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箸休め その6 ドイツ人ってどんな感じ?

何事も初めては誰しもあるのですが、一度やれば経験者。やる前は不安はあるでしょうが行動すると不安は消え去るので結局、考えるゆとりが不安の餌なんじゃないかと…。

こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今回はドイツ人にまつわる話です。

ドイツの会社に入る前に事前情報として先方と空気感や歩調を合わせる為に図書館や本屋で情報収集。第二次大戦絡みの本ばかりで全く役に立たない現実にぶつかります。取り留めのない雑多なネット界に行く?主観の世界なのでそれはちょっと違う。

ポルシェ博物館から本社ディーラーと工場を望む

※今回の写真はテキストとは
関係なくライブラリから
目に留まったものを差し込んでます。

この事前予習ですが国内自動車メーカーさんの相手をさせて頂いてた頃は初めて訪問する企業は創業史を軸に関連本を5冊ほど読んで感覚を同調させてました。自動車メーカーの皆さんは忙しく研ぎ澄まされた方が多いので武道の乱取り的な感覚を準備しておきます、この場合は言語の乱取り。流れに合わせて無意識に「合言葉」を差し込むと先様もハッと目を光らせてくれます。

印象的だったのは、お客さんに説明をしながら少年ジャンプくらいの厚みのあるカタログをドンピシャで開いたときは我ながら凄いなぁと思うのですが、お客さんはそりゃ相当驚愕されます。

ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!今どうやったんですか!?

手を延ばす瞬間「頼むよ、時間無いんだから解ってるよね」くらいの感覚はよぎりますが。何でしょう、不思議ですが集中してるときは良くある事なので特に私自身特に反応はしないのですが「よく出来てるなぁ、こんな事も出来るようになってるわ。この物理的同調システムどうなってんだろ?」と後で思う位で...。

Audiフォーラムは日曜はお休み

そんな調子なので日常にミラクルが欲しいのでゲーム感覚で常にちょっと自分の感覚に圧を掛けた状態にしてます。圧というのは「忙しくする」とか「短時間でタスク処理する」ってことです。あとは神?が降りやすいのは「何かを実行するために強く集中するけど俯瞰してる時」でしょうか。この辺はバイクで培った技みたいなものです。ブランクはあれど野山を走って43年、危険回避は視覚より「感覚と素直さ」が重要になります。無視すると高確率で大きなトラブルが起きます。

...何の話でしょうか?

ドイツに関する事前調査は結局、行き着くところは某地球を歩く本のドイツ編のみとなります。最低限の会話を覚えて旅立ちます。

ヘンリーフォード博物館にて

欧州は初めてではありませんが、20代の頃役得で商社の接待に便乗して「仏伊VIPの奥様爆買いツアー」についていったくらいで、ここではスーパーで特売の野菜を買う様にブランド品を買う姿を見る事になります。恐らく縁者への配布用。各論的は物欲と財布が弱いので色々とザ・ハイソサエティを見れて良かったなぁと思ったりします。動物園に行った感覚(笑)そういえば、フランスの入管で日本人専用ゲートがあって本流の渋滞をよそにそちらに誘導され「ようこそフランスへ」と書かれたゲートをくぐったのはこの辺の理由なのでしょうか。そのころの店主は「先人の行いが良かったお陰」に違いない、ではワタクシも、と襟を正すのでした。どっちも正解かな…。

思うのですが空港の職員は...服装を見て態度を変えてると思うのですが。で、実験をしたんですね。Tシャツか、襟付きシャツ+ジャケットかで対応が変わるのか。答えはYES。好待遇を受けたかったら後者をお勧めします。ただ機内で寝ないといけないのでジャージ素材の白シャツ+ジャケット+パンツが正解かと思います。綿系は突っ張りますから寝にくい、伸縮性命。あとは「わたしは学者でござい」みたいな素振りで良いかと思います。「人を外見で...」と言いますが、不特定多数と対応する職業だと服装が一番人柄を示しますし、会話が無ければ他に判断材料はない訳で外見判断は当然と言えば当然ですね、キノコ採りと同じ。

classic REMISE@デュッセルドルフ

...何の話でしょうか?

