星降る夜のインテリ毛玉と、あたしの四柱推命
今日は七夕である。織姫と彦星が年に一度だけ天の川を渡ってデートをするという、なんともロマンティックでメルヘンな日だ。
あたし、さきこは、いつものように四柱推命の命式をじっと見つめていた。人の運命の星を読み解いていく作業は、真っ暗な夜空の中から光る星を見つけ出して、ひとつひとつ線を繋いで星座を作っていくのにどこか似ている。ロマンである。




ふと足元に気配を感じて視線を落とすと、そこにはホーランドロップのはしぞうが、鼻をヒクヒクさせながら鎮座していた。丸っこいフォルムに垂れた耳。それはまるで、天の川からうっかり糸島の我が家にこぼれ落ちてきた、毛むくじゃらの小さな星のようである。
「ねえ、はしぞう。あんた、今日もいい具合に丸いねぇ」
あたしはふと、以前、万年歴を広げて、はしぞうの命式を手書きしたものを思い出した。ペンで書き込んだ「偏印」「食神」、日柱の十二運星「養」。
つまり、はしぞうは、その高い知性と食いしん坊な素直さで、「自分がどの角度で座れば、あたしから最高に美味しいおやつをドバーッと引き出せるか」完全に計算し尽くしているのだ。
「……あんた、相変わらずいい性格してるよね」
あたしが呆れ半分でつぶやくと、はしぞうは「バレたか」とでも言いたげに、短い前足をちょこんと動かして見事なうさぎジャンプをキメた。まったく、あたしたちは日々、このマイペースな愛され策士の手のひら(いや、短い前足か)の上で、コロコロと転がされているのだ。やれやれである。
織姫と彦星がイチャイチャしているこのロマンティックな夜に、我が家ではインテリ毛玉との知恵比べが繰り広げられている。でも、はしぞうのそののんきで計算高い姿を見ていると、なんだか可笑しくて、あたしの心は不思議とふっと軽くなるのだ。
「よし、今日は七夕だし特別だ。お前の計算通り、天の川みたいにおやつを降らせてやろうじゃないか」
星降る夜の、ささやかでメルヘンなひととき。織姫と彦星にはちょっと悪いけれど、あたしにはこの賢くて食いしん坊な小さな星がいれば、十分すぎるくらい幸せなのである。
モギュモギュと無心で葉っぱを頬張るはしぞうを見つめながら、あたしはふと思った。
四柱推命の鑑定をしていると、「私、計算高くて嫌なヤツなんです」とか、「自分のペースを崩せなくて、わがままなんですよね」と、自分の星の性質をまるで隠すべき欠点のように語る人にたくさん出会う。
でも、はしぞうを見てほしい。
彼は自分の「計算高さ(知性)」も「素直な欲求(食神)」も「無条件に愛される素質(養)」も、微塵も隠そうとしない。むしろフル稼働させて、堂々と「おやつをくれ」とアピールしてくる。そして結果的に、あたしから呆れられつつも、どうしようもないほど愛され、おやつを勝ち取っているのだ。
星に「良い」も「悪い」もない。
あなたが「直さなきゃ」と思っているその頑固さや、つい頭で損得を考えてしまう計算高さ、あるいは「ただ楽しく食べて寝ていたい」という欲求だって、見方を変えれば、あなただけの立派な「魅力」であり、あなたにしか出せない「特別な輝き」なのだ。
「あ、もしかして私のことかも……」
今、画面の向こうでドキッとしたそこのあなた。
大丈夫。無理に他人の星の真似をして、優等生を演じなくたっていい。はしぞうのように、自分の持って生まれた星を丸出しにして、ちょっとあざとく、マイペースに生きてみたっていいのだ。
あなたのその不器用で愛おしい星の輝きを見つけて、「しょうがないなぁ」と笑いながら、ドバーッと愛(とおやつ)を降らせてくれる人は、きっとこの世界のどこかにいるのだから。
今夜は七夕。
あなたも自分の心の奥にある「本当の星」に、そっと願いをかけてみてはどうだろうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまの心の奥にある本当の願いが、
天の川のようにキラキラと輝くものでありますように(。-人-。)✨
Love & Peace💕
※この作品は、AI漫画生成ツール(新宇佐美式AI漫画)を使用し、 著者の指示のもとで制作されたコミックエッセイです。
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