姿勢に関するネット情報の8割は誤り①ネット上にはびこる都市伝説
姿勢やゆがみに関するネットや本の情報は、
ひと昔、ふた昔前から、怪しい情報が都市伝説のように
言われてきたものですが、そのほとんどが間違いです。
そこで、36年にわたる姿勢やゆがみの研究により気がついた、
目からウロコの健康情報をお届けします。
1 背中を反らせて胸を張った姿勢は体によくない
一般的によい姿勢といわれるのは、
見た目は良くても、体には良くないことが多いです。
体操選手が、演技の最後の着地の際に取る姿勢。
決まるときれいな良い姿勢ですね。
しかし、
両手を横に開いて背中を反らして胸を張るのは、
体にとっては良くない姿勢です。
現に、
体操選手には 反り腰が原因の腰椎すべり症や腰椎分離症が
多くみられるそうです。
子供がスマホやゲームを、背中を丸めて行っていると、
「背すじを伸ばしてシャンとしなさい」と言って
注意してしまいがちです。
親や祖父母世代の思う良い姿勢とは、
背すじを伸ばすのではなく、背中を反らせて胸を張る姿勢と
誤解されているようです。

前重心の偏りによる、胸を張って腰を反らせるのも異常です。
〇印の姿勢も、長くとり続けることで、
腰や背中に負担がきます。
それなら、ネットに良い姿勢として推奨されている、
「耳・肩・腰・膝・くるぶし」が一直線になる姿勢はどうでしょうか?
こちらも、長い時間 取り続けることで、骨格を支える筋肉が疲労して、
痛みやコリに繋がります。
なぜなら、人の重心は もともと真ん中にはなく、
左右はもちろん、前後どちらかにズレているからです。
重心が前に偏るとつま先重心となっており、
後ろに偏ると踵重心となるのです。
人間だれもが、つま先重心タイプか踵重心タイプのどちらかになるわけで、
重心の偏りが許容範囲内なら、ゆがみではなく、
生理的な現象といえるのです。
重心を中央に持ってくると、どこかに無理が生じます。
その状態を続けることで、筋肉や関節に負担がかかるのです。
ネットの記事を見ると、骨盤後傾が悪者扱いされており、
「骨盤後傾の姿勢が悪い姿勢なので、意識して直しなさい」
と記されていることが多いです。
そして、
「そのためには、骨盤を立たせて座りましょう」と続きます。
「骨盤を立たせる」とは、骨盤を中間位にすることであって、
骨盤を前傾させて、腰を反らせることではないのです。
重心に過度の偏りが見られると、
前重心の人は、背骨の溝が くっきりと見られる反り腰になり、
後ろ重心の人は腰骨が後ろに飛び出し、
腰骨の溝が全く無くなるくらいの、腰曲がりになります。
腰骨が後ろに出るのは、高齢の方の特徴ですね。
若いのに腰骨が後ろに出ると、
腰痛のほか、内臓や自律神経にも異常をきたします。
そのため、
前重心の人、つまり、骨盤前傾の人の姿勢が良い姿勢、
骨盤後傾の人の姿勢が悪い姿勢と思われがちです。
しかし、
前重心の人が 必ずしも良い姿勢ではありません。
骨盤前傾、腰椎前弯の人は、つま先に重心が掛かり、
背中や腰の筋肉が、たえず過伸展されます。
腰の筋肉は常に緊張状態にあるため、
ぎっくり腰を起こしやすいのです。
したがって、過度の骨盤前傾位にある人は、
後傾方向に動かして、骨盤を立たせる必要があるのです。
2 足を組む癖は体をゆがませるという考えは大きな間違い
ネットや健康本には、
「足を組むと、体がゆがむので注意しましょう」
「足を組む癖は、腰痛や肩こりの原因になる」
という一文が、 数多くみられます。
次に続くのは、
「なるべく足を組まないようにしましょう!」
「足を組むなら、左右交互に組みましょう!」
というくだりです。
きつい言い方になりますが、
このような考えを書いておられる方は、
「なぜ、足を組んでしまうのか」
という理屈がわかっていないのだと思います。
「頻繁に足を組む」のは、体がゆがんだ結果であって、
ゆがみの原因ではないのです。
足首を捻挫して足を引きずっている人に、
「骨盤がゆがむから、引きずらないように気をつけなさい」
「利き手ばかり使っているから右の肩が痛くなるのだから、
左右交互に箸を持ちなさい」
といったところで、無理がありますね。
椅子に座った状態で、足を組む癖のある方は、
たいてい、上に組む側の脚が決まっています。
日頃、足をあまり組まないという人でも、
左右同じように足を組んでみると、組みにくい側があります。
どうしてこのような現象が 起こるのでしょうか?
