静岡で“フルマラソン級”に歩く|40km超えロングハイキング4選
― 歩く人のための“フルマラソン級”ハイキング ―
30km以上歩いてみたい人へ。
静岡には“ちょうどいいロングコース”があります。
はじめに
静岡県には、
トレイルランナー御用達の「ご当地トレーニングコース」がいくつもあります。
西部は 湖西連峰縦走
中部は アラウンド竜爪山
東部は 箱根外輪山
伊豆は 伊豆山稜線歩道
……すみません、ここは完全に独断と偏見です。
どのコースも距離・標高差ともにフルマラソン級。
きっと素晴らしい疲労度と、強烈な満足度が得られると思います。
「カ・イ・カ・ン!」
もう変態でも、変人でも、奇人でも何でもいい。
たまには、
こんな“重ための疲労”もいいかなと思いませんか?
この文章について
最初にお伝えしておくと、
私はトレイルランナーではありません。
走るより、
歩くことが好きなハイカーです。
最初は正直、こう思っていました。
こんな長距離、歩けるわけがない
世の中にはすごい人がいるなぁ
自分には関係ない世界だな
それでも、
ハイキングが好きで毎週のように10km、
長い時は20kmと歩いているうちに、
少しずつ距離が伸びていきました。
気づけば、
コースによっては30km弱を歩くことも。
その時ふと、
これらのコースを思い出しました。
「……あれ?
意外と近いところまで来てない?」
もし厳しかったら、途中でリタイアすればいい。
そう思って、挑戦してみることにしました。
西部|湖西連峰縦走
▶ 浜名湖を見下ろし続ける“ご褒美縦走”
概要
弓張山地(湖西連峰)を二川駅〜気賀駅で縦走。
静岡百山の神石山・富幕山を含むロングコースです。
歩くにつれて、
眼下に広がる浜名湖の表情がどんどん変わっていく。
「こんなに歩いたんだ」と
実感させてくれる、最高の眺めだと思います。
コースタイム:20時間40分
距離:41.7km
累積標高:+2,867m / −2,892m
中部|アラウンド竜爪山
▶ 稜線を何度も味わう“周回型ロング”
概要
静岡市内からよく見える、
双耳峰・竜爪山をぐるりと周回するコース。
縦に長いこのルートは、
これから歩く稜線を眺め、
歩いてきた稜線を振り返ることができる。
達成感を、何度も味わえる素敵なコースです。
コースタイム:20時間00分
距離:38.6km
累積標高:+2,789m / −2,789m
東部|箱根外輪山
▶ 距離・標高ともに最強クラスの“王者コース”
概要
箱根外輪山をぐるりと一周。
中央にある箱根山(駒ヶ岳)を囲むため、
眺める角度が変わるたびに、景色も変わります。
これから歩く道、
歩いてきた道が一目で分かる。
「長い距離を歩いている」という実感を
何度も味わえる、最高の眺めです。
コースタイム:25時間57分
距離:51.3km
累積標高:+3,682m / −3,685m
伊豆|伊豆山稜線歩道
▶ 富士山を追い続ける“ご褒美トレイル”
概要
天城峠〜戸田峠を縦走。
伊豆トレイルジャーニーの大会コースの一部でもあります。
開けた場所と、
伊豆らしい樹林帯が交互に現れる変化に富んだルート。
進む方向によって、
どんどん近づいてくる富士山の眺めは本当に最高です。
コースタイム:15時間48分
距離:33.6km
累積標高:+2,180m / −2,165m
私のチャレンジ記録
① 伊豆山稜線歩道
いきなり全区間を歩く自信がなく、
まずは2分割で歩きました。
富士山の眺めがとにかく良く、
「また歩きたい」と思える最高のコースでした。
「30kmは歩ける」
そう思えたのが、このコースでした。
そして経験を積み、全区間を一気に走り抜ける大会へ。
▶ 伊豆トレイルジャーニー70k 完走記はこちら
② アラウンド竜爪山
伊豆で30kmを歩けた自信をもとに挑戦。
全周は厳しそうだったので、
初回は谷津山や巻けるピークは巻いて歩きました。
それでも、なんとか完歩。
2回目はフル周回へ。
▶ アラウンド竜爪山の詳しい山行記録はこちら
③ 湖西連峰縦走
途中リタイアも可能なコースですが、
「全部歩く」ことに挑戦。
ヘロヘロになりながらも、
無事に歩ききることができました。
▶ 湖西連峰縦走の詳しい山行記録はこちら
④ 箱根外輪山
最後の挑戦。
距離も標高差も、
頭ひとつ抜けてハードなコースです。
時間がかかり、ブラックゴールでの達成。
このコースを当たり前のように周回する
トレイルランナーさんの凄さを、身をもって感じました。
▶ 箱根外輪山の詳しい山行記録はこちら
まとめ
はじめは、
「こんなコース、歩けるわけがない」
「自分には関係ない」
そう思っていました。
でも、
歩くことが好きで続けているうちに、
いつの間にか挑戦できる場所に立っていました。
歩いてみると、想像通り大変です。
それでも、歩ききった後の
達成感
爽快感
満足感
これは、何にも代えがたい喜びで、
確かな自信になります。
もし、
「ちょっと挑戦してみようかな」と思ったら。
途中でリタイアする前提でもいい。
そんな気持ちで、一歩踏み出してみるのも
悪くないと思います。
「無理かも」と思う距離は、
意外と“あと少し”のところにあります。
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。
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