大阪道草散歩道③ 新緑の交野山
京都芸術大学の藝術学舎の講座「目的地は道端 大阪道草散歩道」の3回目に参加しました。
大学院のゼミでも指導していただいた、伊達伸明 先生がこの授業を担当されています。
1回目、2回目の様子はこちらに⇩
3回目は、JR学研都市線 津田駅の前からスタートです。
前回の反省から、今回は交野山のことや機物神社さんのことをさらーっと調べてから参加しました。
だが、しかーし。
当日配ってくださった資料には、まったくノーチェックだった場所のことが多く載っていました。

やっぱり、いつも斜め上からいらっしゃる伊達先生です。
これもきっとこの講座の魅力なのですね。
【ノーチェックだった道草その1】
交野市立教育文化会館(登録有形文化財)


昭和初期のモダン建築の中は歴史資料館になっています。
うかがったときは、ちょうど企画展『近世〜近代の絵地図からみる交野市の昔と今』が開催中で、古地図がたくさん展示されていました。

交野市立教育文化会館を出たところで、
伊達先生は「山頂に観音岩という一辺15mもの巨岩がそびえたっている交野山(こうのさん)はあの山です。」としめされました。

そして、「あそこまで行くと散歩の範疇を超えるので、今日は行きません。」とおっしゃいました。
山頂はめざしませんが、山の麓までは行けるようです。
途中立ち寄ったのは、
【ノーチェックだった道草その2】
二平川の洗場 古くからのお家が並ぶ集落を流れる川に残る洗濯場

こちらは事前に予習できていた、織物(はたもの)神社さん
冬至の日には、境内から交野山に重ね合わされた日の出が見られるのだそうです。

しかし、織物神社さんの中にある、多羅葉樹のことは知りませんでした。

こちら葉っぱの裏に文字で願いごとを書く木なんだそうで、葉書(はがき)の語源にもなっているようです。
【ノーチェックだった道草その3】
源氏の滝
交野山のふもとに到着です!



山を観光地にするとき、どんな配慮がいるのか?という視点で風景を眺めていました。
【ノーチェックだった道草その4】
糸吉神社さん
織物神社さんをお参りしたとき、ある受講生さんが「こちらのお宮さんに、繊維関係の会社などの名前を見かけないのが不思議に思う」とコメントをされていました。
それを受けて、伊達先生はこちらの糸吉神社さんではそういった会社さんの名前を見かけるので、ひょっとしたらこちらがもともとのお宮さんでは??・・・と推理されていました。

「ありそうなものが、ない」ことに気づき、考察を深めることも、「あるもん探し」には必要だと、お二人の会話をうかがいながら思いました。
「ありそうなものが、ない」ことPART2としては・・・

こちら、第二京阪道路の脇を走る大阪北道路の横についている、コンクリートのでっぱりです。
「これはおそらく、線路をまたぐ道を作ろうとして、それがとん挫した遺跡ではないでしょうか?」と、名推理をされる伊達先生。
「トマソンでしょうか?」と、私がたずねると、「んーこれはトマソンではないのでは・・・いや、トマソンか?」と迷っておられました。
伊達先生にトマソン認定されるには、ただ建築物の中に付着する無用の長物なだけでなく、もっとユーモアの香りがいるのかもしれません。
ユーモアの香りとは、

鎌で伐られた疑惑のある木の切り株とか、

角切りの木(いかつい)とか・・・
先生が見つけられて、ボソッとおっしゃるものは、どれもこれも、くくくっと笑えるユーモアの香りがします。
わたしも、なんかおもろいものを探すぞー!と、辺りに目を凝らしていると、どこかで誰かに見られているような気がしました。
すると・・・

ド根性がえるハウス???(笑)
伊達先生のお散歩に3回参加させていただいて、おかげさまで、アンテナの感度は上がっているように思います。
最近は近所を歩いているときも、周りをよく見るようになりました。
すると、これまでは歩きながら別のことを考えていたりして、見ていても見えていない風景があったことに気がつきました。
この講座もあとのこり2回。
「今、ここにあるオモロイもん」に気づけるアンテナを、もっと磨けるといいなーと思います。
伊達先生、受講者の皆さま、ありがとうございました!
次回も予習や予想の斜め上の体験を楽しみにしています。