椅子に座ると、
お尻が座面に密着している側と、浮いている側があります。
お尻が座面に密着している側を、利き尻側といいます。
長時間のデスクワークで、片側のお尻に体重がかかり続けると、
お尻や腰の筋肉の血行が悪くなり、硬直してきます。
さらに、利き尻側の坐骨神経も圧迫されるので、
それを何とかしようとする、体を自己防衛する行為こそが、
「足組みの癖」なのです。
椅子に座りっぱなしの時、
たまに、組みやすい形で足を組むことで、
利き尻側に偏っている重心が、中心方向に移動します。
そして、お尻や腰にかかっていた負担が、リセットされます。
例えば、
右足を上に深く組むことで 左側に重心が移動し、
右のお尻が椅子の座面から浮き、
お尻や腰にかかる負担が軽減されます。
試しに、
いつも足を組む側のお尻の下に、
薄めのクッションを入れてみてください。
そしてもう一度、いつものように足を組んでみてください。
足が組みにくくなることに驚かれるはずです。
この理屈を知らないで足組み癖をやめさせたなら、
ますます骨盤はゆがんでしまい、腰や坐骨神経痛はひどくなります。

右に偏った重心が左方向に戻る
「体がゆがまないように気を付けて
逆の足を組むように意識的にしていますよ」
と、誇らしげにおっしゃられる方
ーこれは最悪ですね!
さらに利き尻側に負担がかかり、骨盤はますますゆがみ、
腰痛や坐骨神経痛、股関節の痛みなどは、
どんどんひどくなります。
もし、左足を上に組むのなら、
左足の踵を、右足首の甲側に置くようにして
外に倒すようにして組むとよいですね。
行儀は悪く見えますが・・・
基本的に、体の動きは
左右非対称なので、足を組む動作も、
左右違うやり方をすればよいのです。
3 片方にだけショルダーバッグを 掛けると体は整う
体の癖を問診する時、
「どちらの肩にショルダーバッグを掛けますか?」
とお聞きすると、
「ショルダーバッグは、体がゆがむので掛けないようにしている」
「ショルダーバッグを掛けると 肩がこるので リュックサックにしている」
「いつも右肩に掛けてしまうので 左に掛けるように気を付けている」
などの答えが返ってきます。
まあ、ネットを見ているだけでも、
「片方にだけショルダーバッグを掛けると体がゆがむ」
という記事を、とても多く目にします。
この誤った考えが、皆さんに浸透しても、仕方がないことですね。
それらの記事を書いている方も、
何の根拠も実験結果に基づくこともなく、
イメージだけで言われていると思います。
しかし、実際に、同じ人に
右側にショルダーバッグを掛けた姿と、
左側に掛けた姿を比較して頂ければ、一目瞭然です。

掛けている
左重心タイプ

右側に掛けてみたものの
しっくりこないなぁ!
