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人工授精はスキップ!検査結果から決めた体外受精への最短ルート【30歳/PCOS/不妊治療】

「タイミング法で結果が出ないなら、次は人工授精かな?」

不妊治療を始めたばかりの頃は、なんとなく「タイミング法 → 人工授精 → 体外受精」という順番でステップアップしていくものだと思っていました。

しかし、私たちは人工授精(AIH)をスキップし、タイミング法から一気に「体外受精(IVF)」へ進むことを選びました。

今回は、私たちがなぜ人工授精を飛ばす決断をしたのか、その理由と、判断の決め手となった「精液検査」「フーナー検査」の体験談をお話しします。

「なんとなく人工授精」をやめた理由

人工授精(AIH)をスキップした最大の理由は
自分たちが人工授精が有効なケースに当てはまらなかったからです。

具体的な理由は以下3点です。

① 男性側に不妊要因がなかった(精液検査良好)
② 子宮内への精子の進入が問題なかった
(フーナー検査良好)
③ 性行為が問題なくできていた


人工授精は、主に以下のようなケースで高い効果を発揮する治療法です。

① 男性側に不妊要因がある(精子の濃度や運動率がやや低いなど)
② フーナー検査の結果が不良
(子宮の入り口を精子が通過できない)
③ 性行為自体が難しい
(EDやすれ違いなど)

つまり人工授精は「精子が子宮の奥へ辿り着くまでのハードル」をサポートする治療です。
注入後の受精や着床は自然妊娠と同じプロセスで行われます。

私たちは、自力で十分に精子が届いているため、人工授精を行ってもタイミング法と妊娠率はほとんど変わらないと考えました。

当時の私は30歳。すでにタイミング法で1年結果が出ず、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)という排卵障害も抱えていたことから、体外受精へのステップアップを決断しました。


判断の決め手となった2つの検査

この判断の根拠となったのが、地元クリニックでタイミング法を行っていた時期に受けた「精液検査」「フーナー検査(性交後検査)」です。

実際の検査の流れと結果は以下の通りです。

① 精液検査

クリニックから渡された専用のプラスチックケースに夫の精子を採取、指定された日時に提出し、精液量、濃度、運動率、正常形態率を検査します。

提出は夫自身でも妻でもOKでした。結果は次の診察の際に医師から説明を受けました。

【結果】
精液量、濃度、運動率、正常形態率のすべての項目で基準値を大幅に超えており、夫にはまったく問題がないことがわかりました。

② フーナー検査(性交後検査)

性行為後の子宮頸管のおりものを採取し、その中にいる精子の運動状態を顕微鏡で確認します。

受診の「直前」に性行為を行う必要があるため、自分たちのタイミングを逆算してスケジュールを組みました。
(前日は夫婦で早く寝て朝一にタイミングをとり、夫は通常通り出勤、私は午前半休を取得して、昼前の枠で検査をしました)

【結果】
おりものの中で、元気に動いている精子が観察されました。子宮と精子の相性にも問題がない(=精子が問題なく子宮内に進入できている)ことがわかりました。


納得して決断するための「二段階の対話」

「もし将来的に体外受精も選択肢として考えているなら、タイミング法を6回やって成果が出なければステップアップを考えてもいいかもしれない」

主治医のこの言葉をきっかけに、3か月程度かけて、ステップアップについて検討をしました。

この時のお話は👇にまとめています。

Step1. 主治医への相談:医学的な妥当性を確認する

主治医には毎月の通院を利用して、段階的に相談をしました。

  • 初期: 「男性側に要因がなくても人工授精をする意味はあるか?」という基本的な疑問から解消

  • 最終相談: 「精液検査・フーナー検査ともに結果が良好で性交渉も問題ないため、人工授精を飛ばして体外受精へ進みたい」と相談

最終的に、医師からも「ここまでの検査結果と経過を踏まえると、人工授精よりも体外受精のほうが可能性は高い」と、背中を押していただけました。

対話を重ねて自分なりに納得感を深めていたからこそ、迷いなく次のステップへ進む決断ができたと感じています。


Step2. 夫との共有:診察室での対話を夫婦の決断にする

ステップアップについては、主治医とのやり取りを都度共有し、2人で情報をアップデートしながら話し合いました

「私はこう質問した」「先生はこう言っていた」とプロセスも含めて共有しました。夫も自分なりに調べてくれたようで、「確かにその根拠なら、次は体外受精が良さそうだね」とスムーズに同意してくれました。

医師の助言も踏まえて、夫婦で同じデータと方向性を共有して判断できたことは、大きな安心感に繋がりました


おわりに

不妊治療のステップアップは「みんながやっている順番通りに進めなければいけないわけではない」ということを、身をもって知ることができました。

自分たちの不妊要因や検査結果を冷静に分析し、自分たちに必要な治療は何かを見極めて選択することが、後悔のない治療への最短ルートになると実感しています。

この記事が、ステップアップの判断に悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです🫶

※この記事はあくまで一個人の治療経過・判断についてまとめた体験談です。治療方針は年齢、検査結果、不妊期間、既往歴などによって異なるため、実際の治療については主治医にご相談ください。


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