誰かの頑張りに頼らない職場へ|心と体を守るために決めておきたい7つのこと
「大丈夫?」と聞かれたら、無理して「大丈夫です」と答えていませんか。
誰かが休んだあと、その人の仕事を別の誰かが引き受けていませんか。
その仕事、結局どこへ行くんやろ?
最近、僕はそんなことをよく考えます。
職場で誰かが休職した。
当然、その人は仕事から離れて休むことになります。
でも、仕事まで一緒に休んでくれるわけではありません。
誰かが代わりにやる。
たぶん、多くの職場でそうなると思います。
僕も昔なら、「分かりました。やります」と言っていた側です。
でも今は、そこで少し引っかかります。
Aさんの仕事をBさんにお願いした。
それでAさんは休める。
そこまでは分かります。
でも、
Bさんが今までやっていた仕事は、どうするんやろ?
Bさんが頑張るのか。
Bさんが忙しくなったら、今度はCさんが助けるのか。
だったら、Cさんの仕事は?
こう考えていくと、仕事そのものはあまり減っていないのに、負担する人だけが替わっていくことがあります。
これって、本当に助け合えているんやろか。
今回の記事は、そこから始まりました。
最初に1つだけ書いておきます。
僕は、「休職しない方がいい」と言いたいわけではありません。
心や体を守るために休む必要があるなら、きちんと休む。
僕自身、2度休職しました。
だからこそ、必要な休職まで「防がなければならない」とは思っていません。
ただ、その一方で今でも残っていることがあります。
なんで僕がそこまでいくまで、仕事の方は変わらなかったんやろ?
今回は、その続きを書いてみたいと思います。
誰に読んでほしいか
職場で休職する人が出て、その後の仕事の回し方が気になっている人。
誰かが休むと、いつも同じ人に仕事が集まる職場で働いている人。
「大丈夫です」と言っている同僚や部下を見ながら、「ほんまに大丈夫なんかな」と思うことがある人。
そして、「働きやすい職場づくり」という言葉は聞くけれど、「で、実際に何を変えるん?」と感じている人。
できれば、同じ職場の人と一緒に読んでもらえたらと思っています。
僕は誰か
僕は長く会社員として働くなかで、2度休職しました。
休職する前の僕は、「自分の仕事は、自分で何とかするもの」と思っていました。
仕事が増えても引き受ける。
分からないことがあっても、なるべく自分で調べる。
仕事が遅れてくると残業する。
それでも終わらなければ、休みの日まで仕事のことを考える。
今思えば、だんだん仕事から離れられなくなっていました。
それでも、「大丈夫?」と聞かれれば、「大丈夫です」と答えていました。
別に強がっているつもりもなかったんです。
自分でも「まだ大丈夫」と思っていました。
今振り返れば、僕にも反省するところがあります。
もっと早く相談すればよかった。
分からないと言えばよかった。
抱えている仕事を周りに見せればよかった。
そこは今でも思います。
でも、休職を2度経験してから、もう1つ考えるようになりました。
本人が言わなかったから分からなかった。
それだけで終わらせてしまっていいんやろか。
ここまで3つの記事を書いてきました
このテーマは、今回いきなり思いついたものではありません。
少し前に、職場で心理的安全性について話し合う機会がありました。
僕が司会進行をして、みんなから出た意見をまとめました。
「もっと聞きやすい雰囲気が必要」
「声をかけた方がいい」
「コミュニケーションが大切」
どれも、その通りやと思いました。
でも会議が終わったあと、僕の中に残ったのは、
「これで明日から、何が変わるんやろ?」
という気持ちでした。
そこから最初の記事、
『何でも言って』と言うのに、誰も話さない職場|会議をしても変わらない7つの理由
を書きました。
次に考えたのが、助け合いでした。
昔より助け合いがなくなった、と単純に言いたいわけではありません。
みんな、自分の仕事で精いっぱいなんです。
助けたいと思っても余裕がない。
助ける人がいつも同じなら、その人まで忙しくなる。
そこで、
「人が冷たくなったというより、仕事の回り方に原因があるんちゃうかな」
と思い、
職場で助け合いがなくなる5つの原因|個人任せになる前に確認したいこと
を書きました。
そして3本目。
会社ではよく「働きやすい職場づくり」と言われます。
制度もある。
会議もある。
相談窓口もある。
でも、仕事が一人に偏ったら誰が見る?
残業が増えたら誰が確認する?
納期を変えないと無理なら誰が決める?
最後に出てきたのが、「で、誰がするん?」でした。
そこで書いたのが、
『働きやすい職場』って、結局誰のため?|「で、誰がするん?」
です。
この記事には、公開してすぐコメントをいただきました。
その方が、
Aさんの仕事をBさんが引き受けたとき、Bさんの元の仕事はどうなるのか?
というところを拾ってくださいました。
ああ、やっぱりそこなんや。
僕だけが引っかかっていたわけではなかったんやなと思いました。
言えない。
助けたくても助けられない。
誰がするのかも分からない。
そこまで書いたら、次は、
「じゃあ、職場では実際に何を変えたらええん?」
まで書かないとあかんやろ。
それが今回の記事です。
前の3記事を読んでいなくても大丈夫です。
ここからは、職場で実際にできそうなことを考えていきます。
この記事をどう役立ててほしいか
この記事で、「もっと周りに気を配りましょう」と言いたいわけではありません。
同僚に、「困っている人をもっと助けてください」と仕事を増やすつもりもありません。
上司に、「全部あなたが何とかしてください」とも言いたくありません。
それでは、今度は別の誰かがしんどくなります。
僕が考えたいのは、誰かに負担を足す前に、仕事の方を変えられないか。
ということです。
この記事の最後には、そのために職場で使える2枚のPDFも用意しました。
「職場でそのまま使える、話し合い用+掲示用のPDF2枚付き」
長い会議をするためのものではありません。
15分くらい話して、「誰が頑張る?」ではなく、「何を変える?」を1つ決める。
それくらいの使い方を想定しています。
ここから先は有料部分です
ここからは、2度休職した僕が、
「今なら、ここを職場で見直したい」
と思うことを7つ書いてみます。
全部やる必要はありません。
僕自身、全部を一度にやれと言われたら、たぶんしんどいです。
1つでも、「これなら、うちの職場でもできるかも」というものがあれば十分です。
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