掛けやすい側の肩に ショルダーバッグを掛けた時は、
逆の肩にバッグを掛けた時はもちろん、
むしろ、バッグを掛けていない時より、
体はゆがみが少なく 安定して立っているのが、
ご自分でもわかると思います。
この結果を見れば、
片方にだけショルダーバッグを掛ける癖は
体をゆがませるどころか、
無意識のうちに体を整えることがわかります。
ショルダーバッグの荷物本体が重心側にあると、
重心が逆側に移動し、バランスが整う形で、
立ったり歩いたりできるのです。
体がゆがむことを懸念するあまり、
ワザと逆の肩に掛けているのを想像しただけで、
ぞっとしますね。
少なくとも、このような間違いを、
子供たちに押し付けることは やめていただきたいのです。
ただでさえ、
食や生活環境の変化で 弱くなりがちな子供の体が、
さらにゆがんでいってしまうのです。
また、
「リュックサックなら 体がゆがまない」という考えも誤りですね。
ショルダーバッグ同様、荷物の位置によって整ったり、
ゆがんだりするのです。
つま先に重心が掛かる人は、お腹リュックか背中リュック、
踵重心の人は、胸リュックか腰リュックで、前後のバランスが取れます。
「リュックサックは、腰や骨盤に掛からないよう、
背中に荷物がくるようにしてください」
というのは、前重心の人には合いますが、
後ろ重心の人には合いません。
ネット記事は、自分の重心タイプの例をもとに、
記事を書いていることが多いので、注意してください。
ショルダーバッグやリュックサックの荷物の位置で、
左右重心や前後の重心が整うのです
バッグは、掛け方ひとつで、
重心を調整するアイテムになり得るのです。
4 左右同じストレッチや運動では体は壊れる
ネットでのゆがみや姿勢の矯正法をみていると、
骨盤や肩甲骨の左右差を指摘しながらも、
左右同じ運動やストレッチを行うように書かれています。
脚の長さの左右差を 指摘しておきながら、
左と右とも太ももの前側の同じ筋肉を、
緩めるストレッチを行うように勧めていることが
そのよくある例です。
二足歩行を行いやすいように、人の骨盤は左右非対称なのです。
同じ骨盤前傾タイプでも、
右重心の人は、右の腸骨は前傾し、左は後傾しています。
この場合、
右の太ももの前面を緩めても、左はゆるめてはいけません。
左側は、太ももの後側を緩めて、前側に力をつける方法を
行う必要があります。
骨盤が右にねじれているのを矯正するのに、
左右とも同じように捻じる運動を行うと、
腰の痛みや体の不調を引き起こしかねません。
体のゆがみは筋肉の緊張の左右差としておきながら
その左右差を解消する方法が
左右同じストレッチや運動法というのが腑に落ちません。

ほとんどが左右対称に動かします
ラジオ体操でも、左右同じ動作を行うことで体は壊れます。
健康な人は問題ありませんが、高齢の人や痛みのある人は、
毎日の積み重ねで、体は壊れていきます。
人の体は左右非対称なので、左右同じ動きをすると
動かし難い側が必ずあります。
それを左右同じように動かそうとして、
動かしにくい側を 頑張って動かすほど、
筋肉や関節に負担が掛かるのです。
毎日行う間違ったやり方の蓄積は、恐ろしいものです。
同じ筋肉を左右ストレッチを行うとしても、
片側は筋肉が短縮しており、もう一方は伸長されていることを
わかったうえで、左右でやり方を変えて行う必要があります。
骨盤の左右のゆがみに対し、
テレビ番組で整形外科の先生がおっしゃっていたのは、
「人はもともと左右対称なので、股関節や骨盤を左右対称に動かして、
その動きを 体に覚えさせなければいけない」
というものでした。
骨盤や肩甲骨が左右対称なのは、死体解剖した時の骨の形だけで、
生きている体は、利き手、利き足があるように、左右非対称なのです。
重心が左右どちらかに必ずズレているのです。
そもそも、関節の位置や角度、筋肉の緊張バランスが
左右異なるため、関節の動きも左右で異なります。
そのため、整形外科の先生がおっしゃるように、
