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Dify×MCPで仕事がつながる!アプリのMCPサーバー化&外部MCPも組み込む最短ルートを解説

「メール・データベース・業務用ツールを生成AIと連携させたい」「流行りのMCPを使ってみたい」というニーズにも「Dify」がうってつけです。

ノーコードで本格的な生成AIアプリを作れるDifyはMCPにも対応!作ったアプリをMCPサーバー化したり、外部MCPサーバーをアプリに組み込んだりといったことができます。

今回はそんなDifyのMCP系機能の使い方・活用例をご紹介していきます。

本noteは「雑多な外部ツールと生成AIをスムーズに連携させたい方」におすすめです。完読いただくと、以下のことがわかるようになるでしょう!

1️⃣ 作成したアプリをMCPサーバー化する方法
Difyでの設定から動作確認まで、実演込みで方法を解説します。

2️⃣ 外部MCPサーバーをDifyのアプリに組み込む方法
MCPサーバーの導入方法をHTTP方式とSSE方式の2通りでご紹介します。

3️⃣ Dify×MCPの活用シーン
外部MCPサーバーとDifyアプリの例を中心に最適な使い所をお見せします。


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そもそも「Dify」とは?

「Dify」はノーコードで本格的な生成AIアプリが作れるプラットフォームです。

その特徴は以下のとおりで、プログラミング不要で高度なチャットボットやAIエージェントを作れるのが魅力です。

  • プロンプトやフローを活用して直感的にアプリを構築可

  • クラウド上とローカル環境の両方で利用可能

  • 幅広い生成AIモデルをアプリに組み込み可

  • SlackやGmail等、各種外部サービスもアプリに組み込み可

そんなDifyなら、非エンジニアの現場スタッフが自分専用の生成AIアプリを作ることも可能。フルスクラッチ開発なしの一足飛びで、雑多なノンコア業務を自動化できます。

なお、Difyのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご確認ください。


Difyでも使える「MCP」とは?

Difyは話題の「MCP(Model Context Protocol)」にも対応しています。

MCPとは、Web検索やメール、データベースなどの外部ツールを統合し、生成AIと連携させるための技術です。

具体的には、専用設計のコードやプロンプト不要で、雑多な外部ツールの機能を生成AIに使用させられる、という仕組みです。

その他、MCPの詳しい用語については下表をご参照ください。

MCPの専門用語

以上の特徴をもつMCPはDifyでも使えて、作成したアプリをMCPサーバーとして公開できるほか、外部ツールのMCPサーバーをアプリに組み込むこともできます。


Dify製アプリをMCPサーバー化する方法

ここからは、実際にDifyを使ってアプリをMCPサーバーとして公開する方法をご紹介します。

URLで公開

Difyで作ったアプリをMCPサーバーとして公開するにはまず、アプリ作成画面から「公開する」欄の「更新を公開」をクリックします。

次に、作成画面左側サイドバーの公開設定欄(下図赤枠部分)をクリックしてください。

作成画面左側サイドバーの公開設定欄(下図赤枠部分)をクリック

すると、公開設定用のパネルが展開されます。そこから「MCPサーバー」欄のスイッチをクリックしましょう。

「MCPサーバー」欄のスイッチをクリック

続いて、MCPサーバーの設定画面がポップアップ表示されます。Dify製アプリの機能がMCPクライアント側にわかるように、こちらの「説明」と「パラメータ」欄を埋めましょう。

こちらの「説明」と「パラメータ」欄を埋めましょう。

最後に「MCPサーバーを有効にする」を選べば、アプリのMCPサーバー化は完了です。

「MCPサーバーを有効にする」を選べば、アプリのMCPサーバー化は完了

以降は、公開設定パネルのMCPサーバー欄からサーバーURLがコピーできるようになります。

公開設定パネルのMCPサーバー欄からサーバーURLがコピーできるようになります。

なお、Difyで公開されるMCP Server URLには認証情報があらかじめ含まれており、このURL自体がアクセスキーの役割を果たします。

公開状況の確認

次に、Difyから公開したMCPサーバーが正常に動作しているかどうかを確認してみます。

それではまず、先ほどMCPサーバー化したアプリの作成画面から公開設定パネルを開いてください。そこから「バックエンドサービスAPI」欄の「APIキー」をクリックします。