ドイツ人はお洒落か...人によります。ハイクラス系はお洒落ですが一般はチェックのシャツにジーンズ履いてます。ドイツのビジネスシャツがカッコよく見えて買うのですが袖が7センチ位長いです。デパートで短いのは無いかと聞いても淡白に「無い」と即答されます。

ドイツ人は身体バランス的にバラつきがあるみたいで腕や脚が妙に長い人が居ます。なので大に合わせるみたいで、腕輪とか腕用のサスペンダーで引き上げるのが一般的みたいです。スーツもその調子みたいで店主の大ボスは二の腕辺りで切り詰めたスーツを着てました。海軍の軍服も二の腕で継ぎ目の線が入ってますよね、あれも同じです。一旦大で量産して各自に合わせて切り詰めるシステム。

メガネはお洒落なのをよく見ます。店主も出張費と自炊で小遣いを貯めて眼鏡を作ったことがあります。ドイツ人に比べて店主は鼻が低くまつ毛が長いのでドイツ製をそのまま使うとレンズにまつ毛が当たるんですね。で、日本だと鼻パッドのワイヤー部を調整となるのですが、カーボン製+パットは樹脂一体で型取り+樹脂盛りの流れになりました。メガネの弱カスタムメイド。3週間後出来上がるのですが時間の流れがゆったりしてます。

SEIKO KS
洗練された美しさ✨

ドイツ人はフレンドリーです。ビールをケース買いして部屋に置いてるのですがざわざわしたとこで飲みたくなるとホテルのバーに行きます。田舎なのでアジア人が珍しいので「ヤパーニッシュ?」日本人か?と聞いてくるので「ヤー!ゲナウ」その通りと答えると横に座れ!と勝手にビールを奢ってくれます。とてもフレンドリーです。「第二次世界大戦でイタリアを外してたら俺たちは勝ってたよなぁ」とか今だに言ってました。

ただ何年かするとアジア系旅行者が増え出して状況が少し変わります。これはDB(国鉄)の職員に両替を頼もうと札を渡すと厳しい表情で💴の表、裏を透かしながら「何人だ?」と聞かれるんですね。彼の隣の同僚は苦笑い。私もあり得ないので「はあ?ロッカーの横になんで両替機が無いだよ」と。大体DBは人種関係なく組織外を見下してます。どう言う順番か知りませんが、中国、韓国、日本の順番で聞いてきます。で、表情が段階的に笑顔に変わって最後は安心した表情になって愚痴を言い出すんですね。その街で一番税金払ってるのは日本人なので文句は言わせません。

ローマでも同じ状況でした。言ってたのは「あいつらマジだから困るわ、トラブルメイカーだ。」、これはミサンガを勝手に巻いて3千円請求してくるお兄さんで、中学生と同じレベルなので店主は楽しく質問攻めにして誤魔化します(笑)

高速のドライブインで朝パンを食べていると隣に老夫婦が。暫くして別の老夫婦がその奥に。普通に隣同士話し出すから連れかと思うと別々に出ていくから他人の様で...多分他人の垣根はないです。遠慮なく普通に会話できるので気を遣わず楽です。これに慣れるとたまに街で出くわす見知らぬ日本人とすれ違う時緊張します。目があったら会釈すべきなのか、否か…。向こうもそんな感じみたいなので不思議です。

スーパーで食材を買っているとご老人が話しかけてきます。さっぱり解りません(笑)近くの英語できそうな若い人を捕まえて何を聞いてるか尋ねると「小麦粉だって」なんで店主に聞くかなぁと思いながら小麦粉売り場に連れて行くのですが、どうやらドイツでは大戦の影響で異人種区別がナシになっているみたいです。