左右均等に動かすことができるのかも疑問です。
たとえ、
無理やり可動のない側を、頑張って動かしたとしても、
脳が左右均等に動かしたとして 認知してくれるとは思えません。
運動は左右それぞれ動きの範囲で行い、
動きの差が大き過ぎれば、
その原因となる筋肉の緊張バランスをとることが必要なのです。
5 筋力不足で体がゆがむのではない
筋力が不足すると 骨盤や背骨がゆがみ、
姿勢が悪くなると思っている方が多いようです。
体のゆがみの原因となるのは、
筋力不足ではなく、筋肉の緊張バランスの差、
または、
筋肉のけいれん、 硬直による筋出力の不足によります。
筋肉が疲労している時や、痛みのある時のように、
筋力があっても、その力を発揮する力が不足しているのです。
「腰痛の原因は腹筋の筋力不足」
「腰痛持ちの人は腹筋を鍛えなさい」
という言葉もよく目にしますが、
皆さんが多くイメージされている「腹筋」を鍛えても、
ゆがみの改善や腰痛対策にはつながりません。
そもそも腰を支える筋肉は、
体の深部にあるインナーマッスルですので、
体表の筋肉のトレーニングでは鍛えられません。
むしろ、腹筋ばかり鍛えると、背筋とのバランスが崩れて
よけいにゆがんでしまって、腰が痛むのがオチです。
骨盤や背骨がゆがむと言っても、骨がゆがむわけではありません。
骨盤や背骨を支える筋肉の緊張バランスの差により、
骨の前後や左右の傾きやねじれが引き起こされ、
これらを骨のゆがみと言っているのです。
さて、筋肉の緊張バランスの差は、
体の使い方により決まると思われがちですが、
実は、その人が生まれ持った重心の掛かり方により
決まっています。
ざっくりといえば、
右重心の人の右側は、
体幹や関節を伸ばす働きや、外にねじる働きがある「伸筋」が緊張し、
関節を曲げる働きや、内にねじる働きがある「屈筋」が緩みます。
一方、左側は、
屈筋が緊張し、伸筋が緩みます。
左重心の人は、
左側の伸筋が緊張し、屈筋が緩みます。
右側は、屈筋が緊張し、伸筋が緩みます。
この生まれ持っての緊張バランスの差が、
椅子の背もたれにもたれ掛かって座り続ける、
中腰で作業を続ける、
右や左に傾いたり捻ったりして 作業をするなど、
重心を使い過ぎることで、
筋肉の緊張バランスの差が 大きくなり、許容範囲を越えます。
この時、
屈筋か伸筋のどちらかが、過度の緊張を強いられて硬くなることで
その動きにロックが掛かり、骨盤や背骨、関節の向きが 変わるのです。
このことからも、
筋力不足は、 さほどゆがみには関係ないといえます。
たいていの場合は、筋力が不足しているのではなく、
筋力を発揮できなくなっているだけなのです。
したがって、
筋トレをすることは、「ゆがみの矯正」という意味では、
あまり効果的ではないのです。
ただ、
加齢により骨盤を支える筋肉が衰えることで、
重力に逆らえなくなって骨盤が下がる現象や、
膝や足首を痛めてギブスを巻いたことにより、
太ももやすねの前側の筋肉がやせて、
膝のお皿の骨が 下がることがあります。
これらの場合は、当然しかるべき筋力トレーニングが
必要といえそうです。
このような特殊例のインパクトが強いため、誤解されていますが、
普通に生活している子供や青年が、筋力が衰えて体がゆがむことや
痛みが出ることは考えにくいのです。
その顕著な例として、当院に
「伏臥上体反らしが苦手で、競艇選手になる試験を2度落ちている」
と言って、青年が来院されたことがあります。
高校野球で、もう少しで甲子園に届くところまでいったチームの
エースだったとかで、運動神経も抜群で、体も鍛えられています。
こんな彼でも、いくら背筋を鍛えても全く効果がなく、
年齢的に最終チャレンジとなる3回目の試験の前に
藁をもすがる形で来院されたのです。
この方の骨盤は過度に前傾し、脊柱は過剰前弯しています。
骨盤が前傾しすぎているので、
骨盤を後ろに傾けて 反らす動作ができないのです。
ずいぶん昔の話になりますが、バラエティー番組で
お笑いタレントのサバンナの八木さんが、