「バックエンドサービスAPI」欄の「APIキー」をクリック

続いて、「+新しいシークレットキーを作成」を選択しましょう。

「+新しいシークレットキーを作成」を選択

すると、以下のように新規のAPIシークレットキーが発行されます。こちらをクリップボードにコピーしましょう。

APIシークレットキーが発行されます。こちらをクリップボードにコピー

次に、今取得したAPIキーと先ほど公開したMCPサーバーURLを使って、MCPサーバーの動作状況を確認していきます。

では早速、以下のcurlコマンドをDify側で取得したAPIキーとMCPサーバーURLで置き換えて、コマンドライン上で実行してみましょう。

curl -X POST Dify製アプリのMCPサーバーURL \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "Authorization: Bearer 発行したAPIキー" \
  -d '{
    "jsonrpc": "2.0",
    "id": 1,
    "method": "tools/list"
  }'

コマンドライン(Macのターミナル)で上記コマンドを実行した結果は以下のようになります。

{"jsonrpc": "2.0", "id": 1, "result": {"tools": [{"name": "\u5e33\u7968OCR", "description": "\u30a2\u30c3\u30d7\u30ed\u30fc\u30c9\u3057\u305f\u5e33\u7968\u753b\u50cf\uff08\u898b\u7a4d\u66f8\u30fb\u8acb\u6c42\u66f8\uff09\u304b\u3089\u3001\u767a\u884c\u5143\u540d\u30fb\u65e5\u4ed8\u30fb\u54c1\u540d\u30fb\u6570\u91cf\u30fb\u5358\u4fa1\u30fb\u91d1\u984d\u3092\u62bd\u51fa\u3057\u307e\u3059\u3002", "inputSchema": {"type": "object", "properties": {}, "required": []}}]}}

こちらをデコードすると……

array (
  'jsonrpc' => '2.0',
  'id' => 1,
  'result' => 
  array (
    'tools' => 
    array (
      0 => 
      array (
        'name' => '帳票OCR',
        'description' => 'アップロードした帳票画像(見積書・請求書)から、発行元名・日付・品名・数量・単価・金額を抽出します。',
        'inputSchema' => 
        array (
          'type' => 'object',
          'properties' => 
          array (
          ),
          'required' => 
          array (
          ),
        ),
      ),
    ),
  ),
)

このように、先ほど設定したMCPサーバーの説明がDify外からでも確認できています。

あとは任意の生成AIツールにこのMCPサーバーを組み込むだけです!


外部ツールのMCPサーバーをDify内で使う方法

Difyでは、アプリタイプ「エージェント」やチャットフロー / ワークフローの「エージェント」ブロックにて、外部由来のMCPサーバーをツールとして使用することもできます。

続いては、そんな外部ツール由来のMCPサーバーをDify内に導入する方法についても、みていきましょう。

HTTP方式の場合

Difyは標準で、各種MCPサーバーの導入機能(MCPクライアント機能)を備えています。こちらでは、シンプルなHTTP方式のMCPサーバーをDify内に導入可能です。

Dify純正のMCPクライアント機能を使うにはまず、「ツール」画面を開いてそこから「MCP」欄をクリックします。その後、「MCPサーバー(HTTP)を追加」を選択してください。

