秋の蕎麦活 〜振り返りと月見メニュー〜
昨年12月から、国産蕎麦を食べようという声に賛同して、蕎麦についてご紹介してきました。
振り返ってみると、色々作ったり味わったりしてきましたね。
▼ガレットを作ったり
▼エノテカでオススメされた「そばに合うワイン」を試したり
▼サラダそば、イタリアンそばも色々作りました
▼夏越の大祓もおそば
▼夏限定そばも食べに行きました

「塩夏蜜柑じゅんさい」
全部の載せると長くなるので、これくらいにしますが、春夏らしい爽やかな蕎麦料理が多めでした。
蕎麦食推進クラブの支配人のEijyoさんには、いつも会報で記事をご紹介いただき大感謝です!
▼蕎麦食推進クラブ「さざれ石」立ち上げ記事
▼最新の会報では新企画も
この1ヶ月も蕎麦活しましたので、その様子を中心にご紹介します。
「そば粉カフェ」 gingamomさん
そば料理で参考にさせてもらっているのが、gingamomさんのレシピ。
なかでもgingamomさんの連載記事、妄想「そば粉カフェ」シリーズは盛り付けも美しく、季節の花なども紹介されていて、いつも楽しく拝見している。
▼オススメしたシードルに合うお料理に、最後のバラも素敵
そば粉ポップオーバー
そんなgingamomさんのレシピを参考に、9月には「そば粉バナナブレッド」を作った。
今回は「そば粉ポップオーバー」を作ってみよう。
▼今回の参考記事
そば粉ポップオーバー
【内径7㎝×深さ6㎝のスーパーシリコン加工 スルっとカップ型 2台分】
そば粉ー50g 砂糖ー小匙1/4 塩 ー小匙1/4 卵ー1個
牛乳ー100cc オイルー小匙2
すべて混ぜて1時間寝かし、カップに生地を入れて
オーブン220℃で15分→180℃で15分 10分間庫内で放置
バナナブレッドの時と同様に、今回も長野県の倉科製粉所(=会報でご紹介あり)の荒挽き蕎麦粉を使用する。
レシピにある通り分量を計って用意し、混ぜ合わせて1時間寝かせる。
焼き菓子用の紙製カップに入れて焼き始める。
自宅のパワー弱めオーブンでは、時間を長くして、220℃で20分→180℃で18分→10分間庫内で放置した。

そばの香りがふんわりして、切ってみると中まで焼けている。

食べてみると、そばがきを焼いたような感じで素朴な美味しさ。
バナナブレッドも美味しかったが、これもリピート決定。
先月のおうちビストロ「マグロのボローニャ風煮込み」とともに、香味野菜とバターのソースを付けて食べると美味しかった。
北イタリアのゲヴュルツトラミネール
gingamomさんに北イタリアの白ワインをオススメしたところ、実際にペアリングをしていただいた。
そば粉100%パンのクロスティーニ
*なすのソテー、梨、生ハム、ゴルゴンゾーラ&クリチにはちみつたら〜り
gingamomさんの「そば粉カフェ」の「本日のワンプレート」のなかで、この料理にオススメしたのが「ゲヴェルツトラミネール」という品種の白ワイン。
「例えば、北イタリアのアルト・アディジェ州のゲヴェルツトラミネールは、ライチ、洋ナシ、パイナップルのような香りがして、ゴルゴンゾーラや生ハムにも、ナスや梨とも相性がいいのではないか」と考えた。
オススメしたからには、自分でも検証してみる。
gingamomさんにオススメしたのは、私がリピートしているワイナリー「サンタ・マッダレーナ」のワイン。

今回、改めて品種について調べ直すと、「ゲヴェルツトラミネール」という表記もあるが、近年は「ゲヴュルツトラミネール」が一般的ということがわかった。
もう10年近く「ゲヴェ」と言っていたが、これからは「ゲヴュ」の方がいいようだ。
その「ゲヴュルツ」はドイツ語で「スパイス」という意味。
「トラミナー」の突然変異と考えられ、「スパイシーなトラミナー」という意味の「ゲヴュルツトラミネール」と呼ばれるようになった。
ゲヴュルツトラミネールは北イタリア由来の品種と言われており、アルト・アディジェ州でも生産されている。
「そば粉カフェ」料理のマネをしつつ、自己流に作ったのがこちらの盛り合わせ。

左奥がズッキーニの花の生ハム巻、右奥が焼きイチジクのゴルゴンゾーラのせ
実はそば粉のパンではなく、ナスとクリチも省略させてもらったが、「ゴルゴンゾーラ、生ハム、イチジク、梨、はちみつ」という組み合わせはワインにとてもよく合った。
ゲヴュルツトラミネールは香りが豊かで華やかな印象のワイン。
ライチ、白いバラ、コリアンダー、パイナップルのようなトロピカルフルーツのような香りもして、スパイシーな料理やフルーツに良く合う。
gingamomさんに好きとおっしゃっていただいたワイン。
是非お試しあれ。
蕎麦食推進クラブ支配人Eijyoさん
最初にご紹介したとおり、Eijyoさんは国産蕎麦を推進する活動をされている。
会報では、国産蕎麦に関連する様々な情報を発信されている他、ご自身で手打ちそばやガレットなども作られている。
▼先日はそばパスタも
ご本人は、晩酌のつまみを作ったりするのは当たり前と思われているようだが、いまだに料理をされる男性は少数派だと思う。
鎌倉で蕎麦ランチ
Eijyoさんは蕎麦屋も研究されていて、そば前なども楽しまれることがある。
以前、Eijyoさんが行かれた鎌倉の「こ寿々」に、私も行ってみた。
雨の鎌倉、若宮大路に面したお店へ。