アイドルやモデルの女の子と並んで、伏臥上体反らしの成績を競い、
別の回答者が一番成績の良い人を当てる
という趣旨の企画がありました。
当然、筋トレをしていることで有名な
ムキムキタレント八木さんに人気が集中しました。
しかし、その結果は散々。
何も運動していないアイドルの女子にも負けるというものでした。
「昔から体前屈は得意だけど、反らすのは苦手なので、
背筋のトレーニングをかなり頑張ってきましたが、
なぜか、全くダメなのです!」
という言葉が印象的でした。
この様に、前方への重心の偏りによる
筋肉の緊張バランスの差、骨盤前傾の歪みは、
生まれもって授かった要素が強く、筋トレによっては解決しません。
ということは、筋力とは関係ないことになります。
逆に、踵重心の人は、
立位体前屈は、後ろ重心の者にとっては 苦手なのですが、
後ろに重心が偏るほど、
伏臥上体反らしは よい数字が表れるのです。

骨盤後傾の方が
やりやすい
ところで、かの競艇選手を目指した 青年ですが、
伸筋を緩めるストレッチをしてもらい
重心を後方に移動させるようにしてもらったものの、
試験まで1ヶ月を切っていたこともあり、試験は失敗でした。
その頃は、
重心ケアのやり方が、まだ確立していなかったこともありますが、
生まれ持ったものを変えていくことは大変なことなのです。
競艇はスピード系スポーツなので、
競技自体つま先重心の選手が有利となりそうなのに 、
なぜ、踵重心の人が有利な「伏臥上体反らし」を重視するのでしょう?
生まれ持っての後ろ重心タイプが、圧倒的有利となる伏臥上体反らしを、
運動能力の指標とすることも問題となると思います。
6 ー仰向けで寝ないと体がゆがむーは、半世紀前までの常識
いまだに、
「仰向けに寝ないと体がゆがみますか?」
「横向きに寝る癖があるので、仰向けに寝るようにしています。」
「仰向けに寝ると腰が痛いのですが、これ以上ゆがまないように、仰向け寝をしています。」
「いつも、右下寝をするので、左下にして寝るように気をつけています」
といわれる方がいます。
仰向けに寝るのは、腰や肩にかかる負担が一番大きい寝方です。
現に、ぎっくり腰や五十肩の方は、
仰向けに寝られない場合が多いです。
そのため、私は、何十年前から、
楽な向きで、横向き寝をするのを推奨していましたが、
最近では、医師の先生も、呼吸器や循環器への負担が少ない
横向き寝を勧められるようになりました。

骨盤前傾の反り腰の人が仰向けに寝ると、
腰の下に手のひらが 楽に入るほどのトンネルができ、
その分、仙骨に負担がかかって痛みが生じることも。
逆に、骨盤後傾の腰椎後弯の人は、
後ろに曲がった腰が無理やり伸ばされるため、
腰や背中に痛みが生じやすく、
膝を立てないと寝られない人もいます。
また、左右に重心が偏ると、
骨盤が重心側に傾き、重心側のお尻に
体重がかかって寝にくくなります。
重心側の肩甲骨は、下角が開いて二の腕を巻き込ませます。
非重心側の肩甲骨は下角が閉じる形で 肩関節が巻き込みます。
どちらの巻き込みも、仰向けに寝ると、
肩や腕が巻き込むことで、床から浮き不安定になります
たいていの場合、
重心側を上にした方が 寝やすいようです。
「横向き寝をすると巻き肩になる」というのは誤りです。
ゆがみがあるから、横向き寝しかできなくなるのです。
首や肩のコリや痛み、四十肩・五十肩の症状のある側は、
ほとんどの場合床から浮いて不安定になっています。
肩に痛みがある場合、仰向けに寝ると痛みが増します。
仰向けに寝づらい、仰向けに寝ると痛いのは、
仰向けの体勢でゆがみが強調されるから。
そして、さらにゆがみがひどくなっていくのです。
このように、ネットや本の情報は
必ずしも正しいとは限りません。
特に姿勢や骨盤のゆがみに関しては、
かなり間違いの情報が多いですね。
大切なのはご自身や親世代はともかく、
子供や孫世代に間違った情報を
押し付けないことです。
姿勢の専門家として、
切にお願いする次第です。