「ツール」画面を開いてそこから「MCP」欄をクリック

次に、以下のポップアップ画面が表示されますので、Dify内に導入したいMCPサーバーの各種情報(サーバーURLやトークン等)を入力します。

最後に、「追加して承認」をクリックすれば設定完了です。

「追加して承認」をクリックすれば設定完了

SSE方式の場合

Difyでは、「MCP SSE / StreamableHTTP」プラグインを使用してSSE方式のMCPサーバーを導入することも可能です。

SSE方式のMCPサーバーを導入するにはまず、「プラグイン」画面を開いて「マーケットプレイスを探索する」タブを選択します。

続けて、「MCP SSE / StreamableHTTP」プラグインを検索してインストールしてください。

「MCP SSE / StreamableHTTP」プラグインを検索してインストール

次に、Difyのツール画面を開いて今インストールしたプラグイン(この画面ではMCP tools)を選択します。

あわせて、画面右側に表示された「APIキー認証設定」をクリックしましょう。

右側に表示された「APIキー認証設定」をクリック

最後に、ポップアップ画面から導入したいMCPサーバーの情報をJSON形式で記入して「保存」すれば導入完了です。

MCPサーバーの情報をJSON形式で記入

以降は、アプリタイプ「エージェント」やフロー系アプリの「エージェント」ブロックから導入したMCPサーバーをツールとして使えるようになります。


Dify×MCPの活用シーン

ここではDifyとMCPの合わせ技について、「Zapier(Zapier MCP)」の例を中心に活用シーンをご紹介します。

Zapier連携によるマルチツールエージェント

Difyは、複数のWebサービスを統合して生成AIに繋げるツール「Zapier(Zapier MCP)」と相性抜群です。

まず、ZapierではSlack / Gmail / Googleカレンダー / 各種データベース等の一元管理が可能。そして「Zapier MCP」から、各サービスの機能をMCPサーバー化して公開できます。

このZapierのMCPサーバーはDifyにも対応していて、Difyのエージェント / エージェントブロックからZapierで束ねた各サービスの機能を呼び出せます。

こちらはツール別にプラグインを導入しなくても、Zapier MCP一本で複数のツールとDifyを連携させられるのが魅力です。

そんなDify×Zapier MCPの組み合わせであれば、Slack上での業務連絡からスプレッドシートやデータベースでの事務作業まで、幅広い業務を自動化可能です。

データベース連携

Dify×Zapier MCPの合わせ技なら、Dify内の生成AIアプリを外部クラウドサービス上のデータベース・ナレッジと連携させることも可能です。

こちらはSnowflakeやAWS上の構造化データからGoogle Drive上の文書まで対応しています。

RAG(Difyのナレッジ機能)同様に自社限定の情報を呼び出せるほか、RAGでは難しかった情報の更新まで簡単に行えます。

カレンダー連携

同じくZapier MCPを活用することで、Difyと外部カレンダー(Googleカレンダー等)を連携させることも可能です。

こちらはメールやSlack経由で受け取った予定をカレンダーに転記したり、逆にカレンダー上のスケジュールをメール・Slackで共有したりといった作業を半自動化できます。

なお、Difyの活用事例全般について詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご確認ください。


Dify&MCPに関するよくある質問・FAQ

最後に、DifyやMCPについてのよくある質問・FAQにお答えしていきます。

Q.Difyの料金は?無料で使える?

A.Dify自体はWeb版が基本無料、ローカル版が完全無料でそれぞれ利用可能です。

ただし、AIモデルや外部ツールの使用には別途API等の料金がかかるほか、Web版では作成したアプリの使用回数や外部ツールの呼び出し回数に料金プラン別の制限が設けられています。

MCP周りについても同様で、Web版Difyの場合はアプリのMCPサーバー化とアプリ内でのMCPサーバー利用の両方にプラン別の制限があります。

Difyの料金
参考:https://dify.ai/jp/pricing

Q.MCPとAPIの違いは何ですか?

A.MCPとAPIの違いは下表のとおりです。MCPを採用することで、生成AIと各種APIの連携がより容易になります。

ALT:MCPとAPIの違い

Q.MCPとRAGは何が違う?

A.MCP・RAGではともに、生成AIに学習範囲外の情報を提供できます。そんな両者の違いは下表のとおりです。

MCPとRAGの違い

なお、Difyと他のツールの違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご確認ください。


Dify×MCPで外部サービス連携がより簡単に!

本noteでは、DifyにおけるMCPの使い方についてご紹介しました。

DifyはMCPに対応していて、作ったアプリをMCPサーバーとして公開したり、外部由来のMCPサーバーをアプリに組み込んだりといったことが可能です

特に、Zapier MCPとの組み合わせが強力で、GoogleカレンダーやSlack等の複数ツールとDifyの連携を一本化できます。

プラグイン以外の選択肢としてぜひ、ご検討ください!

なお、WEELのサイトでもDifyの事を包括的にまとめた記事がございますので、全体像を把握したい人は以下よりご覧ください。


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