12月前半のおうちビストロ ~奈良ワインに初挑戦~
突然ですが、新米は召し上がりましたね?
私は今月、ようやく新米を購入しました。
用があって有給休暇をとった日の午前、吉祥寺の金井米穀店に向かいました。
▼前回記事にしたのは、もう3年も前
お店に入り、ラインナップを見ると、「新之助」が「New arrivals」になっています。

早速、七分づきにしてもらいます。
新之助は新潟県で栽培されていて、大粒で食べ応えがあり、リピートしている品種です。
スーパーだと白米ですが、金井米穀店さんだと分づき米にしてもらえるのが嬉しい。
また、先日の記事でも少し触れたとおり、おにぎりも買って帰りました。
お米屋さんのおにぎりいいですよね。


(先日も少しご紹介しました)
この日は限定の「鮭の皮ふりかけ」がありました。
ふりかけと言っても、この大きさと量です。

香ばしく焼いた鮭皮がご飯によく合いました。
ちなみに、この日のお米は、新米の山形県はえぬき七分づき。
というわけで、お米ストックは「古米の新之助の白米→新米の新之助の七分づき」になりました。
実際に炊いてみたところ白米とほぼ変わらず、新米らしい瑞々しさや甘味もあって美味しいです。
これで栄養価が高いのだから、もっと分づき米を販売するといいのに。
先日最終回となった「べらぼう」では、蔦重が脚気で亡くなってしまいました。
蔦重もビタミンB1が摂取できる分づき米や玄米を食べればよかったのですが、昔は原因がわからなかったので仕方ないですね…。
ということで、前フリが長くなりましたが今月のメニューはこちら!
奈良県 木谷ワインと鱈と牡蠣の鍋
偶然、noteで奈良県の「木谷ワイン」さんの記事を発見。
木谷ワイン代表の木谷さんは、大阪府にあるカタシモワイナリーで修業をされてから独立。
奈良県初のワイナリーとなった。
ワイナリーは10年目、醸造開始してから3年目だそう。
ネット上の情報を見ると「奈良らしいワイン」や「飲み心地の良さと飲みごたえの両立」を目指しているという言葉が目に入った。
奈良のワインを試してみようと、イマデヤで白3本を購入。
まず試したのは、キュヴェタカシ甲州。

山梨県のワイン用葡萄専門農家の矢野貴士さんが栽培した甲州を使用した白ワインです。
矢野さんは山梨で唯一、ワイナリーに葡萄を卸す為のワイン用葡萄のみを生産する農家です。
生食用葡萄は生産せず、自身ではワインを造らず、ワイン用葡萄のみに特化しておられます。
今回も贅沢にフリーランの部分だけを6℃の低温発酵。
半年間のシュールリー状態での発酵を経てボトリングしました。
甲州は木谷ワインでの低温発酵と相性が良く非常にうまく醸造、瓶詰めまで行うことができました。
キュベタカシの方向性は今後も殆どブレることはないと思いますが、もう少し皮にあるニュアンスが欲しいので2025からは搾汁率を70%まで高める予定です。
このワインと合わせるのは、鱈と牡蠣入りの鍋。
朝から鍋に水と入れておいた昆布から出汁をとって、白菜、長ネギ、エノキ、焼き豆腐を煮て、鱈と牡蠣も加えた。

小さな牡蠣が埋もれている
具をポン酢に付けながらいただく。
また、スーパーで半額だったチャンジャとオイキムチに、ご飯(新之助の新米購入前)も用意。
ワインの色調は透明感のある淡い黄色で、微発泡している。
和柑橘の香り、瑞々しいけど薄くないミネラリーな感じ、程よい酸味あり、飲み応えも程よく、確かにいい飲み心地。
とても美味しくて、商品情報にあった「水っぽくないけど、水のテロワール」という表現に納得。
魚介と冬野菜の鍋によく合う。
また、チャンジャやご飯とも相性よい。
日本ワインらしい楽しみ方ができる、いいワインだ。
ふと思い付いて、酒器を変えた。

何年も前、日本酒にハマっていた頃に古道具店で購入したぐい呑み。
思い出して、食器棚の奥から引っ張り出した。
これにワインを注いでいただくと軽めの日本酒のようでよかった。
木谷ワイン2本目とブロッコリーとたらもチーズのグラタン
JAショップのフリペーパーで「ブロッコリーとたらもチーズのグラタン」のレシピが紹介されていた。
久しぶりに「たらも=たらこ入りのジャガイモ」が食べたいと思い、作ってみることに。
ブロッコリーは小房に分けて茹でておく。
たらこは身を取り出しておき、ジャガイモは皮をむいて一口大に切り、電子レンジで加熱。
熱いうちにジャガイモをマッシュして、クリームチーズ、たらこ、マヨネーズ、オリーブオイル、塩を加えて混ぜる。
耐熱容器にそれらを入れ、ピザチーズをのせる。