米国西海岸にあるポルシェ専門のカスタムショップ
Singer

現地の中華料理には2種類あって本物と偽物?があります。偽物はベトナム料理で炒飯はパサパサ細米、焼きそばはビーフンなので不思議だったんですが、同僚と話しているとそこはベトナム料理店だと。外観は同じだけど見はけ方はどうすのか聞くと「ない」そうです。先の大戦で男どもは戦争、労働者が足りないからフランス経由でベトナムの労働者を受け入れたそうで、人が増えれば雑貨店が出来て飲食店が出来てそんな中で、ドイツ人も好奇心旺盛なので「これは何料理?」「これは中華料理だよね?」相手するのが面倒なので中華料理ってことにして現在に至るそうです。店主的には店員で判断します。

ドイツで上手い料理を食べたかったらイタリア料理店が間違いないと思います。どんな街でもイタリア人のお店があるので活気がある店なら間違いないです。

豊後一の宮
柞原八幡宮

戦争の影響で国民性の思考変質が行われた部分としては...Nein Sagenですね。大戦中は権威に対して従順であったために我々は大きな過ちを起こしてしまったと。戦後は同じ過ちを犯してはいけないということで幼稚園では妙なディベート教育をやっています。それが、

Nein sagen! / Say No! / 違うと言おう!

恐怖のナインザーゲン。あるテーマについてまず、Nein / No / 違うよ!と言って「なぜなら........」と延々喋り続ける練習をするそうなのですが...。子供達は論点ズレしようが何しようが喋り続けるのが良いことだと教わります。

これのお陰で世のお母さん方は可愛いいわが子が幼稚園に上がった途端「全否定ボーイ・全否定ガール」に変貌してしまい涙に暮れているそうで...可哀そうなお母さん。

武雄温泉
殿様の湯
店主は深さ的に頭をズボッと浸ける
洗礼場だと理解してます。

ただこれには利点もあってEUの会合ではリーダーシップ取れて良さそうですね。イタリアはサッカーの話、フランス人はワインの話、スペイン人はシエスタ、ベルギ―ではスパイの話、イギリスはジャガイモの話、オランダでは大麻の話、ポルトガルは領地の話と他の国は話を聞いてないので最後まで喋った方が場の主導権を握れるって事になります。学生時分の飲み会で皆そろそろ帰りたいのに延々と会社の話を泉の様に喋り続けてる人と同じ感じ(笑)この辺は田祭りの話と繋がります。部外者にも認知させて現実を引き寄せる、認知科学。以下ご参照ください。

結論 / Conclusion
ドイツ人は相変わらず権威側の規則に従順。

注意  スキ大歓迎、リンク歓迎、禁不許可転載複製、応相談、少人数出張座学承ります。

*写真はポルシェの本社工場です。ドアを本体に立て付ける工程の様ですが両翼のロボットがドアを持って待機しています。ポルシェのドアは細長く強度を保つために外板はアルミ板、内板は鋳物製です。断片的な情報を繋げてますが恐らくそうなってないと強度担保出来ないかと。

左が強度材、右が外板、
右上がサイドインパクト材。

このドアを外周の隙間を一定になる様な位置に固定してドアヒンジを締結しないといけないのですがこれが結構大変で、当時はドア隙を如何に減らすかでメーカーのレベルを競ってました。確かフォルクスワーゲンが3ミリとか言ってたかと。部品精度が旧に上がった時期です。私がいた会社ではベストフィットと呼ばれる技術の検証試験をやってました。それまでのドイツ車はリアドアのラインが微妙にズレたりしてました。

ドイツ車のロボット以外の製造機材は独占的に1企業に集約されています。大戦中のジープ・トラック・バイク等軍事産業との序列・紐付けがなされているので恐らくはその時代の流れかと思いますがこの辺創業社長に話を聞きそびれ情報不足。

ちなみにアルミですが共振しにくいので音や振動の減衰に効果があります。車体も路面や空気の乱流の影響で振動します。アルミですと厚みがある分共振も起きにくいので二次振動、二次共鳴もかなり減るので静粛性が上がります。その分ロードノイズのが目立つのでタイヤ自体の音、タイヤハウス周りの遮音処理が必要となってきます。

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