鎌倉駅や小町通りは混雑していたが、幸い並ばずに入店できた。

夏に訪問した西荻窪の「カネイ」に似た、細目の上品なお蕎麦だった。

わらび餅も上品な味わいだった
ランチの後は、竹林のある報国寺へ散歩。



報国寺の近くの杉本寺にも訪れた。
苔むした階段や、本堂の秘仏(撮影不可)がすごかった。

本堂への迂回路あり
10月上旬の週末、日帰りでサクッと鎌倉散歩。
蕎麦とわらび餅もよかった。
雨だったし長居はしなかったが、久しぶりに鎌倉の雰囲気を味わった。
▼前回は2年半前。鎌倉ワイナリーを訪れた
月見そばメニュー
先日、会報で「お月さまを愛でる蕎麦メニュー」が募集された。
来たる11月2日の十三夜、そしてなんと11月5日は今年最大の「ビバムーン」と呼ばれるスーパームーンの日と言われています。🌕が最大に満ちるのは22時19分だそうですよ。皆さんお見逃しなく!!!
さらには、その先の11月29日の十日夜とおかんやに向けて、お月さまを愛でる蕎麦メニューを募集したいと思います。
是非是非、奮ってご参加願います。
10/6の十五夜は月が見えなかったが、今月はお月見ができるかもしれない。
月見をイメージしたメニューを検討する。
まず、ワインは欠かせない。(私の場合)
日本ワインもいいが、好きなイタリアワインで「月=ルナ」の名前が付いているオレンジスパークリングを用意。

品種はマルヴァジア、ペットナットは微発泡を意味する。
ブドウの果皮を果汁とともに醸造することで、このようなオレンジ色のワインになる。
ルナーリアは白、赤、泡を一通り試しているが、このマルヴァジアのオレンジスパークリングが一番気に入っている。
地平線を登った月がオレンジ色に大きく輝いてみえることがあり、その色をイメージ。
以前も紹介したかもしれないが、ルナーリアは自然派ワイン。
プラスチックは使用せず、ブドウ畑にいる羊の毛で糸をつくり、その糸で瓶の口を留めてある。
「ルナーリア」の名前の由来は明記されていないが、30年以上前から無農薬でブドウを栽培し、月の満ち欠けとともにワインをつくっている故のネーミングではないか。

ミュズレやコルクにも
次に、秋らしい蕎麦を用意する。
国産そば粉にとろろが混ぜ込んである「高尾そば」を近所のスーパーで発見。

高尾山薬王院と天狗、紅葉のパッケージ
(島田製粉)
月見といえば、月見団子。
団子入りのつけ汁をつくろう。
鴨肉を買ってきて小さく切り、鶏ひき肉、みじん切り椎茸、卵、片栗粉、塩、山椒、酒を混ぜる。

岩手県の佐々長のめんつゆを水で伸ばして鍋で温め、鴨団子をスプーンで丸めてつゆに落とす。
器に盛り付けて、焼いたネギ&青ネギをのせて、茹でた蕎麦と並べる。

いざ実食。
鴨団子うま!
鴨の味が効いていながら、鶏肉と椎茸も入っていて優しい風味。
とろろ入りの蕎麦と良く合う。
ワインと合わせてみると、オレンジのような柑橘類の香り、紅茶のような風味が、鴨団子と蕎麦に柔らかく寄り添う。
また、秋の実りをイメージして、里芋煮、オレンジ白菜とカリフラワーのスープ煮、りんご(うさぎカット)も用意。
特に、ねっとりと滑らかな里芋は、つけ汁にも合った。
全体的に、優しく秋らしいメニューとなった。
本日のお月見メニュー
・鴨団子つけそば(とろろ入り麺)
・里芋煮
・オレンジ白菜とカリフラワーのスープ煮
・りんご(うさぎカット)
・ルナーリア オレンジ スパークリング
幸い、11月2日の十三夜には月を見ることができた。
29日の十日夜も月を見られるといい。

🌒 🌕 🌖
というわけで、蕎麦活もそろそろ10カ月を超えたので、これまでの振り返りと共に、秋らしい蕎麦メニューを考えてみました。
あえて月見=玉子にはしませんでしたが、いかがでしょうか。
半熟玉子はワインに合わせにくくて、ペアリングが難しいんですよね。
チーズオムレツとかにアレンジすればOKなんですが…。
さて、この10カ月間、支配人であるEijyoさん、gingamomさん、周りの皆様にフォローいただきつつ、蕎麦活を続けてこられました。
本当に感謝です!ありがとうございます!!
そして、蕎麦食推進は北海道から西日本、さらに海外にも広がっています。
他の賛同者の方々の記事からも、学ばせていただいています。
いよいよ年末の年越しそばのシーズンもやってきます。
これからも、蕎麦とワインのペアリングなど続けていきたいです。
今回もお読みいただきありがとうございました🍷