グリルで焼いて、チーズが溶けたらできあがり。

(余った分は翌日のランチにした)
このたらこ入りのグラタンに、2本目の木谷ワインを合わせる。

山梨県南アルプス市の葡萄専門農家の守圭子さんが栽培した甲州を使用した白ワインです。
圭子さんは地域おこし協力隊を経て葡萄農家になられた新規就農者です。
様々なワイナリーでの経験も経た上で、何故か木谷ワインの味筋を気に入ってくださりわざわざ奈良に葡萄を運んでくださいます。
前回試作した200本に満たないワインは会心の出来。
今回は多めに仕込みました。
今回も贅沢にフリーランの部分だけを6℃の低温発酵。
半年間のシュールリー状態での発酵を経てボトリングしました。
甲州は木谷ワインでの低温発酵と相性が良く非常にうまく醸造、瓶詰めまで行うことができました。
今回、このワインは敢えての果汁のデブルバージュなし。
是非キュベタカシと比べて頂きたいです。
デブルバージュの有無による影響、勝沼方面と南アルプス方面のテロワールの差を感じていただきたいです。
とのことで、「K」=「けいこ」さんなのだろう。
アルコール度13.0%で、キュヴェタカシ(12.5%)よりわずかに高く、また、「ちょっと甘味がある」とのことなので、前回の鍋よりやや重めの料理にしてみた。
色調は透明感のある淡い黄色で微発泡、和柑橘の香り、わずかに白桃の香りや吟醸香、甘みのある香りがしつつドライ、キュヴェタカシよりやや飲み応えあり、ややまったりしている。
わずかに印象は違うが、両方美味しい甲州だった。
わざわざ山梨から奈良へ運んで醸すだけある、ブドウ農家と醸造家の相性の良さを感じるワインだった。
ちなみに、この日は海老入りのカレー味ビーフンも作った。
お米でつくったビーフンや海老との相性もよかった。

木谷ワイン3本目と蕎麦
いよいよ最後のワインは、奈良県天理市で木谷さんが栽培したブドウから作られたワイン。
品種は、モンドブリエ、ソーヴィニヨンブラン、ピノグリなどがブレンドされている。

(このラベルはコガネムシでしょうか?)
ここまで、日本らしい料理やシーフードに合ってきた木谷ワイン。
今回は蕎麦を合わせてみよう。
▼蕎麦食推進中

(近所のスーパーにあった)
寒い日だったので、温蕎麦にしてちぢみほうれん草と油揚げを入れた。

(めんつゆがやや少なめだった)
メインは生姜とネギたっぷりのつくねに、とろみをつけた醤油ダレをかけて。

(形が不揃いです)
いざ、ワインと合わせてみる。
色調は透明感のある明るいイエロー、熟して黄色くなったマスカットの香り、若干苦味のアクセント、ややシュワッとして酸味しっかり、リンゴ酢のようなインパクトと香りの自然派ワイン。
アルコール度11.5%より飲み応えがあるように感じる。
個性的なワインで、前の甲州と全く違い、なんだか奈良っぽい。
素朴だけど芯があってシャキッとしている、欧米のワインとはまったく違う、何とも言えず「和」な感じ。
興味深いワインだ。
料理は、生姜を多めに加えたつくねに合った。
ちぢみほうれん草の強めの味にも負けず、優しめな更科そばにも寄り添う。
フードフレンドリーな自然派ワイン。
木谷ワインの違う種類も試してみたくなった。
なお、これでワイン経験済みが32都道府県、未経験が15県になった。
<日本ワイナリー巡りnote記録済 15都県+ワイン経験済 17道府県=32都道府県>

ホワイト:ワイン経験済 17道府県
グレー:ワイン未経験 15県
🦌 🦌 🦌
奈良のワイン、ご存じでしたか?
是非、現地にも行ってみたいと思います。
今月、麹調味料も作りました。
今回は玉ねぎ麹です。

↓

10日後にあたる昨日、豚小間切れと菊芋の炒めものに加えてみたら美味しかったです。
作ってから2週間で冷蔵庫に移す予定です。
これを活用して師走を乗り切りたいです。
▼前回、玉ねぎ麹を作った時
以上、12月前半のおうちビストロでした。
後半~お正月については、また来年。
先日選んだワイン達との自己流ペアリング結果をご紹介予定です。
▼バルバレスコは先行してご紹介済
2025年も残り10日ほど、どうか健康に過ごされますように。
今回もお読みいただきありがとうございます🍷
