【モニター沼・中編】Amazonおすすめの罠。初回起動で即死した中華PCと、画面が徐々に腐っていく「1キロ超え」モバイルモニターの恐怖
前回のあらすじ:10ミリの段差に発狂し、東急ハンズのワッシャー7枚で執念の「田の字4画面」を完成させた元エンジニア。
しかし、その平和は長くは続きませんでした。 リビングで家族がYouTubeを見るのに使っていた、10年物のミニPCが突然死を迎えたのです。 電源のヒューズだけ確認し、あまりにも年季の入ったものだったため(本当はただ単に新しいPCを買う理由を作りたいため)あっさりと復活を諦めた私は、自分のデスクで使っていたノートPCをリビング用に献上することに。 これで私の完璧な4画面環境から、1画面が消滅してしまいました。
「よし、私のデスク用の新しいメイン機(ミニPC)を買おう」
私はAmazonの「おすすめ」を信じ、少し急いでいたこともあってスペックだけを確認し、中華製のRyzen搭載ミニPCを迷わずポチりました。 しかし、こういう時に限って悲劇は起こります。
初回起動時のWindowsセットアップが何度やっても失敗するのです。
「……これ、本当に出荷検査通ったの?」 元エンジニアの血が騒ぎ、メモリーエラーを疑ってモジュールのスワップやセーフモードなど、一晩中デバッグに明け暮れましたが、全く効果なし。 眠い目を擦りながら、私はそっとAmazonの返品ボタンを押しました(すぐ返金されたのはラッキーでした)。
懲りた私は、同じ中華製でも少し値段の高い、Core i5搭載のミニPCを買い直しました。 結果的にこれは大当たりで、今でもメイン機として活躍しています。唯一、起動時にファンが共振してうるさいという弱点がありましたが、**「本体をサウナマットの上に置く」**という物理ハックで完璧に静音化しました。
👇 Amazonで正解だったミニPC(現在はAMD版のみのラインナップのようです)費用対効果抜群でした!
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さて、PC本体は解決しましたが、失われた1画面を埋めなければなりません。 私は「モニターアームの下に置く、据え置き用のモバイルモニター」を探しました。
条件は「机に置きっぱなしだから重くていい。可搬性はいらない。とにかく安いこと」。 ビックカメラの投げ売りで見つけたのが、LINKS INTERNATIONALの「LKM-156FA」という機種でした。
なんとこのモニター、モバイルのくせにバッテリーレスで「1060g」もあります。 軽いノートPC並みの鉄の塊です。持ち運ぶ気が一切ない、私のような用途には完璧でした。 設定ボタンのアサインが狂気的に使いにくい(カニのマークでおなじみのRealtek製コントローラー)という不満はありましたが、まあ映ればいいと妥協しました。
しかし、使用開始から1〜2ヶ月。 画面の上部に、じわじわと横線が入り始めたのです。 その「映らない死の領域」は、日に日に下の方へと侵食していきます。
「これ、静電で壊れているのではないか?」 あまりの寿命の短さに絶望し、新宿のビックカメラの修理窓口へ駆け込みました。その場で症状を確認してもらい、保証期間内ということでメーカー修理に。 後日、メーカーから連絡が来ました。 「こちらの製品は終息品となりましたので、後継機種(LKM-156FAB)との交換とさせていただきます」
……ん? 型番からしてマイナーチェンジ。あくまでも想像だがこれはもしや、元々の設計に欠陥があったのでは?私の妄想はどんどん膨らんでいきました。 「もし欠陥設計だとしても設計者は悪くない、こんな未完成品を出荷させた組織が悪いんだ!」とハードウェアエンジニアの端くれとしての私は、心の中で彼を庇いました。
それから数年後。 生成AIが発達した現在、私は当時の状況をAIに語り、真実をデバッグ(推理)させてみました。 「持ち運びもせず、電源ON/OFFも少ないのに、画面がじわじわ死んで、修理に出したら『違う型番の後継機』が送られてきたんだけど、これって何だったの?」
するとAIは、名探偵のように冷酷な推理を突きつけてきました。
『工場でのACF圧着不良、またはESD保護回路の設計ミスの可能性が高いです。』 『PC周辺機器において、保証期間内の故障で「同じ型番」ではなく**「違う型番の後発品」が送られてくるのは、極めてわかりやすいサインです。**』 『メーカー側も旧型番に高い故障率や構造上の欠陥があることをデータとして把握しており、すでに見切りをつけていたことを強く示唆しています。』
あんたもそう思う?……やっぱりか!!! AIの容赦ない暴露に、私は妙に納得してしまいました。ACF圧着不良の線も、確かにあり得ます。 「あんた、いいエンジニアですね」と、私は思わず画面の中のAIに語りかけました。
ちなみに、交換されて届いた後継機「LKM-156FAB」は、私が早期退職した現在でも、3画面環境の一角として元気に稼働し続けています。
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(※モバイルモニター編・後編 へ続く)
👇 4画面の夢から究極の陣形まで。「モニター沼」シリーズをイッキ読み!
・ 【前編】ワッシャー7枚で挑んだ「4画面」の夢
・ 【中編】Amazonの罠…即死中華PCと画面が腐るモニター
・ 【完結】退職で崩壊…行き着いた変態的「3画面」陣形
👇 重さわずか260gの神モバイルモニターで最強ノマド環境を構築
・【前編】ノートPCの「1画面地獄」から解放!
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■ 筆者について
元エンジニアの視点で、人生の投資対効果を最大化するためのハック術を発信しています。
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