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【モニター沼・前編】「10ミリの段差は精神を崩壊させる」。4画面の夢を阻むベゼルの壁と、東急ハンズ「ワッシャー7枚」の力技ハック

世の中がコロナ禍になり始めたとき、私の家の机には私物のノートPCが1台あるだけでした。
しかし、緊急事態宣言で毎日が在宅勤務になると、当然ながら環境を改善したくなります。しかも会社ノートPCを持ち帰り、ノートPC2台横に並べる状況です。
私の頭の中にあったのは、更なる未来の世界。 そう、あのトレーダーの方が使っているような、モニターがズラリと並んだ「4画面」の環境です!
「そんなに映すものもないだろう」という心の声は無視します。エンジニアの端くれとして、3枚、4枚あれば確実に効率は上がるはずなのです(たぶん)。
夢を見つつ、財布とも相談し、まずは1枚のモニターを買うことにしました。 選んだのはコスパ最強のBenQ社製、21.5インチのFHDモニターです。4Kは老眼にはキツいので避けました。
同時に、ノートPCとの上下の高さを合わせるために一番安い3千円台のモニターアームも購入。 これでひとまず、会社のPC、家のPCと合わせて3画面の環境が整いました。
しかし、在宅勤務は想像以上に長く続きました。

「もう1枚、モニターがいけるんじゃないか?」

1台目がアーム込みで1万3千円だったことに味を占め、私は2台目のモニター購入を決意します。
その時一番安かったIO DATAのモニターを迷わずポチり、同時に**「1台目と全く同じモニターアーム」**を購入しました。

ここには、元エンジニアならではの緻密な計算がありました。 「機能的にチープなアームでも、同じ商品を買えば当然、同じ高さになるはずだ!」
2台目が届き、意気揚々とデスクに設置。これで完璧な横並び環境が……

合わない。

10ミリくらい、画面の高さが合わないのです。
BenQのモニターはベゼルが細く、IODATAのモニターはベゼルが厚い。メーカーが違うのだから当然です。
たかが10ミリ。しかし、この微妙な段差が私の作業効率を劇的に落としました(本当はそんなことないのですが、とにかく気持ち悪い!)。
なにより、精神衛生上よろしくない。エンジニアとして、このズレは絶対に許せません。

その週末、私は問題解決のために新宿へ向かいました。 目指すは東急ハンズです。
昔、試作機を作ったときに高さが合わないと、メカ屋さんがよくワッシャーでごまかしていたのを思い出したのです。
最先端のデジタル環境を構築しているはずなのに、行き着く先が超アナログな物理ハック。
「10ミリ」という結構な厚みを埋めるため、私は分厚いワッシャーを大量に買い込みました。 家に帰り、モニターアームの接続部分にワッシャーを挟み込みます。

1枚、2枚……なんと計7枚挟んで、ついに高さがピタリと合いました!

不格好ではありますが、戦いに勝ったのです。 これで、ついに念願の「田の字4画面」が完成しました。完璧です。

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こうして完璧な環境を手に入れた私ですが、この平和は長くは続きませんでした。

リビングのPCが突然の死を迎え、私の4画面環境を根底から揺るがす事態に発展するのです。 (中編へ続く)


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【前編】ワッシャー7枚で挑んだ「4画面」の夢
【中編】Amazonの罠…即死中華PCと画面が腐るモニター
【完結】退職で崩壊…行き着いた変態的「3画面」陣形
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■ 筆者について
元エンジニアの視点で、人生の投資対効果を最大化するためのハック術を発信しています。
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