんだったのは間違いなく、80年代ジャンプのNO1だった人でしょう。

で、誰しも「次の編集長は鳥島さんだな・・」と思ってたし、集英社上層部でもほぼ内定を決めてたみたいなのよ。
ところが、当時(4代目)の編集長が「俺の後任は堀江に」となかば強引に決めてしまったのね。

・・はぁ?という展開である。
まず、カイシャのお偉いさんたちが決めてたことが「編集長のツルの一声」でひっくり返るシステムというのがワケ分からんし、別に前任者の指名制が社則でもなかっただろうに(王族じゃないんだからさ・・)なぜか鳥島氏の3つ下の堀江信彦氏が5代目編集長に決まったわけです。

堀江信彦元編集長

この堀江さんというのもまたデキる編集さんで、「北斗の拳」や「シティーハンター」の生みの親である。
だから80年代のジャンプ編集部は鳥島和彦vs堀江信彦の構図、いうなれば海幸彦⇔山幸彦みたいな関係だったかもしれないね。
また、具合の悪いことに鳥島氏が慶応出身、堀江氏が早稲田出身。
もともと、早慶というのはライバル関係になりがちである。

ただ、堀江氏を指名した前任編集長は慶応出身だったらしく、だからこそ、なぜ鳥島氏を指名しなかったのかが余計にワケ分からん。
その真相は今なお謎だが、一説には「鳥島氏はあまりに剛腕すぎるし、敵を作りすぎていた」という話もある。
事実、「スラムダンク」「シティーハンター」などは「えっ?こういう形で終わるの?」という締め方だったことは皆さんもよ~くご存じでしょうが、あの急な終わり方の裏には鳥島氏の関与があったともいわれている・・。

一方、堀江編集長は前任の遺産のお陰で「歴代最高部数を記録した編集長」という栄誉を得ることになった一方で、その半年後には「マガジンに部数を抜かれた無能編集長」という汚名を着せられることにも・・。

しかし、現象としてあまりにも不可解だと思いませんか?
たった半年で、ここまで露骨に天国から地獄に墜ちるもんですかねぇ・・?

いや、直接的要因は明らかに「ドラゴンボール」連載終了なんだが、それにしても部数の落ち方がほぼ垂直落下だ(95年は大地震、サリン事件など色々あった年です)。
で、その当時の編集部の状況を一部の編集者が証言してくれてるのを聞くと、「あの頃の堀江さんはマトモに編集長の仕事をできる状況じゃなかったと思う」とのことで、つまり社内の「堀江潰し」っぽいものが実際にあったらしいのよ。

おかしな話だよね、ジャンプの敵といえる存在はマガジンでもサンデーでもなく、実は集英社の社内にいただなんて・・。

で、この「堀江潰し」は功を奏して堀江氏は更迭され、次の6代目編集長に就いたのは当然、鳥島氏です。

で、鳥島新編集長がまず最初にやった仕事は、「前任編集長の立ててた計画を全部白紙撤回すること」だったという。
中には大型のプロジェクトもあってクレームにもなったらしいが、それでも構わず全部サラ地にすることを優先。

剛腕だね~!

でも、そのサラ地の中から「ワンピース」、「NARUTO」、「BLEACH」といった新しい作品が次々と湧いて出てきたわけだし、鳥山氏の再建は見事に成功したといっていいと思う。

ほどなくして、ジャンプはまた業界1位に返り咲きました。

一方、左遷された堀江氏はどうなったのかというと、やっぱ鳥島帝国の中で立つ瀬が無かったのか、ほどなくして彼は集英社を辞め、自ら小さな出版社を立ち上げたんです。

いや、ここまでなら「よくある話」なんだが、この新出版社コアミックスの発起人には堀江氏のみならず、元ジャンプ連載漫画家の原哲夫先生、北条司先生、次原隆二先生、声優の神谷明さんまでもが名を連ね、なぜか「鳥島に恨みがある人たち」が集ったのよ(笑)。
それだけならまだしも、先生たちは「版権」(⇐本来は集英社が持っていたのでは?)まで持って来ちゃって・・。
このへん、どういう経緯があって、こうなったのかはよく知らん。
なぜかコアミックスに関係ない井上雄彦先生まで版権を集英社から持ち出してるし、でも大体このへんの人たちは「反鳥島」で一致してるんだよね。

もちろん集英社とすりゃ、どデカいダメージさ。
THE FIRST SLAM DUNK」が興収100億超えしたのを見て、集英社は一体どんなキモチだっただろう・・。
あと、井上先生はまだ「バガボンド」という最終兵器を持ってるから。
これは国内のみならず海外人気も異様に高く、世界中からアニメ化を待たれている大型作品である。

井上先生、多分だがアニメ化はまた自分自身でやるつもりなんでしょうね・・

・・で、このコアミックス騒動を機に集英社も「アニメ化による版権収益」を痛感しただろうことは想像に難くない。
実際、コアミックスは小さな会社ながらも、今もなお、しっかり儲かってるみたいだし・・。

・・あ、ちなみにですけど、集英社vsコアミックスの関係性は今は良好になってるみたいです(2022年のイベントの光景↓↓)

中央が堀江氏、右が集英社/茨木常務(8代目編集長)、左が鈴木常務(元「キャプ翼」編集)

いや、かつてのゴタゴタも、今となってはいい思い出なんでしょう。
今は堀江さんも集英社もお互い順調っぽいし、喧嘩する理由は特にない。

・・あ、ひとりババを引いた人がいるわ。
それが、この人ですね↓↓

声優/神谷明

彼は、80年代~90年代まで「ジャンプ系の声優といえば神谷」というほどの存在だったのに、コアミックスの発起人になったばかりに、以降はぱったりとジャンプ系からお声がかからなくなりました(笑)。
声優として絶頂の時にホサれてしまい、まぁ、彼の場合はそれだけが原因というわけじゃないにせよ、でも集英社を敵に回したのは失敗だったと思う。

ここにきて、「シティーハンター」の冴羽役に70代の彼を起用するあたり、「神谷さん、ゴメンね」という贖罪のようなものを感じるのは私だけでしょうか?

まぁ、集英社にも歴史あり、ということだね。


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